『シッゲのおうちはどこ?』 スティーナ・ヴィルセン 作 きただい えりこ訳
セーブ・ザ・チルドレン・スウェーデン 子どもの未来社 2024年
スウェーデンの絵本です。
この絵本の主人公シッグはママと2人暮らし。でもママにはいつも疲れてふさっていてごはんも作ってくれません。
ママと暮らしているのにひとりぼっちのシッグと自立できないママを救ってくれたのは見知らぬ大人でした。
母親をあてに出来ない子どもの不安な表情と行動から、里親にもらわれてから表情が豊かになったシッグの心の変化が描かれます。
親でなくても見守ってくれる大人の存在は大事です。ネグレクト(育児放棄)や(里親制度)について大人も考えさせられる絵本です。
今年は日本が子どもの権利条約を批准して30年目だそうです。