赤穂市御崎314-10 ℡(0791)42-0520 名勝。

毎年11月、ある週の土・日のみ公開。

JR赤穂線播州赤穂駅南口からウエスト神姫バス御崎経由かんぽの宿赤穂行きに乗車、川口町東下車(時刻表神姫バス(株)HPご参照)。

画像バスは播州赤穂駅前行き、画像右は海岸。

バス道をちょい戻ると市立田淵記念館があります。

ここで受付1,000円2021年

30分毎にまとめてガイドが案内します。

案内やバス待ち合わせで時間があるときは、料金に含まれますから記念館の展示を見るといいでしょう。収蔵品は田淵家寄贈の茶道具・日本画・書・婚礼道具・蹴鞠道具など。

藩主森家家紋鶴の丸散らしの蒔絵手提重 錫?徳利

 

1.5ページ

森氏は森蘭丸の一族で、例の忠臣蔵で浅野家断絶後、明治維新まで赤穂藩主。

田淵家は藩候をしばしば書院にて饗応。御崎(名勝)あたりに足を延ばすこともあったのでしょう。

田淵家は塩田地主で、化政期には日本一となり、三代にわたってこの庭園を構築。

記念館入口から全景

三崎山麓の傾斜地に下から上に、書院と池、茶室春陰斎と露地、宴席明遠楼と三段構えです。

書院

1792年 施主 六代目九兵衛政俊

赤穂藩主接待用

平面図もなく一見では把握できません。

なお、上がることはできません。

井戸

このあたり茶家の露地風。

藩主出入り口?

月見台

庭から

中央丸く平たい石は御駕籠石。青い上着の御仁は現当主。

御成りの間(上画像左)

次の間(右)

画像奥から出入り?

御駕籠石に乗りつけて庭から上がったのかも。

庭は1793年 施主田淵政俊

岩盤を掘った細長い池を主とする。 春陰斎の崖が迫りちと圧迫感。

左側滝石組。

右手の石橋(画像外)で池を渡り、春陰斎へ上っていきます。

植栽はとらえどころがありません。

垣根

続く塀に中潜りがあり、抜けて振り返ると

待合

春陰斎

1764年 施主 五代目九兵衛政武 設計久田宗参

入室不可。

露地

明遠楼

宝暦年間(1751~1764) 施主 四代目市兵衛春元

2階建て

1階に茶室

入室不可

上階は入室できます。傾斜地に建築で、直接外から出入りできます。

入ってしゅぐの室

上画像右から入った室

春陰斎 瀬戸内の眺望

千種川左岸現海浜公園になっているあたりまでじぇんぶ当家の塩田だったそうな。コンビナートの煙突など現代の構築物が見え、興醒め。

奥の室

いちーち長居はできず、入室不可部分が多いので、いまいちよくわーりませんでしたが、もっ回行くまではないでしょう。