は、鍋ものの中で最もお手軽だろう。

ところが、こんなもんでも食通ときたらうるさい。

 

 

美味い豆腐の話3ページ

土なべ 杉箸 銀の網匙

薬味 必須はねぎのみじん切りと薄く削ったかつおぶし その他ふきのとう うど 艾しょうが 七味とうがらし みょうがの花 ゆずの皮 山椒粉

書いてないけどさらに雲竹斎尽くすなら、だし昆布は利尻(別項)の何たら、鰹節は枕崎のどうたら。豆腐は京のどこぞの絹ごし、そりを造ってる名水で何たらかんたら。

おんとーに違いがわーってならいいが、ただの気どりではお笑い芸人。

そ言えば南禅寺界隈に湯豆腐だけの大層な店があらへんかった?

あんなん食うとるの多分内外のお上りさんだけ。地元のシトらは???だろ。はんなりゆうんは京都の客向けの顔。ジッサイはこってり大しゅき。京都駅近高倉通りに2軒並んでるラーメン屋見ておみやす。それに始末やさかい、豆腐は多用するにしてもSMので十分。

こちとらとしても迷店はお呼びでないのはKYOTO人と同じく どー転んでも豆腐のくせしてバカ高いし、薬味のかつおぶしの削ったのだけじゃ淡白過ぎてもの足りんのね。「こりにタラが入ればいいんだが・・・」。このセリフは小津安二郎のシャシンのどっかで出てくる。昭和24年「晩春」以降ゲージツ、アッパー志向になっていく前の作品だとおーうのだが、俄かに思い出せない。

 

しゅきにしても著者のように1から10まで観尽くすほどではない。上記はこの本で読んだとおーうのだが、売りとばして手元にない。

大金持ちだーら味がわーり、ボンビーだーら味はわーらないはない。ボンビーなら大島さん?児嶋だよっ! のほうがすごしやすいわけだが、不幸にしてうんまい、まずいがわーる生まれのこともある。そゆシトを想定して心の底から出てきたと思わせるセリフだけに心に残る。このタラだが、今もSMに並ぶ一塩解凍のマダラだろう。何か酸っぱ味を感じないかい。こんなマッタクの死体でもうんまくなるわけだーらどっか北の海岸で獲れたてを入れたらこたえられないだろう。おーっと雲子(♂の精巣)も忘れないで入れてね。

ジッサイのあなし、富山県の東海岸の国道沿いにタラ汁を出す店が並んでいる。このタラはスケソウダラ、タラコでお馴染みだが、身肉のほうは東京場末に並んでいるけどうんまいとおーうことはない。ところがどっこいギッチョンチョン、獲れたてはマッタクの別物、アルミの大鍋に長葱と一緒にアラから何から丸ごと味噌仕立てで提供されるのだが、しゅぐ空っぽ。TV食いしん坊\(^o^)/のタイトル画面はウソではないこともあるのだよ。

スケソウダラを湯豆腐に+してもうまうまだとおーうのだが、水分が多く足が早いけ、東京場末じゃグズグズしかないにー。本来はたらこをとった後は練り物材料。

活きのいい魚介の旨味を+すりゃええわけやん。なら、ハマグリはどーよ。

ハマグリはただ焼き蛤にするだけでうんまいからまずいわけがない。んが、長葱はタラ、豆腐にはいいが、ハマグリにはちょいとゲサク。ミツバ、ウド、生しいたけ、もやしじゃないえのき茸が合うようだ。そして豆腐も負けてしまって余計な感ず。

おやおや湯豆腐じゃなく潮汁。蛤は昆布かつお出汁の中で成仏いただき特大のお吸い物が正解てか。

 

 

蛤潮汁1ページ

ハマグリの旬は秋から春にかけて。