ひとーつ 一人勝手にペタシザンマイやってたらPにおん出されたよ。もう包丁まで飛んでくるんだもんね。

アセアセ恐ー ちゅうても西荻は呑み屋だらけで不自由せんやろ。例えば駅出たとこの戎とか。

戎ね、エビスゆうたら和歌山県の田舎駅の前で休んどったらサイクリングできとるシトに声かけられた(もちりん東京弁で言っちゃってくりちゃってるわけだが、西日本の読者にわーらんといかんけん以下例によって西日本系に怪しげな翻訳)。「どっから来たん?歩きでっか」「東京どす」「東京?ふーん東京のどこ」「杉並」「えーっ近いやんけわし吉祥寺、こんなとこで近所のシトにあうとはのう。杉並のどこ」「西荻窪」「笑うわ、もうホンマに隣やん。西荻やったらエビスによう呑みにいかはりまっしゃろ」「エビス?あそこにまあだビヤホール残っとります?」「ビヤホール?うちらは伊勢屋なんやけど最近3軒になりましたわ。エビスにもちょいちょい行きまっせ」そこでやっと恵比寿やのうて戎や気づいたんよ、アハハハハ爆  笑

イラッアハハハハやないわい、アホかい。

地元に有名どこが有るとこからでも出張ってくるほどや言いたいの。そゆ繁盛店は傷心のぼくちゃんにはちょっとな。

音譜ひーとーり 酒場でのーむさーけはーがええわけか。

そゆうらぶれたとこでぼっちゆうのも死にとうなってくる。

難儀なやっちゃな、ワイワイガヤガヤでもなくシーンでもないとこかほなこうせい、駅南口から荻窪のほうに線路沿いに進むと右側にな・・・

教えられた場所はこの景色

入店すると左手は12くらい席のあるカウンター、ここに客2名。なか2つ席空けて呑んではる。右側は6人テーブル1、4人テーブル3、6人テーブルを1名が占拠。いずれも拙と同年配。カウンターに座り壁に貼りつけてあるメニューをみると焼き鳥居酒屋が群れてるだけに豚モツ5種の串焼きがある。注文するとフロア担当の白髪の女人が「ごめんなー最近やっとらんのよ」とそこへ6人テーブルの客から「大将、いか納豆もらおか」。大将も銀髪でフロア担当とご夫婦なんだろう「今日はヤリイカやけチョイ高なりますけどええですか」普段は何イカかわーらんけどベースの金額が280円。他のアテの値段も500円以下で今夜の拙のお勘定を先に書いておくとたかたせんきゅーひゃくはちじゅー⤴えん、いちきゅっぱで呑めるんですよー(2016年)。Pに先立たれたらしき6人テーブルの客とか、女道楽が過ぎてPに逃げられたここ教えてくりたあいつとかが道理で毎晩通うわけだ。そしても一つ老ぼっちの集う理由が、カウンターのなかにナカマ由紀恵くりそつが和服でニッコリ「おおきに」銀髪夫婦の娘さんだろうか。

待てい!Pが逃げたんはわしの女道楽のせいやないわい。熟女好きのロバーツたらゆう芸人にたぶらかされよったんやオーイオイオイえーん(号泣)。

話し先行こか。

待てい!てんごうも一つゆうとるぞ。あそこの娘は器量も応対もも一つパッとせんぞ。銀髪婦人のほうはテキパキしとるけんど。

いや、こうしといたほうが仲間が増えるか思て。

そこがおまーの赤坂サカス。そんなCFみたいなんが立っとるとしたとせんかい、チンがとっくにチーンでもおのおはバーじゃけ気になって酒もあての味もわーらんようになる。あれでええんよ。

キョロキョロなにこれーぼっち爺いばっか、あたし用ないみたいなー。

 

 

ラブもしもし、そこのおじゃうさん、あやくお○たおしらきになってくり・・・常連ぼっち爺が1人帰ったとおもたらすぐ勤め帰りの若いカップルが入ってきますたよ。

ショボーンイケメンだけど売約済じゃん、やっぱ他行こうーっと。

えーんあ、あああ音譜あのーシトはイッてイッてしもた。ごっつうきれいなアンヨしてたなあ。

ええの、ええの、あんな別嬪さんが一人でカウンターに座ったら掃きだめに鶴で余計目立つやろけど言った通り爺いは落ち着かんわ。そわそわしたところでおまーみたいなバターケース背負った出っ歯の爺いなんか相手にするわけなかろうもん。熟年結婚カウンセラーのおばちゃんが嘆いとったぞ。「どんなんがお好みでっか」いうて訊くと決まって「北川景子」。Nr5並みに若くシュッとしてくれいうムリなお願いはせんけん、せめて加藤茶並みの身代造ってからゆうてくれてな。

ま、こんな具合で滞店中客累計12名。常時4、5名がいてうるさくもなくさびしくもなし。

さて、とりあえず生になんか珍しいアテはと・・・わらびお浸し

うんま、こりは生から灰汁でゆで水にさらしてアク抜きしてるね。大将と客が浅草岳たら守門岳たら話してるで。

隣はつきだしでアシタバの茎?のゴマだれ和え。

この日は他にさして珍しいものはなかったが、本日のおすすめは表看板にも価格とともに表示されるので珍しもん好きはそれ見て入店するか決めるが吉。

続いて冷酒には串カツサラダ添え

おまー酒の種類とアテ合わせ間違うとらん。

さっき包丁よけたときど頭の筋がクロスオーヴァーつうかヒュージョンいたしまして。うそうそ、ちゃんと来てからやりくりつけましたで。

 

 

さんさいp96~107

蕨は山採りの他畑でも栽培されているそうな。耕作放棄の田畑にも自然に侵入もみるが。

お料理は山葵酢浸し、信田巻き、胡麻和え、玉〆、揚げ蕨の煮もの、蕨豆腐、叩き蕨、芥子味噌和え

他にぜんまい、こごみ、たらの芽、みず、土筆、ネマガリダケ。