福岡県うきは市吉井町1103 旧松田家住宅
JR久大本線(ゆふ高原線)筑後吉井駅から真っ直ぐ吉井駅前T字路(信号)。ぶつかるのは筑後街道(国道210号)で右折、上町T字路(信号)まで進み左側に入ります。2番目の水路を渡る手前で右に岐れすぐ右側。
無料公開、月休
明治末期建設、1914年改築
製蝋業で財をなした大地主の分家で銀行経営者の居宅。
筑後吉井伝統的建造物群保存地区構成物件のほとんどをしめる土蔵造り(居蔵家イグラヤ)のなかで代表的なもの。
玄関に立つと正面は仏間、仏壇、床の間に6畳。

 

左手は21畳の座敷、3方に板敷きの広縁が巡り、庭に突き出している。


組子(障子飾)

 

 

 

仏間の裏は庭園の間に広い廊下が通りWCがあり、つきあたりは浴室。
天井の板が少しずつずらしてあり、蒸気が逃げるよう工夫。

 

玄関から右に廊下があり右6畳、左8畳。
左8畳から仏間

 

突き当りは表中の間8畳、左右に6畳が続く。
表中の間は吹き抜けになっていて神棚が宙吊りになっているかのようなのが目玉。

 

表中の間などの外は同大つまり20畳大の土間。
土間は16畳大の台所、土蔵へつながっている。
手前が土間、奥に台所で中庭に井戸。


中庭から2階建て部分など。防火のため軒裏まで漆喰で塗り込められている。

 

 

2階へは箱階段

 

10畳、6畳×3が吹き抜けを囲んでいて表中の間が見下ろせる。


吹き抜け、中庭など配慮しているが、やあり蔵の中の閉塞感がぬぐえない。
見学者皆無。