名前は知らんでもみんな見たことがあると思われる蘭。民家の軒先でプランター代わりの発泡スチロールのトロ箱のなかでいっぱい花をつけていたりします。ラン科でそこらの庭土の中に植えこんで嫌がるどころかもりもり殖えるものは稀。
その上これほど大きく美しい花をつけるランは日本では少ない。蘭というと胡蝶蘭など洋蘭イメージでみんな大きくきれいな花をいっぱいつけるんだろうと思われるかもしれませんが、日本産については誤解です。花は小さく色も緑色などさえないのが多い。これは紅紫が艶やかで名が紫蘭。
さて、季節には街中でもよく見かけるのに野生はみたことがありません。北海道以外のやや湿った岩上や林内に稀にあるという。手持ちの本のなかで画像を探してみると
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鉄道や民家を見下ろす低山斜面のススキの中に群生。前面に地面が広く露出している(道?)。
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荒川をすぐ下に見下ろす岩場(というか岸?)に群生。秩父地方唯一の自生地という。
どちらも人里遠く離れた場所ではない。そして稀なるはずの自生地両方に白花もあったのにひっかかる。
もしかしたらだけど もしかしたらだけど シトが植えたんじゃないの。
拙が住んだことがある千葉郊外は新興住宅団地。リタイアした後新築するつもりで土地準備というシトも多かった。それで空き地がたくさん。その一つ真ん中少しオクラなんかが植わった畑、まわりの芝はシランがいっぱい。植えたのは不在地主、でなきゃ団地の住人か。いずれにせよご本人が毎日起きたらすぐこの花を観賞できはしない。なのに植えるということをシトはやるんですね。
- これほどふんだんに見るといくら美しくても食傷気味、野生は珍しいといわれてももの自体は珍しくない。疑いようもない自生地を探し出し真の野生品を見てやるけんという意欲はわかない。
- 近くのお庭でもいっぱい咲いている。そりで、主?庭ではなく北西隅余地に植えた。どんどん小さくなっちいく。この草はかんかん照りがいい。他のお庭ので楽しめるけん処分も考えたが、鉢に移植、日当たりの良い場所に置いたらば、どんどん回復。
- 草木が大きくなるのにいっちゃん大事は適切な光量。