いつも優しい言葉を言ってくれていた夫の口から

離婚を考えている

という言葉が発せられた夜。




夫がそこまで考えていたなんて。







「やっぱり子どもの事を考えるよね。


きょうだい3人は絶対一緒にいた方が良いよね。


子ども達が寂しくないようにって考えてる。


あなたが実家に帰ったとして俺が養育費○○万出すとしたらやっていけるのかなとか。


後から働くにしても今あなたの収入が無い状態で3人任せるのは大変かなとも思うし。


○○は受験があるから俺のところにいた方が良いかなとかも考える。


でもそれじゃさみしいよな。

子どもにさみしい思いはさせたくない。


ほんといろいろ考えてる。」






この話し合いの後に

落ち着いて振り返り

自分自身これからの事を考えるために

夫の発言を思い出しメモに残した。


今、そのノートを開き

ブログを書いている。






一切感情的にならずに

冷静に

これからの事を話す夫。


突き放す話し方ではなく

家族みんながどうしたら良いのかを

考えている夫。



いつも家族が楽しくいられるように考えてくれていた夫が

離婚をするにあたっても

どうしたら家族がさみしくなくいられるかを考えている。




夫に離婚宣告されてしまった

とも思ったし


夫にこんな悲しい事を言わせてしまった

とも

その時思った。




強気に言うでもなく

少し悲しそうだった。








私は

自分の至らなかった事を伝え


「私はみんなで一緒にいたい」


と、言った。




夫はしばらく黙って




「それが良いのは分かる。


でもお互い難しいんじゃないの。


今すぐどうこうとかは無いけど。


まずは別居とか。真面目に考えています。」





1時間半程話した。




「まぁまた話しながら決めていこう。では。」


夫は1人だけ別室に布団を敷き横になった。






私も子ども達が寝る寝室に入った。




涙が全く出なかった。




微かに手が震えていた。




ほとんど眠れずに朝が来た事を覚えている。




昨夜、夫の口から離婚を考えていると言われた。




夢であってほしかった。




夏休み中、

子ども達がいつもと変わらず元気に起きてくる中

私の周りは別世界のように感じた。




これからどうなるのか。




私達は離婚するのか。