自分のままでゆるっと幸せに。

くるたんです。

 

 

 

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※今回「憎悪」がすごいので敏感な人は読まないでね。

 

 

 

 

 

 

虎くんは忘れ物が酷い。

 

学校でもらったプリントを出すことができない。

 

 

 

 

始業式には何も持っていかなかった。

 

 

 

 

私はそれを問題視してないけど

 

龍くんは「おかしい」と思っていて

学校の先生は「親が見てないと」と言っていた。

 

 

 

 

私は虎くんを支援学級に編入させることを考えた。

 

虎くんはそれを嫌がった。

 

 

 

 

来週それをスクールカウンセラーに相談する。

 

 

 

 

 

 

一連の流れとしてはそう。

 

 

 

私も忘れ物大王だし、

ぶっちゃけ虎くんの忘れ物についてはどうでもいい。

 

 

 

困るの虎くん本人だし

 

私だって、

自分が本当に困ることは忘れないから

きっと虎くんもそうなのだと思う。

 

 

実際、ゲームの時間とか操作方法とかは絶対に忘れないし。

 

 

 

 

でも、なぜ

忘れ物を問題視してない私が

支援学級に編入させようと考えたのか。

 

 

 

 

私が支援学級に入れてほしかったからだ。

 

 

 

 

私が小学生の頃、

忘れ物でみんなの前で立たされて

毎日毎日恥をかいた。

 

 

私は私のことを馬鹿で何もできない屑だと思った。

 

 

 

 

 

みんなが忘れないでできる些細なこともできない大馬鹿者で。

 

みんなに迷惑を掛ける存在で

みんなを困らせる存在で

 

私なんていないほうがみんなの幸せのためだと本気で思っていた。

 

 

 

 

虎くんも少しだけそんなことを言う時がある。

 

 

昔の私みたいに。

 

 

 

 

「俺、嫌われてるもん」

「俺、馬鹿だもん」

 

 

 

 

大丈夫だよ。

そんなことないよ。

 

そう言ったって。

 

 

 

 

毎日毎日学校で忘れ物について言われてたら

そりゃそうなるよ。

 

 

私だってそうだったもん。

 

 

 

 

学力はいいほうだから

知的障害で支援学級に行くことはなかった。

 

 

私の時代は

 

「やればできる!」

「頑張ればできる!」

「怠けるな!」

「ずるするな!」

 

そんなことばかりの時代だったから。

 

 

 

 

私は自分のこと

 

「ズルしてさぼってる悪いやつ」

「できることをやらない怠け者」

 

そんな風に思っていた。

 

 

 

 

でも、社会に出たら違った。

 

 

 

 

私はポカもするけど大抵は仕事のできる優秀な人で。

 

ただ、お金のために頑張っただけだった。

 

私自身に問題があったわけじゃなかった。

 

 

 

 

 

私は馬鹿でも怠け者でもずるでもなんでもなかった。

 

ただの普通のこどもだったのに。

 

 

 

 

 

 

 

学校が大嫌いだ。

 

学校が大嫌いだ!

 

 

私をバカだと誤解させた

私をずるいやつだと誤解させた

私を出来ないやつだと誤解させた

 

 

 

そんな学校というシステムが大嫌いだ!!!

 

 

 

 

 

 

憎い。

 

大嫌いだ。

 

大嫌いだ!!!

 

 

 

 

私は勉強が好きだった。

 

優しい担任の先生も

 

仲のいい友人も大好きだった。

 

 

 

 

 

だから、学校は普通な場所だった。

 

 

 

 

行きたくないけど行かなくちゃいけない場所。

 

 

 

 

 

先生も勉強も友達も大好きだったけど。

 

 

 

 

 

 

今になって思う。

 

 

 

 

 

私は学校というシステムが大嫌いだ!!!

 

 

 

 

 

 

忘れ物をしただけで目立つところ。

 

持ってくるものが多いところ。

 

忘れちゃいけないものが多すぎるところ。

 

プリントを親に渡すということをさせるところ。

 

提出物を出させるところ。

 

何も説明せずにやることだけ伝えられるところ。

 

 

 

 

 

 

何よりも何よりも

 

 

 

 

 

バカでずるいできない怠け者だと

私に私を誤解させたところが大嫌いだ!!!!

 

 

 

 

こんなこと、思ってはいけないと思っていた。

 

 

 

 

忘れ物してるのは事実だし、

親が困ってたのも事実だし、

宿題だってやらなかったのは事実だし、

 

 

 

 

全部全部、出来てないのは事実だ。

 

 

 

 

 

だけど、

「できない人がいてもいい」と

ならなかった学校が大嫌いだ!!!

 

 

 

 

 

 

猫も杓子も右に習えで

間違ってたら恥をかかされて

正解以外許されない

学校というシステムが大嫌いだ!!!

 

 

 

 

 

学校が大嫌いだ!!!!

 

 

 

 

 

勉強は楽しかった。

 

みんなでなにかやるのも楽しかった。

 

先生は優しかった。

 

いじめられたこともなかった。

 

 

 

 

 

 

でも、私は私のことを

馬鹿で屑で何もできないずるい怠け者だと誤解した。

 

 

学校のシステムに誤解させられた。

 

 

 

 

 

 

学校の

 

正解以外許されないシステム。

出来ないことを出来るまでやらされるシステム。

一つのミスを延々と直るまでやらされるシステム

 

大嫌いだ。

 

 

 

 

社会に出たら、

何も必要なことなんてなかった。

 

 

苦手なことは他にやる人がいるし。

 

自分の好きなことをずっとやっていても怒られない。

 

忘れ物がひどかったら普通に対策を取られて

忘れ物するような環境にさせない。

 

 

 

 

私は仕事が好きだから

仕事のことに関してはほぼほぼ完璧に全てをこなす。

 

好きだから。

 

 

 

 

あんなに「将来困る!」って言われてたことが

 

なんにも当てにならなかった。

 

 

 

 

私は忘れ物が多いまま大人になって

 

でも、仕事は好きだから完璧にこなしてて。

 

 

 

 

今、幸せだ。

 

 

 

 

あんなに

忘れ物してたら大変なことになる。

そう言われていたのに。

 

 

全く当てにならなかった。

 

 

 

 

 

 

 

でも、子どもの頃はそれが全てだったから。

 

 

 

 

 

 

私はみんなができることもできない

社会不適合者だから生きていけないんだと誤解した。

 

 

 

 

 

 

全然そんなことなかったのに!!!!

 

 

 

 

 

全然そんなことなかったのに!!!

 

 

 

 

 

 

 

虎くんが忘れ物をしてしょんぼりするたび

 

龍くんが虎くんに学校の提出物のことで怒るたび

 

 

私は学校に対する憎悪が湧いてくる。

 

 

 

 

 

忘れ物が酷いから何なんだよ!!!

 

そんなに酷いならいっそ支援級に入れてくれよ!!!

 

それぐらいあんたらは問題に思ってるんだろ!?

 

何が「頑張れば」だ!?

 

何が「親が見てくれてれば」だ!?

 

 

 

できないもんはできないんだよ!!!

 

 

 

 

 

なんでそれがわかんないんだよ!!!!

 

 

 

 

 

怒りだ。

 

 

 

子どもの頃から溜まっていた怒りが

 

今、業火になって身を焼いている。

 

 

 

 

 

酷い憎悪だ。

 

 

 

 

 

 

ただ、わかってほしいだけだよ。

 

 

 

 

 

 

普通のことができない人もいるんだよ。

 

 

みんなが出来ることができない人もいるんだよ。

 

 

 

 

 

私は虎くんに

私が思ったような誤解をしてほしくなかった。

 

 

 

 

自分のことを

馬鹿で屑で何もできないずるい怠け者だなんて

思ってほしくなかった。

 

 

 

 

 

 

私はそう誤解してものすごく辛かったから。

 

 

 

 

 

 

 

自分を大切にしましょう、とかいうなら

 

できない人を大切にしてよ。

 

 

 

 

 

努力で何もかも叶うのなら

この世界に障害はないでしょう。

 

 

 

 

 

私は学校が大嫌いだ。

 

学校というシステムが大嫌いだ。

 

 

 

 

 

私の母は小学校の頃も中学校の頃も

全部私のことをやってたよ。

 

私が出さなくても勝手にランドセルやかばんを探って

必要なプリントをかき出して私に渡してたよ。

 

 

 

でも、すごく怒ってた。

 

 

今の龍くんみたいに。

 

 

 

 

なんで出来ないの!!

プリント出すだけじゃん!!

なんで忘れるの!!

 

なんで!

なんで!!

なんで!!!

 

 

 

 

 

そんなの自分だってわからないよ。

 

でも、できないんだもん。

 

無理なんだもん。

 

 

 

頑張っても

手に油性ペンで書いても

腕に書いても

 

 

忘れるときは忘れたよ。

 

 

 

 

努力でどうにかできることじゃなかった。

 

 

 

服にでも書けばよかったのかな?

 

顔にでも書けばよかったのかな?

 

 

 

 

そこまでしないと覚えていられないなんて

私は本当に馬鹿なんじゃないかな。

 

 

 

 

そんな風に思ってたよ。

 

 

 

 

 

 

苦しかったし

悲しかった。

 

 

 

私は小学生の頃の記憶がほとんどない。

 

 

 

 

嫌な記憶ほど鮮明に思い出すものだね。

 

 

 

 

 

忘れ物をして黒板にずっと名前を書かれていたことを一番に思い出す。

 

 

 

 

 

友だちの顔よりも。

先生の顔よりも。

 

 

 

 

 

私は出来るならそんな自分を支援学級に入れてほしかった。

 

 

 

 

 

だって、他の人が簡単にできてることができない馬鹿なんだよ?

 

普通の学級じゃダメだと思っていた。

 

 

 

 

 

 

努力でどうしようもできないことなのに

 

周りはやれば出来るからと囃し立てる。

 

 

 

 

 

出来ないことが許されなかった。

 

苦しかった。

 

 

 

 

頭が良かったから余計に怠けているだけだと思われた。

 

 

 

 

そうじゃないんだよ。

そうじゃないの。

 

 

 

 

私にとって提出物を期日までに出すことは

 

連立方程式を解くことよりも難しいことだっただけなんだよ。

 

 

ただの得意不得意の話だっただけなんだ。

 

 

 

 

 

虎くんも私に似て頭がいい。

 

勘が良くて

一を言えば百まで分かる。

 

 

勉強に関して言えばね。

 

 

 

 

 

 

でも、

 

提出物を出すとか

言われたことを言われたとおりにやるとか

 

そういうことが出来ないんだよ。

 

 

 

 

みんなやってるとか
みんなできてるとか
 
関係ないよ。
 
 
 
 
みんな頑張れば出来るなら
みんな努力すれば出来るのなら
 
フェルマーの最終定理を
みんな論理的に証明できるの??
 
 
 
 
 
 

みんなやってるからあなたも証明しろって言われたら超苦痛じゃない???

 

 

 

 

 

 

みんなやってるは理由にならない。

 

 

私はそれをよく知っている。

 

 

 

 

人は自分の好きなことしか出来ないようになってるんだよ。

 

 

 

 

 

人によって我慢できることは違う。

 

ストレスのかかり方は違う。

 

 

 

 

 

それをわかってほしいだけなんだけなんだ。

 

 

 

 

 

 

今日は朝からそのことを龍くんと話していた。

 

私は学校が嫌いだったことを自分から巧妙に隠してた。

 

 

 

 

 

気づいたときはびっくりした。

 

学校は”普通”な場所だったから。

 

 

 

 

 

でも、一度気がつけば

 

あの頃の思いが鮮明に蘇ってきて

学校に対する憎悪になった。

 

 

 

 

学校が嫌いだ。

 

学校というシステムが大嫌いだ。

 

 

 

 

 

 

虎くんに私と同じ思いをしてほしくなかった。

 

それを私はコントロールできないけど。

 

 

 

 

 

 

 

学校が嫌いだって気がつく前にね

 

「虎くんが私みたいな思いをしていい」って言ってみたんだ。

 

 

めちゃくちゃ嫌だけど。

 

 

 

言えると癒えるから。

 

 

 

涙が出たよ。

 

嫌だった。

 

 

 

でも、それ以上に「私が学校が嫌いなんだ」って事に気がついて

 

虎くんのことは「まあいいか」くらいに落ち着いた。

 

 

 

 

 

これは学校が嫌いだったことを思い出させるために

私に起きた出来事だったんだな。

 

 

 

 

 

 

建設的に終わらせるなら、

 

 

 

 

じゃあ、私はどんな学校が良いの?

 

ってことなんだけど。

 

 

 

 

そんなの簡単に

 

「できなくてもいい学校」で終わる。

 

 

 

 

簡単でしょ?

 

できない大人を

役立たずの大人を

問題のある大人を

 

学校で作ってもいいって

学校側が許すだけなんだから。

 

 

 

 

 

今はこの憎悪の炎に焼かれていようと思う。

 

 

 

 

 

何かを憎いと思うことは

ここ最近ほぼほぼなかったから

久しぶりの感覚だ。

 

 

 

 

 

 

憎悪というのは本当にとぐろのような感じなんだなぁ。

 

身の内から焼けるような感覚だ。

 

 

 

 

 

 

これは少し

愛にも似てる気がする。