この三連休、いとこの結婚式で親戚一同集まったのだけど、
そこで忘れていた劣等感を思い出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


私には特別見目可愛い妹がいて、周りはいつも妹をかまいたがった。

 

性格も大人しくて天然で、ついついちょっかいをかけたくなる感じ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


私はもともと気が強くてハキハキしてて自分の意見をしっかり言うけど、

妹はそうじゃない。

 

 

勧められたことはなんでもうんうん頷いて、

自分の意見は最後に言って、

たまにかます天然ボケがみんなを笑わせる癒し系な感じ。

 

安めぐみさんみたいな感じ?

 

 

 

 


私は妹を従えているように見られやすくて、

周りの親戚は私の意見よりも妹の意見を尊重しているように感じられた。
わがままな姉と癒し系な妹、って感じ。

 

 

 

 

 

 



いとこの結婚式だったんだけど、

親戚はいつもよりおめかししてる妹に夢中で私は一人ポツンとしていた。
 

 

 

 

 


あーー
昔からこんな感じだったな、って思い出した。

 

 

 

 


気と圧が強い私は「ほっといても大丈夫」とほっとかれて、
おとなしそうに見える妹は

「自分がついてやらなきゃ」とひっきりなしに誰かが話しかけにくる。

 

 

 

 



昔からそうだったな。
そしてそれを「私はお姉ちゃんだから」と受け入れてきたな。

 

 

 


妹より頭の回転が速くて、

しっかりしてて、

自分のことは自分でできて、

 

 

妹のことを守ってあげなくちゃいけないから。
私が守ってあげなくちゃいけないから。

 

 

 

 

お姉ちゃんだから。

賢いから。

気が強いから。

 

 

だから、我慢しなくちゃいけない。

 

 

 

 

妹の方を大切にされる現実を受け入れなきゃいけない。

 

 

 

 

 

そんなふうに思っていた。

 

 

 

 

 

 

嫉妬や妬みを感じることさえ、

自分に禁止をしていた。

 

 

 

私のほうが恵まれているから。

 

 

 

 

 

 

お姉ちゃんで、

賢くて、

しっかりしてて、

嫌なことは嫌だと言えるから。

 

 

 

 

 

のんびりしてて、

天然ボケで

凡ミスが多くて

そんな抜けている妹の面倒は私が見ないといけないから。

 

 

 

 

 

 

 

 

嫉妬を感じることすら、

自分に許していなかった。

 

 

 

 

 

ずるいなんて思っちゃダメだ。

 

 

 

 

妹が可愛いのは生まれつきのものだ。

生まれつきのものに嫉妬するなんて意味がないし、

今、妹が可愛いのだって、

自分で美容やファッションを極めているから。

 

 

努力もしていない私が

きれいになることに素直な妹に対して嫉妬するなんて。

 

 

 

 

そうやって、

「羨ましい」と感じる自分にダメ出しをしてきた。

 

 

 

 

 

私と妹が並ぶと、

「綺麗な妹さんですね」

と、私を知る人は妹を褒めた。

 

もちろん、身内が褒められて嬉しい。

 

 

 

妹は美容に関してとても努力しているし、

それを鼻にかけたところもなく、

とても謙虚で面白く、偉ぶったところもない。

 

 

とても素直でひねくれたところもなく

ユーモアもある。

 

 

 

 

 

だから私は「いつも二番手」という気持ちがついて回った。

 

 

 

私と妹がいたら、

みんなきっと妹の方を選ぶ。

 

 

そう、思っていた。

 

 

 

 

 

 

だから、妹のいないところで生きたかった。

私しか知らない家族が欲しかった。

 

 

妹を知ってしまえば、

どうせそっちに行ってしまうと思っていたから。

 

 

 

 

 

 

そうして事実、

 

私は実家を離れ、

 

妹を知らない人と結婚し、

 

妹に会ったことがない友人を得た。

 

 

 

 

 

 

そして、妹に抱いていた劣等感を忘れていった。

 

 

 

 

 

 

 

それがついこの前ぶり返した。

 

 

 

 

 

 

妹ばかりかまう親戚。

妹ばかり褒める他人。

 

 

 

どうせ私はおまけみたいなもんだ、

と、思い出した。

 

 

 

 

 

 

栃木に帰って、

涙が止まらなくなった。

 

 

悲しかった。

羨ましかった。

 

私のことを大切にしてほしかった。

 

 

 

 

あぁ、ずっと封印してきた気持ちだなぁ

と思った。

 

 

 

 

 

10年間忘れていた気持ち。

 

20年間、実家から離れるまでずっと持っていた気持ち。

 

 

 

 

 

やっとやっと、受け入れられる様になったのだと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

私は妹をずるいと思ってよかったんだ。

 

いいなぁ、って羨ましがってよかったんだ。

 

私の方見てよ!ってすねてよかったんだ。

 

 

 

 

たいして努力もしてないくせに、

性格だってキツくて嫉妬しいなまま、

 

羨ましい!

ずるい!

私の方を大切にしてよ!

 

そう感じてよかったんだ。

 

 

 

 

 

 

ゲスい自分のまま、

思ったこと感じたこと

素直に認めてあげればよかったんだ。

 

 

 

 

 

 

私は、

それすら思うことを禁止してきたんだ。

 

 

 

 

そんなことを思ってはダメだって、

そんなこと感じるのは最低だって、

 

勝手に自分にバツつけて、

何も感じてないふりして、

裏ではグツグツ憎悪が煮えたぎってる。

 

 

 

 

ふとした瞬間にそのドロドロとした感情が漏れでて(匂いだして?笑)

 

「なんか怖い」

 

そういうふうに感じさせてたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

あーーーー

笑っちゃうなぁ。

 

 

 

 

 

最初から素直に感じてればいいだけだったのに。

 

 

 

 

 

 

 

いいなぁって。

私もそんなふうになりたいなぁって。

 

 

 

 

 

変に感じることすら禁止したから、

こんなこじれてぐちゃぐちゃになって、

わだかまりがあって

ぎこちなくて、

 

妹に会うとなんか緊張して。笑

 

 

 

 

 

 

 

あーーーーー

もう辞めよう。

 

 

禁止するのやめよう。

 

 

 

 

 

 

感じたことをなかったことにするのやめよう。

 

いくら整合性が取れなくたって、

筋が通ってなくたって、

 

 

 

私が感じたことがいちばん大事なんだ。

 

 

 

私が思ったことが

私にとっての大正解で、

それ以外に大切なことなんてないんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

私の気持ちがいちばん大切なんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんの努力もしないまま

きれいな美しい人を羨んでいい。

 

 

 

恵まれたまま

人のことを羨んでいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

あー

ゲッスい。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもそれが私なんだなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妹の顔ね、

正直、私のタイプなんだよね。笑

 

 

可愛いのー♡

 

 

 

 

 

 

だからなおさら今の自分の外見と比べて落ち込んでいた。

 

どうせ私は妹より可愛くないもん、って。

 

 

 

 

 

 

でも、私もそうなっていいってことなんだよね。

姉妹なんだから似てて当然。

私もそうなれるってこと♡

 

 

私も私の好みに合わせて

私を可愛くしていい。

 

私のドタイプに合わせて

変化させていい。

 

プロデュースしていい。

 

 

 

 

 

 

 

そう思えたら、

妹のこと羨んでる暇ないよね。笑

 

 

 

 

私を可愛くするので忙しすぎる!!

 

 

 

 

 

 

 

最初は思いっきり過去の感情に揺さぶられたけど、

今ではもうなんかスッキリしてる。

 

 

 

20年間の淀みが涙と一緒に流れていった感じ。

 

 

 

 

 

 

 

 

我慢しないで思いっきり羨んでみてよかった。

泣きわめいて悲しんで絶望してよかった♡

 

 

 

龍くんは

「それ俺どうしようもできないやつじゃん」

なんて呆れてたけど、

 

泣きわめく私の話を

黙ってうんうん聞いてくれた。

 

 

 

 

 

 

「俺は妹さんのことよく知らないし、

 あきらが一番好きだよ」

って言ってくれたけど、笑

 

そういう言葉がほしかったわけじゃないから私は逆ギレしてた。笑笑

 

 

 

 

 

 

 

そこは

「どんなに妹さんが可愛くても

 俺はあきらのほうが可愛いく見えるよ♡」

って言えよ!!!

 

 

みたいな。笑

 

 

 

 

 

 

あきらの方が好き、とかじゃなくて(そんなの当たり前だから)

 

あきらのほうが可愛い♡

って嘘でもいいから言ってよ!!

 

って思った。

 

 

 

 

 

ま、龍くん正直者だから、

「妹さんは確かに美人だけど、

 俺よく知らないし……」

みたいな

 

 

確かに妹さん美人だよねー、

みたいなことしか言わないんだもん。笑笑

 

そこは「あきらの方が可愛い」って言ってよ!!

って逆ギレしたよ。笑

 

 

 

 

あーーーー

面白い。

 

 

 

 

男の人ってそういう女性の美醜に関しては正直だよね。笑

嘘つけない。笑笑

 

 

だから、逆に龍くんが私のことを

「可愛いよ」

って言ってくれるときは

本当に本当にそう思ってくれてるんだなぁ

 

って思う。

 

 

 

 

 

 

 

そうそう、

私のプロデュースの手始めに

爪に透明なマニキュア塗り始めたよ~~✨

 

 

 

 

艶のある爪見るとキラキラしててめっちゃテンションあがるね♡

 

 

可愛い♡

 

 

 

 

 

 

爪のお手入れに簡単に一時間かかっちゃって、

ネイルサロン行ったほうがいいなって思った。笑

 

甘皮のお手入れもちゃんとしたいしね~~。

 

 

 

 

 

 

どんどん美容に目覚めてるなーー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はずっと、

「頑張って私なりに可愛くなっても

 どうせ妹より可愛くなれない」

そう思って生きてきた。

 

 

 

だから、

可愛くなることに意味を感じなかったし、

努力しても意味がないと思っていた。

 

 

 

どうせ妹には勝てないから。

 

 

 

 

 

 

誰もそんなことジャッジしてないのに、

私が一番私のことを見くびってバカにしていたの。

 

 

 

もう辞めるんだー。

私が私にとって一番可愛い私になる。

 

 

 

 

 

 

だって、妹には私の好みの服を無理やり着せれないけど、

 

私自身にだったら

好きなだけ私の好みの洋服もアクセサリーも着せられるもん♡

 

 

 

これからが超楽しみ♡

 

 

 

 

 

 

 

だってこれからますます可愛くなるしかないんだもん♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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