最近、龍くんに対する独占欲というものがなくなった。
 
 
 
 
 
 
結婚してからずっとずっと私だけ特別に愛してほしかった。
 
 
 
 
他の人に優しくしないでほしかった。
私だけに特別な人でいてほしかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それがいつからかなぁ。
 
 
 
多分、親とのわだかまりが溶けてから、
 
私だけじゃなくて
みんなに優しい人でいてほしい
って思うようになったの。
 
 
 
 
 
私に優しくするように女性に接してほしい。
私に接するように部下や子供たちに優しくいてほしい。
 
 
 
そんな龍くんの方がずっとずっと魅力的に感じるようになった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なんでだろうなぁって思ってたんだけど、
 
 
 
私、ずっと龍くんに子どもとして甘えていたかったんだよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
ずっと私だけのパパでいてほしかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
子どもの頃って「親からの愛」が生死に直結するからね。
 
「愛されたい」=「死にたくない」
 
「愛されなければ死んでしまう」
っていう図式が成り立っているから。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それをずーーーーっと引きずってたわけ。
 
 
 
 
 
 
 
親に甘えられないから
代わりに
龍くんに甘えて
私だけを愛してほしかったの。
 
 
 
 
私だけを特別に愛してほしかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
でも、親に自分の気持ちを伝えて、
いい意味で親のことがどうでもよくなって
甘えたいときには甘えられるようになって
 
 
 
私だけに!
私だけ特別に!!
 
 
っていう熱がなくなってきた。
 
 
 
 
 
 
 
あ、もちろんヤキモチやくし、
 
普通に龍くんに恋してるし、
 
好き好き♡キュンキュン♡♡♡
 
 
ってなるんだけどね。笑
 
 
 
 
 
 
それ以上に、
 
人として、
対等なパートナーとして
 
愛情を感じるようになったというか。
 
 
 
 
 
 
 
 
昔はねー、
 
ホント不安が強かったのよ。
 
 
 
 
 
怖かったの。
 
愛されなくなることが。
 
 
 
 
 
だから、特別、特別な愛情、を求めていて。
 
 
分かりやすい形というか。
 
毎日電話して!
ずっと一緒にいて!
お迎え来て!
欲しいもの全部買って!
(子どもの自分が言っていると思うとかわいい♡)
 
 
 
 
 
 
あーーーー
ずっとパパとして私を愛してほしかったんだなって思った。
 
 
 
 
 
振り返ってみて
やっと分かるんだけどね。
 
 
 
 
 
 
 
私の理想のパパとしていてほしかった。
 
 
 
 
私だけの特別なパパが良かったの。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
だから無理難題をお願いしたし、
 
理不尽な要求を、これでもか!
ってほど言ってきた。
 
 
 
 
 
 
 
 
でもさー、実の親に甘えて、
欲しいものややりたいことや気持ちを全部伝えてたら、
 
 
なんかもー
どうでも良くなるのよね。
 
 
 
特別感、というか。
 
 
 
 
 
だって、もう、特別に愛してもらってるもん。
 
それに気がつける余裕ができるもん。
 
 
 
 
 
 
男の人にとって、
結婚するって本当に決意の重いもの。
 
生半可な気持ちじゃできないもの。
(と私は思っている。)
 
 
 
 
 
 
 
例えではなく「本当に」「死ぬ覚悟」で
男の人は結婚をしているのだと思う。
 
 
 
 
なんていうか、もう、その状態が
「特別に」「愛されてる」以外の何物でもないのよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
だから、
 
アレをしてくれなかった。
コレをしてくれなかった。
 
って出来事や事実だけを見るんじゃなくて。
 
 
 
本質的に
 
「特別に愛していないと結婚はできない」
「もうすでに死ぬほど特別に愛されている」
 
ってことで。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
だからね、
 
なんというか
 
龍くんをもっと人として愛したくなった、というか。
 
 
 
 
 
 
子どもでも友達でもなくて、
 
 
本当に半身みたいな感じで。
 
 
 
 
 
 
人として尊敬できる人、というか。
対等な関係の中で学び合う相手、というか。
 
 
 
 
 
 
 
 
私だけじゃなくてね、
できるなら、誰にでも
 
私の前でいるような
優しい素敵な人でいてほしいと思ったのよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
すごい変わりようだよねーーー。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なんかもうすでに特別に愛されているってことにしてしまったら、
 
特別感を求めることがなくなっちゃった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そりゃ、
 
「あきらにだけだよ♡」
 
ってプレゼントもらったら嬉しいけど。笑
 
 
 
 
 
その優しさをもっと周りの人に表現してもいいのになー
なんて自分勝手に思ったりして。
 
 
 
昔は
「私だけ特別扱いしてよーー!!」
って怒ってたくせに。笑
 
 
 
 
 
 
今はね、
怒ったり悲しくなったりするときもあるけど、
 
 
「愛されなくなるんじゃないか」
っていう不安はほとんどないの。
 
 
 
 
価値観の違いで
「もう一緒に生活できないんじゃないか」
って不安になるときはあるけど。
 
 
 
もうすでに
「特別に死ぬほど愛されている」
って認めてしまったから。
 
認めてしまったから
ちょっとやそっとのことでは揺るがなくなってしまったから。
 
 
 
 
 
 
もっと、
人として愛したい。
 
尊敬したい。
 
尊重したい。
 
 
 
そんな気持ちの方が強い。
 
 
 
 
 
パートナーに愛されなくなるんじゃないかっていう不安が強い人は
 
「親から愛されてないんじゃないか」っていう不安が強いのだと思う。
 
 
 
我慢、してるよね。
 
いい娘して、
嫌われないように、
許される範囲のわがまましか言ってないよね。
 
 
 
本当に嫌われるようなことってなかなか言えないよね。
 
言えたら苦労してないよね。笑
 
 
 
 
 
 
並行して考えるとごちゃごちゃになりやすいんだけどさ。
 
 
 
 
 
 
 
親からの愛情と
 
パートナーからの愛情って
 
 
似て非なるもの。
 
 
 
 
 
 
 
 
似てるけど、
ぜんぜん違う。
 
 
 
 
 
 
パートナーは鏡だって言うけど、
 
それって本当のことだと思うよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
龍くんは私の半身なんだなぁ
って一緒に暮らしてて最近思うの。
 
 
 
 
 
龍くんを無意識にパパとして見てたときには分からなかったけど。
 
 
 
 
 
 
パートナーとして、
二人で成長していきたい。
 
 
どちらかが引っ張る、とか
どちらかが引き上げる、とか
 
そういうんじゃないんだなって思う。
 
 
 
 
 
あ、最近になってね。
 
そう思うようになったっていうか。
 
 
 
 
 
 
 
昔のパートナーシップの記事見てもらえば分かると思うけど、
 
結構、パパに対するみたいに甘えてる記事あるから。笑
 
(で、それもまたかわいいのでそれはそれでいいのだ。)
 
 
 
 
 
 
 
 
不安感がなければ
娘みたいにいっぱい甘えて
ごろにゃんしてていいと思うよ。
 
 
でも、
「愛されたい!」
「愛されたい!!」
「愛されなくなるのが怖い!!」
 
っていうときは、
やっぱりちょっと辛いから。
 
 
 
 
 
それはパートナーに対して
親に対するみたいに甘えるのはやめたほうがいいと思う。
 
 
 
 
 
 
 
私の生きている基準は単純で、
 
 
 
 
快なら良し♡
 
不快なら違う!
 
 
だけだから。笑
 
 
 
 
 
 
 
不安感さえなければ
 
好きに甘えていいさ~。
 
理不尽な要求すればいいさ~。笑
 
 
 
やだやだ!チュー
〇〇の限定バックじゃないとやだー!チュー
(だってそれが欲しいんだもーん♡)
 
 
みたいなね。
 
 
 
 
(かわいい♡)
 
 
 
 
 
 
でもこれが、
 
 
 
私を愛してるなら
〇〇の限定バック用意してるよね??ショボーン
そうじゃないってことは私のこと愛してないの???ショボーン
(怖い怖い怖い、愛されてないのが怖い)
 
 
 
 
ってなると、
うーーーーん
ちょっと違うなぁってなる。
 
 
 
 
 
「〇〇の限定バックが欲しい」
って文章で書くと同じ言葉なのにね~~~。
 
 
 
 
 
 
で、残念ながら男性は(かっこの中身)を察する能力は持ってないので、
 
〇〇の限定バック!!!
それを欲しがってるのか!!
欲しがってるものをあげれば喜んでくれるはず!!

よし、プレゼントできるように頑張るぞ!!

 
みたいになりやすくて。笑
 
 
 
 
 
 
 
 
結果として
 
 
 
 
 
 
上のパターンだと
用意できてもできなくても
かる~くやり取りできるのに。
 
 
 
用意できたとき。
「えー♡ 用意してくれたの?
 超嬉しい♡♡♡」
(欲しいもの手に入ったー♡)
 
 
用意できなかったとき。
「じゃ、自分で買っちゃお~~♡」
(欲しいから自分で用意するか)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
下のパターンだと
なんか、重い。辛い。
用意できてもなんか暗い。
 
 
 
 
 
用意できたとき。
「うん。ありがとう♡♡」
(私のこと愛してくれてるなら当然だよね???)
という無言の圧力。
 
 
 
用意できなかったとき。
「なんでなんでなんで、なんでくれないの。
 私ほしいって言ったじゃん!!」
(用意できないってことは私のこと好きじゃなくなったちゃったの???)
という無言の責め。
 
 
 
 
 
 
 
みたいな。
 
 
 
 
 
 
 
 
もちろん男性は
上のパターンしか想定していないことが多いので、
 
下のパターンで来られるとびっくりするし
予想外過ぎてガーンってショックを受ける。
 
 
 
 
「もっと喜んでくれよ!」
or
「なんでそんな重く取るの??」
 
 
ってねー。
 
 
 
 
 
 
結果って愛してる愛してない関係ないよね。
 
愛してても間違えることはあるし、
愛してないのに誤解されることもある。
 
 
 
 
 
 
 
 
私は娘として龍くんに特別に愛してほしかった。
 
 
 
 
それは
私が本当の父に甘えることができていなかったから。
 
 
 
 
でも、
自分の気持ちを伝えて
親に娘として甘えるようになったら
 
別にいいやってなったの。
 
 
 
 
 
 
特別じゃなくてもいい。
分かりやすい形がなくてもいい。
 
 
だって、もうすでに
「特別に死ぬほど愛されているから」
 
 
 
 
 
 
そうやって初めて
 
龍くんと一緒に成長していきたいと思った。
 
 
 
 
そりゃ、男と女だから
力の差とか能力の差っていろいろあるけど、
 
 
二人で協力して生きていきたいって思ったんだよね。
 
 
 
 
 
引っ張ってもらうだけじゃない。
守ってもらうだけじゃない。
 
私も与えて、受け取って、
 
 
循環させて生きていきたいと願うようになったんだ。
 
 
 
 
 
というか、そういう関係がいいなって思ったんだ。
 
 
 
 
 
 
受け取るだけ、
もらうだけじゃなくて、
 
与え合う関係。
 
 
 
 
 
 
それって本当に素敵な関係だと思うの。
 
ま、個人の感想だから
異論はいろいろあるだろうけどね。
 
 
 
 
 
 
龍くんにずっと特別にわかりやすく愛してもらっていた頃より、
 
なんかただ単純に今のほうが好きなんだ。
 
 
 
 
二人で作り上げていく関係。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あーーーー
 
なんかホント成長したな。笑
 
 
 
 
 
 
私がこんなに人を愛せると思ってなかったな。
 
ずっとないものばかり見ていて
欠乏感がすごくて。笑
 
 
 
 
人って変わるんだな。
 
私はこれからも変わっていくんだな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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