私は「目立って」「声の大きい」「仕切りや」の
自分が嫌いになった事がありました。
「目立って」「声の大きい」「仕切りや」だから、
人から避けられ、嫌われやすいんだと。
だから、変わろうと思ったの。
「地味で」「おとなしくて」「流されやすい人」にね。
自分の行動を一つずつ変えていった。
嫌なことも笑顔で飲み込んで、
みんなの意見に賛同して、
意見を求められたら他の人の意見に便乗した。
そうやって10年間生きていったらね、
本当に「地味で」「おとなしくて」「流されやすい人」に
なることができた。
自分でもそういう設定で生きていたし、
周りからもそういう風に扱われるようになった。
正直言って、すんごい楽だった。
地味な人ってあんまり避けられない。
黙ってニコニコしてれば、
周りが勝手に色々とやってくれて楽ができる。
強い意見の人の後ろにくっついていけば、
目立つこともなく、声をだすこともなく、
仕切るようなこともない。
楽だった。
でもさー、やっぱ、
私の本質とはずれてるんだよね～～。
それが好きな人はそれでいいんだと思う。
余計なエネルギー使わないし、
自分の大切な時間を日々の人間関係に費やすこともない。
ただね、「地味で」「おとなしくて」「流されやすい人」って、
空気みたいになっちゃう時がある。
いてもいなくても変わらない。
もちろんいたほうがいいけど、
数合わせみたいな感覚になる。
誰とも心からのやり取りができない。
私が隠しているから
相手からも踏み込まれない。
もともとの資質がおとなしい人はそれでいいんだと思う。
隠してるわけじゃないからね。
でも、私は本当の自分を隠して
地味でおとなしい人の皮をかぶっていた。
本当は狼みたいに激しい気性なのに、
羊のような大人しい皮をかぶって、
群れの中に入ろうとしていた。
そりゃ違和感あるよねー。
だんだん、群れの一部でしかない自分に
飽々してくるんだ。
だって、本当は狼なんだもん。私。
狼が世界中の全員から
嫌われているわけでもないのに、
一番人畜無害そうな羊になりきって、
みんなの中に混ざろうとしていた。
はぁ、めんどくさ。
自分で自分のこと書いてて、
この人本当面倒くさい人だなぁって思う。笑
性格は変えられるよ。
変えられる。
けどもね、絶対、飽きてくるよ。
自分が考えた設定の中で生きるのって。
羊が狼になろうとしたって、
きっとキツイだろうなぁと思う。
キツイしつまらないと思う。
もともとの自分ってすごく純粋で
柔らかくて傷つきやすいから、
ちょっとしたことでも
「私がいけないんだ」って思いやすい。
私が〇〇だからだ、って。
（〇〇の中には子供の頃の自分の特徴を入れてみてね。
目立つ・大人しい・口達者・無口・理屈や・etcetc...）
実際にさ、その〇〇の中身って変えられるよ。
自分で「××になる！」って決めて、
その通りに生きていれば、
絶対にそうなる。
でもね、
けどね、
やっぱり自分の否定からはじまった設定は
やり続けても結局自分の否定にしかつながらない。
肯定から始まるものならいいんだと思う。
「可愛い私をもっと可愛くしてあげたいな♡」
みたいなやつとか、
「面白い私をもっと表現したいからおしゃべり頑張ってみよう♪」
とか。
肯定から始まるやつ。
私の場合は「目立つ」自分が嫌だった。
人の心に残ってしまう自分が嫌だった。
だから、目立たないように、
壁に張り付く忍者のように生きたときもあった。
でもね、
つまんなかったのーーー！！
飽き飽きしちゃったのーーー！！
地味に生きるってつまんなかったの！！
もっと目立って自分の意見言って、
はちゃめちゃでどちゃぐちゃで、
そんな自分でいるほうが絶対楽しいって気がついてしまった。
自分と正反対の人間に生まれ変わってみて、
やっぱり私は私のままのほうがめちゃくちゃ面白いって
身をもって体感してしまった。
もう、降参するしかなかった。
あー、私、「目立つし」「声大きいし」「仕切りや」だけど、
それで嫌われたり避けられたりすることもたくさんあるだろうけど、
それでも、もともとの私のほうが生きやすいし、
楽しいし面白いし、好きなんだなぁって。
降参した。
そうやって生き始めたら、
そういうあなたでも好きだよーって言ってくれる
友達とたくさん出会えるようになった。
性格真反対をやってみて、
やっとありのままの自分が好きになった。
だって、面白いんだもん。
だって、楽しいんだもん。
はちゃめちゃでどちゃぐちゃな自分がいいんだもん。
私が、楽しいし面白いから、
私は私のままで生きる。
そう開き直ることができた。
性格ってね、時間をかけて真剣に取り組めば、
本当に変えることができるよ。
前の自分とは全く似ても似つかないような人間になれるよ。
性格は変えられる。
コレは本当。
本当にどん底に落ちているならば、
挑戦してみてもいいと思う。
ただね、きっとね、
性格を変えることができたとしてもね。
私みたいにこうやって
元の自分に返ってきちゃう人もいると思うんだ。
多分、みんな返ってきちゃうと思うんだ。
それが何年後になるかは分からないけど。
もしかしたら死ぬ間際になって
ふと昔の自分に返ってくるときもあるだろうし、
認知症みたいな病気になって
強制的に昔の自分に返ってくるときもあるだろうし。
私みたいに変わった自分に飽きて
昔の自分に返ってくることもあるだろうし。
人それぞれだと思うけど。
ゴールが「元の自分」だというのが一緒なら、
最初っから、
「元の自分」を残せばいいと思うんだよね。
今の性格のまま
自分を生きていけばいいと思うんだよね。
性格を変えた自分を生きてきた10年間を
無駄だとは思わない。
その10年のおかげで、
こうやって実体験として「性格は変えられる」ということを
伝えることができるし、
私は私のままでよかったんだと
素直に受け入れることができたから。
自分の否定から「性格を変えたい」と思う人には
よい参考になるのではないかと思います。
元に戻ることが分かっていても、
変わりたいのなら変わればいい。
本気でやれば性格は変えられる。
まぁ、この記事を10年前の自分が読んでいたとしても、
頑固だから馬の耳に念仏のれんに腕押しだったとは思う。
聞く耳持たなかっただろうなぁ。
本当、人生に無駄って一つもないんだねぇ～(*˘︶˘*).｡.:*♡
ここまで読んでくれてありがとう。
あなたに幸せが訪れますように♪
■来栖 照（くるす あきら）■
・イラストを描くこと
・ホロスコープ鑑定
・自分の好きなった人（物・こと・イベント）を紹介すること
・大きい声とリアクション
・タロットリーディング
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・演劇（演出）について考えること
・子どもの面倒を見ること
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