その1はこちら♪

 

 その2はこちら♪

 

 

 

 

 さて、車に戻ってきて帰り支度を始めます。

 

 我が家系の特徴なのですが、

 

 とにかく出発が遅い!!!

 

 

 予定では15時出発だったので

 

 1時間早く予定を切り上げたわけなんだけど、

 

 結局、茂原公園を出発したのが14時50分くらいという。笑

 

 

 

 もう家ではネタとして笑って流すことなんだけど、

 

 これ、家庭によってはめっちゃびっくりされることだよね~。笑

 

 

 

 で、順調に進んで高速を走っているときにね、

 

 途中トイレ休憩でPAによったのよ。

 

 私、妊婦だからトイレが近くて。笑

 

 一時間に一回は行ってるよね。

 

 それでね、そこのPAがちょうど湖の近くで、

 

 ピラミッドみたいな展望台があって、

 

 「高滝湖」だったかな? を一望できるPAだったの。

 

 

 

 見晴らしよくて最高だったなぁ。

 

 風も気持ちよかったし。

 

 

 

 で、私はそこのPAのトイレに寄ったわけだけど、

 

 そこで何度もある警告を目にするわけです。

 

 

 

 

「忘れ物注意」

 

 

 

 という警告をね。

 

 最初はトイレに入る前に

 

 掲示板みたいなとこに張ってあるデカデカとしたポスターでした。

 

 

 

 

 

 こんな辺鄙(失礼)な場所で忘れ物したら

 

 確かに大変だなぁとは思ったんだけど。(他人事)

 

 まぁ、そんな人はいないだろうと高をくくってて。(まさに他人事)

 

 

 

 個室に入ってまたそこで目にするわけです。

 

 扉の裏側にも貼り付けてある

 

 「忘れ物」についての注意書きを。

 

 

 が、特に気にせず。

 

 

 

 

 トイレを済ませて手を洗う場所に行く。

 

 で、そこでまた、

 

 

 

「忘れ物にご注意ください」

 

 の張り紙を発見。

 

 手洗い場にあるって珍しいよなぁ。

 

 と思いつつも、

 

 ま、だいじょーぶでしょー。^^

 

 と、謎の楽観視。

 

 どんだけ忘れ物する人多いの。( ̄m ̄〃)ぷぷっ!

 

 とか思ってた。笑

 

 私も早く展望台行きたいしー。

 

 と思い、

 

 足早にトイレを出てさっさと展望台に行きました。

 

(この時、先に両親と子どもたちはピラミッドみたいな展望台に行っていた。)

 

 

 

 

 

 

 五月晴れの気持ちのよい風を受けて、

 

 ピラミッドみたいな展望台がどうして出来上がったのか、

 

 なんて話を展望台から帰る途中

 

 父としてたんだけどね。

 

(父が言うには高速を作ったときに出た土砂を

 

 そのまま固めて作ったんじゃないか、とのこと。)

 

 

 

 

 最後、車に帰る時、

 

 ダメ押しとばかりに母から

 

「忘れ物ない??」

 

 と聞かれるが、

 

 特に確かめもせず「大丈夫ー。」と返事をする。

 

 

 

 

 そして、道中何事もなくフェリー乗り場につく。

 

 子どもたち疲れて寝てたから、

 

 本当に道中何もなかった。笑

 

 

 

 出発までの待合所で美味しいビワのソフトクリームを頂き、

 

 特に待ち時間もなくスムーズに車でフェリーに乗り込み、

 

 乗船してから気がつくのです。

 

 

 

 

 

 

 

 スマホがない。

 

 

 ということにね。

 

 

 

 

 

 あれ?(*´∀`*)

 

 あれ???(^∀^;)

 

 

 ん???(;´ー`)

 

 んん!?(°Д°;)

 

 え!?!?!?(°Д°;≡°Д°;)

 

 

 

 あ!?!?え!?!?!?ドユコト!?!?ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿

 

 えーーーー!?(((( ;°Д°))))(((( ;°Д°))))(((( ;°Д°))))

 

 

 

 

 

 あああああああああ。

 

 ない。

 

 

 ないないないない。

 

 バックの中を全て出してみてもない。

 

 車の中のどこを探してもない。

 

 

 スマホがどこにもない。

 

 

 

 

 母に電話をかけてもらうが反応なし。

 

 サイレントにしているわけでもないのに。

 

 

 

 

 

 そして思い出すわけです。

 

 途中で寄ったあのPAをね……。

 

 

 

 

 

 

 あー、あーーー。

 

 あの時、手に持っていたスマホを落とさないように

 

 目線より少し上の荷物置き場へ置いたんだった。

 

 

 

 バックとは別の場所に。

 

 

 

 

 そして出る時、

 

 バックだけ持ってトイレから出たんだ。

 

 そーだった。そーだった。

 

 あー、あの場所かぁ。

 

 

 

 

 って、それがわかったからってどうしようもないじゃないか!!!

 

 わーーーー。そうっかーーー。

 

 忘れたのかーー。

 

 

 

 だから、あんなに

 

「忘れ物注意」

 

 が目についてたのかー。

 

 

 

 神様が教えてくれてたのに、

 

 私、そのままスルーしちゃってたよー!!!

 

「こんなところで忘れ物するはずがない。」

 

 っていう思い込みで

 

 ろくに確認もしなかったよー!!

 

 

 そういうことかー……。

 

 

 

 

 とひとしきり納得した後、

 

 なんか可笑しくなってしまった。

 

 

 

 いっぱいサインくれてたんだなぁ。

 

 私、神様に愛されてるなぁ。

 

 って。

 

 

 ちょっとスマホ無くしたばっかりだって言うのに、

 

 能天気すぎやしないか、と、思う頭の声もあったんだけど。

 

 なんか、

 

 スマホなくした割に全然焦んなくて。

 

 

 むしろ両親の方が心配してくれて。

 

 

 

 フェリーキャンセルして戻ろうか?

 

(もう後ろの場所も車が乗り込んでるのに。)

 

 とか、

 

 明日取りに行こうか?

 

(運転するのお父さんだけだし、

 

 次の日、子どもたち学校だから、

 

 明日栃木に帰るしかないのに。)

 

 とか、

 

 いろいろ考えてくれて。

 

 親に愛されてるなぁ、って再確認して。

 

(茂原公園に送っていってもらえたってだけで、

 

 十分わかってるつもりなんだけどね。

 

 それでもやっぱり嬉しい。)

 

 

 

 

 なんか、スマホ失くしちゃっても

 

 私は大丈夫なんだなぁ、

 

 って気分になって。

 

 

 

 とりあえず、スマホのお店に利用一時停止の

 

 連絡をしたのね。

 

 

 フェリーの上は風が強くて、

 

 電波もとぎれとぎれだったけど、

 

 すんなり利用一時停止の連絡もできて。

 

 

 

 結局その日は何も見つからなくて、

 

 美味しい海鮮丼食べて一日が終わったんだけどね。

 

 

 

 

 そのときスマホ無くして唯一残念だなぁって思ったのが、

 

 ちいさいまつりでたくさん写真取ったのに。

 

 ってことだけで。

 

 本当にそれだけで。

 

 

 いや、もちろん先々への連絡とか、

 

 スマホ内に入ってる人の連絡先とか、

 

 龍くん(旦那)にどう連絡しようとか、

 

 いろいろ直近の問題はあったんだけど。笑

 

 

 

 

 焦らなかった。

 

 むしろ、

 

「こういうお試しが起きるなんて、

 

 私ってすごいな!

 

 ステージ上がったのかな!」

 

 なんて感動して。

 

(Happyちゃんのスマホなくした記事とか思い出してた。)

 

 

 

 

 

 次の日を迎えたわけです。

 

 

 

 

 9時に出る予定だったので、

 

 早めに起きて準備してたんだけど、

 

 花ちゃん(娘)の靴下がなかったり、

 

 虎くん(息子)のおもちゃが行方不明だったり、

 

 細かな問題もいろいろあったんだけど。

 

 

 

 そこで準備をしている最中にね、

 

 車のガソリンを入れに行った父がね、

 

 

 

 

 車にあったスマホを

 

 見つけてきてくれたー!!!!

 

 

 のですよ。

 

 

 

 

 

 びっくり。

 

 本当にびっくりした。

 

 

 

 

 だって、昨日、車の中になかったじゃん!!

 

 どこ探してもなかったじゃん!!

 

 呼び出ししてもうんともすんとも鳴らなかったじゃん!

 

 なんで!?

 

 荷物置きに置いてきちゃった記憶もあるのに!!

 

 

 

 

 

 なんかすごい!

 

 すごいこと起きた!!!

 

 

 

 It's a miracle !!!!!

 

 奇跡起きた!!!

 

 

 

 

 というわけで奇跡追加です。

 

 

 

 

 

 

 奇跡 ⑮

 

 なくしたはずのスマホが見つかる。

 

 

 

 

 本当に驚いたよね~。

 

 「あなたのなかにいるやんちゃな神さまとつきあう法」で

 

 空間を超えて物理移動をする例を

 

 読んで知ってはいたんだけど本当に自分の身に起きるとはね~。

 

 

 

 あ、単なる思い違いだったというツッコミもあると思いますが、

 

 ここはスルーで。笑

 

(だって空間を越えたって考えた方がなんか面白いでしょ?)

 

 

 

 

 それで、ほくほく顔で実家を

 

 予定通り9時ちょっと過ぎに出発したんだけどね。

 

 そこから忘れ物まつりで。笑

 

 

 

 

 スマホの充電器忘れたり。

 

 お土産忘れたり。

 

 虎くんのジェンガ忘れたり。

 

 

 

 

 3・4回家に戻って。笑

 

 結局本格的に出発できたの10時ちょっと前で。笑

 

 

 

 あーぁ、って言いつつなんか朗らかに流せる

 

 我が家っていいなぁ、って思って。

 

 途中のSAで肉まん食べて。

 

 無事14時くらいに家についたわけです。

 

 

 

 

 

 さて、ここからは私の裏ミッション。

 

 今回の旅でなんとなく「できたらいいな。」って思っていたけど、

 

 言い出せなくてどうしようか迷っていたこと。

 

 

 

 それは、

 

 

 

 

 親から私のためのお小遣いをもらうこと。

 

 

 

 です。

 

 

 

 

 でもね、頭の中の私がいろいろ言うわけです。

 

 

 

 もうすでに十分いろいろしてもらってるでしょ?

 

 今回の旅だって、

 

 交通費も食費も、

 

 全部ぜんぶ親が出してくれてるんだよ?

 

 これ以上、お金もらうってどうなの?

 

 ちょっと厚かましくない?

 

 お金の奴隷になってない?

 

 

 

 

 

 って。

 

 

 

 

 

 分かってるよー。

 

 分かってるんだよー。

 

 そんなこと百も承知なんだよー。

 

 

 

 でもね、今回はね、

 

 お小遣いが欲しかったの。

 

 孫のためのお金じゃなくて、

 

 私のためのお金が欲しかったの。

 

 

 

 お父さんの子どもとして、

 

 お小遣いがほしかったんだもーーん。・°・(ノД`)・°・

 

 

 

 断られてもいいって思いながら言いました。

 

 言えた自分に拍手しようって思いながら言いました。

 

 恥ずかしかった。

 

 ばかみたいだと思った。

 

 

 それでも言ったの。

 

 

 

「お父さん、

 

 お小遣いちょうだい!」

 

 

 って。

 

 

 

 いろいろ言い訳しながらね。笑

 

 ほら、GWだし、とか。

 

 子どもとどっか移動する時電車で移動するし、とか。

 

 

 

 

 お父さんね、

 

 ちょっと困った顔して

 

「お父さん、そんなに持ってるわけじゃないからね。」

 

 とか、言いながら財布出してくれて。

 

 

 

 

 一万円、

 

 くれたの。

 

 

 

 

 わーーーー。

 

 って。

 

 びっくりした。

 

 

 

 そんなにもらえると思ってなかった。

 

(多く貰えたとしても5,000円くらいかなって思ってた。)

 

 嬉しかった。

 

 泣けてきた。

 

 

 

 その後、ちょっと気まずい雰囲気で、

 

 お父さん、早く帰りたそうで。

 

 なんか気まずいまま、

 

 じゃあね、またね、バイバイ。

 

 なんて挨拶して別れたんだけど。

 

 

 

 

 ただ、言ってみるもんだなぁ、って思った。

 

 嫌われても、呆れられてもいいから、

 

 言えばよかったんだ、って思った。

 

 

 

 

 その後ね、車のトランクに虎くんのジェンガと

 

 義両親のためのお土産忘れていったことに気がついて

 

 もう一回戻ってきてくれて会ったんだけど、

 

 そのときにはもう気まずい雰囲気もなくて、

 

 普通に「じゃあね。」が言い合えて。

 

 

 これも神様からのはからいだなぁ、

 

 って思って。

 

 

 

 

 気まずいままじゃないように、

 

 神様がちょっといたずらしてくれたんだなぁって思って。

 

 

 

 なんか、泣けたよね。

 

 私って本当にすごく愛されてるなぁ、って。

 

 

 愛されながらこの世界で生きているんだなぁって。

 

 たくさんの愛に包まれながら、この世界を生きているんだなぁって。

 

 

 

 

 改めて思いました。

 

 

 この度最後の奇跡です。

 

 

 

 奇跡 ⑯

 

 お父さんから一万円もらう。

 

 

 

 言葉にすると現金なことなんだけどね。笑

 

(最近、お金で態度が変わることを

 

 現金、って言うのが面白くて多用してます。

 

 日本語って面白い。)

 

 

 

 

 

 

 

 三日間、すっごく楽しかったなぁ~。

 

 これでこの旅のレポは終わりです。

 

 

 

 

 

 

 

 ここまで読んでくれてありがとー♡

 

 あなたにも奇跡が起きることを。

 

 愛を込めて。

 

 

 

 

 来栖 照