9月6日~7日、熊野方面へドライブ旅行に行ってきました。
息子1号のリフレッシュ休暇は毎年この時期。
今年はパソコンを買ったとかで財布が乏しい息子は、どこにも旅行に行かず帰省してきました。
そんなとき役に立つのが私の車。
運転手は息子で行き先も息子任せ。
二人でカメラを持って出かけるのですが、今回はお泊り♪
県内とはいえ距離はかなりある。
まだ高速道路も完成してないので、紀伊半島の南の方へ行くのは時間がかかります。
熊野古道は有名になったけど、まだまだ不便な土地なのです。
昔は難所だったところ、国道になっているけどグネグネした道路で車に弱い人にはつらいかも~~。
朝8時に出発し、そんな道路をひたすら南下してここに到着したのがちょうどお昼頃。


海に向かって吠えている・・・大きな獅子岩は観光ブックにも載っています。
この岩が見えるレストランでランチ~~♪

ランチの後また山道に入って・・・そして、丸山千枚田。

稲刈りが始まっていました。
小さな田んぼがたくさん集まっている。
どこも機械が入れる場所は無く、すべて手作業。

畦に咲いていた花にはひらひらと蝶々が舞っていました。
山の斜面いっぱいにこんな田んぼが広がっている。


熊野三山からの豊富な水で、こんな山の上の方でも稲が育つ。
それにしてもこんな大きな山を削って、たくさんの田んぼを切り開いていった昔の人の力ってすごいな~。
何もかも機械化されて、危うくこの千枚田も姿を消してしまうところでしたが、地元の保存会の人たちが頑張って、それぞれの田んぼのオーナーになる人たちを募って今もこのように美しい田んぼとして残っています。
かかしがたくさんある田んぼは、どこかの学校がオーナーさんかな?

もっとたくさん撮りたかったけど、あいにく雨が降ってきました。
お天気が良ければ夕暮れまで痛かった場所なんです。
ここの夕日は美しいと有名です。
今回で三回目なのですが、晴れた日は一度もない。
とても雨が多い地域です。

丸山千枚田から車で15分ほど行った熊野川のほとりの旅館がお宿です。
雨のために、予定よりもかなり早いチェックイン。
フロントでもらったのが「トロッコ」の乗車券と「湯の口温泉」の入湯券。
ホテルにも温泉はあるのだけど、トロッコに乗って隣の温泉(源泉)に行けるらしい。
早く着きすぎたから行ってみよう~~♪

温泉だから・・・と、カメラを持って行かなかったので携帯の画像ですが。

トンネルの中から出てきたトロッコは小さい~~かわいい~~♪



ここで初めて知ったのですが、この辺りは昭和30年ごろまで鉱石が採掘されていたそうで、そのトンネルで実際に使われていたトロッコだそうです。
古いですがきちんと手入れされてちゃんと動く。
客車も当時使っていた本物、体の大きい長男は窮屈そうでしたけど~~

こんなトンネル・・・ガタガタゴーゴー…温泉に到着するまでずっとトンネル。
10分ほどで温泉に到着しました。

山の中の温泉は地元の人たちもやってくるみたい。
ちょうど私の貸し切り状態になったので、温泉の中をパシャ!



炭坑のお仕事をしていた人たちも、この温泉に入ったんだろうな~^^
とてもいいお湯で、気持ちよかった~。
お肌がつるつるになりました♪

温泉を出て次のトロッコが発射するまで散策♪

ここは坑道だったところ。
奥に行けないように鉄格子でふさいでありましたが、坑道はとても深いらしく冷たい風が吹き出てくる。
15度くらいの冷気だそうで、眼鏡がしっかり曇りました。
トンネルの入り口にはベンチが置いてあり、湯上りのほてった体を気持ちよく冷やす事が出来ました。

白くもやって見えるのが冷気。
温泉地だから湯気みたいだけど、冷たい空気だったよ~^^



このトロッコ列車に乗って、またお宿まで戻りました。
御宿は瀞流荘←クリックするとHP見れます。

昨年の大水害から、少しずつ復興してきて、このトロッコや瀞八丁へのジェット船は復活していました。
風景のあちこちに、斜面が崩れている山や、なぎ倒されたままの木々が見えていました。
観光地はいち早く復旧できたようですが、まだまだ通行止めのままの道路もありました。
こんなときに気楽に遊びに行ける私たちですが、観光客がまた戻ってくれば地元もどんどん元気になって行くのだと信じています。

そんな日の夕景、美しく雲が広がっていました。

~~実は、カメラの設定で…夕焼けに見えるように撮ってみた(*^o^*)
  本当は明るく真っ白な雲が広がる時間でした~~~~♪


明日に続く