キテレッツァー・・・それは、私が世の中で奇天烈妄想堂と同じニオイがした物や人の事をいう。

　先日、会社で仲良くしている人とお昼を食べに行った。食堂だっていうんで、さてどんな所だろうと連れて行かれると・・・。

　歩いて５分といったトコだろうか、そこには看板も何もなく。ただ、のれんがかかっているだけでそののれんには『お食事処』と書かれているだけだった。しかも場所がかなりの裏路地で。

　で、中に入ってみるとお昼時なのかお客さんが結構入っていて、私達二人分くらいしか席が空いていなかった。

さて何を食べようかと思っていたら、テーブルにはメニューらしきものはない。そして部屋の壁にも何も書いてない。

　　私が『あれ？メニュー的なものは？』っと同僚に聞くと

　　彼『いや、ここはメニューはないよ。今日はカレーだね。』っと言った。

　厨房にはおばちゃんが二人。普通か大盛りかと聞かれた。量がよくわからないので普通を頼んだ。

彼の話によると、ここは日替わりのみで毎日それしか作らないらしい。シーンとした雰囲気の中、淡々とおばちゃん二人のカレーを作る音だけが聞こえている。

　いわゆる昭和時代から使っていると思わせるコップ、テーブルが一貫性を感じさせる。

　『お待たせしました～』とカレーが出てきた。なんと目玉焼きとメンチカツが乗っていた。ふ～ん、なかなかいいじゃん。っと思っていたら、味噌汁とサラダまで出てきた。

　おぉ！いいじゃん！・・・てか値段がわからん！っと思い彼に聞いたら

　　彼『確か500円だったかなぁ・・』

　知らねぇーのかよ！ってかなんで値段も書いてないのよ！！

　でもいっか。なんて思いながらカレーを食べました。

　ふむふむ、なかなか美味しいじゃない。なんて思いながら彼と会社の話なんかしながら食べました。

量も多めで満足な感じ。

新聞やマンガなんかもあり、一人でもいいかも・・・。でも初めてだと何かとわからんかも。

結局、値段は500円でした。さらにレジというものが無い！完全に現金手渡し状態。ここは昔ながらの八百屋か・・！？

　店から出て、私は言いました。

　　　　　　　　　　　　　『奇天烈やった～！パンクやった～！』と・・・・。

　さびれた感じもなかった。時代から取り残された感もなかった。時間が止まってる感じもなかった。

　飲食店として、あたり前な事は何も無かったかも知れない。でも、良かったんだ。美味しかったんだ。

　また行きたいと思った。

　　さて話は変わりまして、今日はそんなキテレッツァーなミュージシャンを紹介します。

まずは、Ｈ　ＺＥＴＴ　Ｍ

　アルバムタイトルも『５＋２＝１１』だ！！！

　そしてもう一人は・・

セロニアス・モンクだ！偉大なるジャズピアニスト！

　これを見ているあなた。今日から君もキテレッツァーにならないか？

世の中のキテレッツァー達