コンプレッサーオイル | クルマ屋 奮闘記

コンプレッサーオイル

拡大画像へ エアコンへの潤滑が重要であることをご存知でしたか?!
コンプレッサーオイルは、年間5cc消費されると言われます。

燃費・走り・冷房能力・静粛性が向上します!
     走行燃費アップ 
7%!

これかなり、お勧めです (^_-)v


と、WAKO'Sさんの受け売りのまま・・・ 2004.12 「クルマの燃費を良くする方法」 の記事として書いていたのですが、
実際約2年使ってみた感触では、7%も燃費向上するのは余程オイルが減っていた場合に限られるように思います。

但し、決して悪くないのは確かのようです。  単に上質の補充用コンプレッサーオイルとして捉えてみたとしても、
非常に利便性の高いカートリッジタイプの為、他の方法での純正オイル補充と比べるとコスト的には割安なのです。

良いものを安く利用出来るのであれば使わない手はないでしょう。  しかし、「過ぎたるは及ばざるがごとし!
オイル量過多は逆効果にもなりかねません。  車歴1・2年程度のクルマに無理して入れる必要は全くないでしょう。




新フロン ( R134a ) になってからは、「エキパン不良 」 のケースが非常に多くなりました。

この遠因は、コンプレッサーオイル量の管理不足が第一に挙げられます。
新車時に規定量混合されたコンプレッサーオイルなのですが・・・
   1) 年間、約5ml自然消失
   2) コンプレッサー軸部からリーク
   3) ガス漏れと共に流失
などの理由から、車歴5年ともなると少なからぬ量が不足してしまうのです。
新車充填量は一般的に、80ml ( 軽自動車 ) ~ 280ml ( ツインエアコン車等 ) です。

では、減った量を補ってやるにはどうすればいいのか?
車歴による推量補充と、実験による判定の2通りの方法があります。

実験方法は至って簡単。
タバコのヤニ取りフィルターのような判定器具を使って、
約1秒間エアコンガスを抜き、付着量を調べるだけです。
( 上の写真を参照して下さい )

しかしこの点検方法の欠点は・・・
僅かですが、クーラーガスとコンプレッサーオイルが失われます。
車歴3年以上で、明らかにエアコン修理歴が無い場合は、
迷わず WAKO'S パワーエアコン 1本補充! ( でもやはり、私はチェックしてから入れています )

これで 30mlのコンプレッサーオイルが補充出来るだけでなく、
新車充填オイルよりも上級の 特殊誘導体化PAG が主成分の為、パワーロスを低減します!
( 純正オイルは単なるPAG=ポリアルキレングリコール、つまり基本的には同系列なので非常に安心です )

検索すると類似品が多数出回っていますが、工賃+材料費は何れも 4000円程度です。
値段がほとんど変わらないのなら、より信頼性の高いブランド品を使いたいものです (^-^)


追記1 :
新フロンの特質上、潤滑面がネックであることは知る人ぞ知るところ。
ただですら潤滑力の弱いオイルが少なくなってしまうと、コンプレッサーが確実に逝きます!
コンプレッサーで発生した金属紛は、必ず 「エキパン詰まり」 を引き起こすのです。
僅かなガス漏れを、ガスのみの追い足しで済ませた人は・・・ 早急な正しい対処を要します。

しかし、現在正常に作動しているエアコンに 4000円の予防整備をする人は非常に少ないですね。 (ー人ー)合掌w


追記2 : コンプレッサーオイルの粘度に関して
R134a専用のPAGには、車種・メーカーによって3種類の異なる粘度指数のものが存在します。 ( 46、100、150 )
WAKO'S PAC の粘度指数は 「46」 なので、同じ粘度のオイルを使っているシステムには制約はありませんが、
粘度100のオイルを使っているシステムには2本まで。 150のシステムには1本のみで留める必要があります。

つまり、どのシステムに対しても最初の1本目は安心して入れてOKなのですが、2本目からは注意が必要です。
( 国産車のカーエアコンは46/100のどちらかなので、2本目までは心配無用。 大丈夫です。 )
10年20年、同じクルマと付き合う覚悟の方は、本数管理も重要! また添加剤の異種混合も避けるべきでしょう!

オイル量の適正化を♪