同室だった入院日が一緒で、手術日も一緒の腹腔鏡の手術をした方が退院していきました。



この方は、私の手術の後に同じ医師によって、卵巣の手術をしました。



卵巣が10㎝まで大きくなっていて、初めは違う医師に診てもらっていて、その医師によると腹腔鏡では出来ないと言われたようですが、私の主治医から出来ると言われ、腹腔鏡で行ったそうです。

だから、すごーく感謝していました。

今まで全然知らないで、2回も手術してもらってたけど、すごい先生だったんだと改めて思いました。



この先生は、全然愛想もないし、余計なことは全くしゃべらないので、一見冷たそうな感じですが、入院中は必ず朝夕の2回顔を出し、様子をみて行きます。

けっこう手術の予定も入っているようだし、診察もあるのに、2回も顔を出してくれるのは、患者にとってありがたいことだと思います。

私もすごく感謝しています。




この日、術後初めてシャワーの許可がおりました。


傷口にテープのようなものが貼ってあるだけで、そのままシャワーに入りました。

シャワーの後、なんとなく傷口が痛むような…。



傷口が痛むと言えば、普通にしていれば大して痛くはないのですが、くしゃみをした時がハンパなく痛いです。

出来るだけくしゃみをしないようにしていましたが、無理でした。

咳はその次ぐらいに痛いです。

くしゃみが出た後、鼻をかむときも痛いです。

今の時期、花粉症がひどい方は大変だと思います。




シャワーの後、主治医が傷口を診て行きましたが、キレイだと言って自画自賛していました。

ちなみに、抜糸はしなくていいようです。

溶ける糸だと言っていました。

まぁ、今の時代普通なんでしょうが、安心しました。



退院について、2日後に採血をし、内診をして、結果が良ければ退院と言われました。

腹腔鏡の方は、術後3日で退院したのに、開腹はまだまだなので、お腹を開くことって大変なことなんだなって改めて思いました。

けっこう軽く考えていた私って…。




追記 :  食事ですが、この日の朝は全粥と書いてありましたが、

       パンがでました。

       そして、昼食以降は常食になりました。

       引き続き、食事をするとお腹の痛くなる私。

       もちろん完食とはいきませんでしたが、少しずつ食べる量も

       増えていきました。















手術から2日目の朝はすっきりとした気分で迎えられました。

熱は下がり、明け方念願のおならくんが出てくれました。

次の目標はうんちくんです。

汚くてごめんなさい。



朝、点滴の針が抜けました。

一応、点滴は昨日で終わっていたのですが、食事が取れなかったり、何かがあった時のために刺したままになっていました。

ちなみにこの針は手術開始の時から刺さっていたものなので、周りのテープがだんだんと痒くなってきて最悪でした。

まぁ、まだ我慢できる範囲だったので良かったのですが。



そして、お腹の管も取れる予定でしたが、血があまりキレイになっていないということで、お昼まで延期されてしまいました。

これも取れたらかなりスッキリするはずなのに…。




食事は、朝3分粥、昼5分粥、夕7分粥とだんだん固形化されていきました。


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3分粥



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5分粥



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7分粥


食事をするとすごーくお腹が痛くなり、ギュルギュルと音がするも何も起きず。

ただ消化しているだけなのか…。




昼食後、念願のお腹の管が抜けました。

抜く時痛いというか、変な感じが…。

左のお腹に刺さっていた管は、右のお腹の方から入っていたらしく、その管の通り道どおり、抜けていくのがわかりました。

これでスッキリです。



この管が抜けてくれれば、食事中のお腹の痛みも少しラクになるのではないか…。

しかし、夕食後もそれなりに痛かったです。



手術後、たくさん歩くようにし、水分もしっかり摂り、リウマチの先生に処方されている下剤(マグラックス)も飲んでいたおかげで(もちろん主治医の許可は貰っています)、消灯前にうんちくんが出てくれました。

看護師さんに報告。

「おめでとうございます!」って言われました。

おならくんが出た時もそうでしたが、こんなに嬉しいものかと思うくらいでした。

順調に回復してくれているということですね。




なんか、始まりから終わりまで汚い話ですみませんでした。












長い長い夜が終わり、朝がやってきました。

ホントに長かった~~~。



AM6   ずーっと横になっていた身体を、徐々に起き上がらせ、術後初めての座

      った体勢になりました。

      そして、ベッドの上で、歯磨きと温タオルで顔を拭きました。

      スッキリ!



その後、お茶が配られ、少しずつ水分を摂取。



採血をし、手術室の看護師さんや主治医が来て、手術の状況を説明してくれました。



どうやら左の卵巣の癒着がひどく、取れる範囲で取ったらしいのですが、奥の方までは手が出せなかったとのこと。

とても大変だったと言っていました。

でも右の卵巣は、水を抜いた程度だそうです。




主治医が言っていましたが、右の卵巣、卵管はとてもキレイな状態だったそうなので、妊娠の可能性はあると言ってくれました。

それだけでもわかったので、この手術はとても意味のあるものだったと思いました。



あと子宮筋腫が4cmのものが一つと、腺筋腫(?)をいくつか取り除いたそうです。

手術時間は2時間もかかり、出血量もまぁまぁ多かったそうですが、輸血をしなくて済んだそうです。



本当にありがとうございました。

感謝です。




AM9    看護師さんに付き添われ、病室まで歩けそうか歩いてみることに。



その時、なんとなんと、またもや血が手術着やベッドに付いているではないです!?

そうです、生理です。


すごい量の血が…。

ほんと、すみません。



なんとか歩けそうなので、尿の管をはずし、着替えることに。

身体には、点滴、お腹に管が付いていますが、まだ抜けないそうです。



着替える時、身体をタオルで拭いたのですが、血の付いたお尻があまりにも気持ち悪いので、看護師さんにお願いして拭いてもらいました。

そして弾性ストッキングも脱がしてもらい、足も拭いてくれました。

至れり尽くせりですね。


その後、看護師さんに付き添ってもらい、病室へ歩いて行きました。



そこからは、いっぱい水分をとって、いっぱい歩くように言われました。

術後の癒着や腸閉塞を防ぐためです。

目標はおならを出すこと。



頑張って歩いていると待合室に雑誌があったので、手に取ってみると気持ち悪くなってしまい、病室に戻り横になることに。

いつの間にか寝てしまいましたが、起きた時には気持ち悪さもなくなっていました。




夕方から食事がスタートしました。

その前に長かった点滴が外されましたが、まだ何があるかわからないので、点滴の針は手首に刺さったまま。



食事は、食事と言うよりも、重湯やコーンスープの水分でした。


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重湯がホントにまずかった。

食べていたら、突然の食事で身体がびっくりしたのか、脈が早くなってしまい、不安になったので、ナースコールをしました。

脈は120くらいでしたが、血圧は正常。

とりあえず様子をみてみることに。

30分後、脈も落ち着いてくれて、一安心しました。




この日の体温は37.2~37.5℃くらいの間でしたが、夜寝る前に37.7℃まで上がり、看護師さんが氷枕を持ってきてくれました。



長いようで、短い一日が終わり、いざ寝ようとしたのですが、お腹が苦しくて眠れず…。

この日の夜はお腹が張っているのに、なかなか出てくれない「おならくん」との格闘でした。




そうそう、サニタリーショーツのゴムが、ちょうど傷口にあたってしまって痛いので、大きめのショーツ&ゴムがきつくないものを買ってきてもらいました。

今度開腹手術をされる方は、ゴムがきつくないものを準備されると良いと思います。