S2000を4.44辺りのファイナルで組み合わせるのは定番中の定番と言うか小忙しいけど万能な減速比ではあると思います。


ザックリ方法は3種類。

AP1セカンダリーとデフ4.44

AP2セカンダリーとデフ4.3

そしてATSセカンダリーとデフ4.1





計算式はこれまで何度も書いてきたから割愛。そして今回はコストと工賃のバランスから3番目のATSを選択したのだが。




セカンダリーシャフトが既に販売終了なのよね。しかし、、だ。当社はAP2にAP1セカンダリーファイナルを組んでトルク型エンジンを美味しく使おう!って展開を一時期熱心にやってた名残でお客様から寄贈頂いたAP2純正セカンダリーが沢山ストックされてるのよね。これでも半分以上は廃棄したのだけど…それでもまだ随分とある。いよいよ使わないから全て廃棄かな〜と思ってた矢先に販売終了を知り…廃棄は中止したがまぁまぁ場所を取るくらいストックがあるので有効活用しよう。





って事で久しぶりにセカンダリーギアの車上交換だ!





ベアリングは4箇所全て新調しておきます。あとオイルシールやOリングなども。




流石に使い込まれた感のあるミッションなので洗浄に時間を要したが…お陰で綺麗に組み付けできました。




やっぱりオジサンのお節介で書いとくよ。

どんくらいショートになるかと言いますと二次減速比という表記になりまして、

AP1が1.16で

AP2が1.21で

ATSが1.27です。

AP1より11%ショート化されて

AP2より6%ショート化されます。


現状AP2ミッションもしくはAP2セカンダリーシャフトを有してるならこのATSセカンダリーギアが組めます。より加速特性を求める方はデフファイナル交換よりローコストではあります。

車上交換はロックナットの固定だけ慣れが必要ではありますが。


あと使用上の注意点として。

まぁまぁギア鳴りします。

ソレがドグみたいでカッコ良い!って人も昔いたけど…一般的にはノイジーに感じると思う。


まぁATSってヌルいパーツ作るメーカーさんでは無いのでね。

Active Traction Service

だけの事はある部品です。