PHILIPS PHCP-9346
シベリウス カレリア組曲 作品11
トゥオネラの白鳥 作品22‐2
グリーグ ホルベルグ組曲 作品40
2つの抒情的な作品
( 山の夕暮 作品68-4 )
( ゆりかごの歌 作品68-5 )
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
( アカデミー室内管弦楽団 )
指揮 : サー・ネヴィル・マリナー
1984年11月 ロンドン、セント・ジョンズ教会での録音
クリスマスが近くなりました
クリスマスの音楽として僕が毎年 思い浮かべて聴くのが
シベリウスの「カレリア組曲」の第3曲目の行進曲です
「カレリア組曲」は 間奏曲、バラード、行進曲の3つの曲からなっています
実はこの演奏よりも アシュケナージ指揮 フィルハーモニア管弦楽団の演奏が
響きに奥行きがあり かつ豊かであったり
また ネーメ・ヤルヴィ指揮の演奏が にぎやかでとても楽しかったりするのですが
なぜでしょう、このマリナーの演奏のキビキビしたテンポ感と
楽想と楽想をむすぶ小さなフレーズの丁寧な感じは たいへん好感がもてます
シベリウスご本人は オーマンディとフィラデルフィア管弦楽団のような
響きのよい 色彩的な響きが好きだったと なにかで読んだことがあります
シベリウスの音楽は どこか求心的な音楽だと僕は思うのですが
しかし 響きが貧相であったり あまり音色を大切にしない演奏ではいけないようです
ゴージャスな響きと 求心的な音楽とは両立しない と僕は考えがちですが
しかし そうではないのですね
音楽が耳から入ってくる以上 音色をないがしろにしておきながら
しかし心はこれを聴きなさい という演奏ではうまくない
まず耳をとらえて そうして心が次第にとらわれてゆく
なにもシベリウスの音楽に限ったことではないのですが
シベリウスの音楽を聴くときに いつもそのことを考えさせられます
とはいえ
クリスマスの頃の世の中の様子や 赤い飾り 温かそうな服装
温かいココアやコーヒーといった飲み物
星空や 好きな人の笑顔などとともに
カレリア組曲もこの時期を感じさせる音楽として 僕はとても幸せな気持ちになります
符点のリズムばかりの音楽は 実は苦手なのですが
この曲だけはなぜかちっとも苦手ではないことも とても不思議なことではあります
どうぞ風邪などおひきになりませんように

