すみません、更新するタイミングを逃してしまっていたので報告していなかったのですが、
何ヶ月か前に「まつ山寄席」という落語会に出演してきました。
いつもお世話になっている、寝床家道楽さん、料亭彦柳さん、珍幻斎青葉(けろっぴ)さん、
とご一緒させていただきました。
この「まつ山寄席」、お客様がものすごーーーーくあったかくて、
出し物をすごく楽しんでめちゃめちゃ笑ってくださって、
もしかしてワタシってお笑いの才能ある!?いける!?と勘違いしてしまうくらい。危険です。
前後の出し物の関係で、
私だけ高座が高さ20センチ、60センチ四方くらいの「ふみ台」に座布団を乗せた物だったのですが、
「こんにちは~来々家舞子です~」とふみ台の下の舞台に三つ指ついて膝より深くおじぎしたら、
「ぎゃ~~!落ちる!!落ちる~!!」ってどっかんどっかんそれだけで大爆笑。
落語中も、お客様の笑い声が大きいので次の言葉が出せず少し収まるのを待つ
“笑いの収まり待ち”を初めて経験しました。
打ち上げの宴会も、ものすごく楽しかった。。。
主催者様、お客様に接待されてる感じで、
出演者をさかんにねぎらって宴会を楽しんでもらおうとしてくださる。
お酒が美味しかった。。。
こんなに良い思いをさせてもらえることは本当に稀です。ありがたかったです。
その他にも報告できていなかったのですがにもここ数ヶ月で
いくつか出演させていただいております。
春風亭昇太師匠のネタ『愛犬チャッピー』をネタおろししたのですが、
やってる途中で、
「あ~、“新作落語は作った本人がやらないと面白くないからダメ(三枝師匠の作品は例外)。あなたは古典落語をやりなさい。”と『福井県・ちりとてちん杯・女性落語大会』で審査員だった露の都師匠にアドバイスされたこと忘れてたわ~。うっかりしてたわ~。せっかくいただいた指南を毎回ころっと忘れて同じ失敗をしてしまうところがワタシの欠点だわ~。でも今回身をもって自覚したからもう大丈夫だわ~。」
なんて思ったりした。
決してウケなかったわけではない。お客様も笑ってはくださっていたけれど、
やっぱりどうもちょっと「きょとーん」とされてた雰囲気はあった。
それはねー、やはり「チャッピー」のようにとくにキャラクター勝負な作品は、
マクラで、駄洒落でも小噺でもないフリートークで会場を沸かせられる昇太師匠のような実力と吸引力がないと成り立たないのら。。。と、冷静に感じたのですよ。初心者が下手に手を出すと火傷をするぜの領域なわけですよ。そういうわけで「チャッピー」ネタおろしと同時に封印。
これからは古典の研鑽にいそしみます。
あと小噺の勉強と収集。