劇場版SHIROBAKOを見てきましたので、感想を書こうかなと思います!
結構ネタバレしちゃう所があると思いますので、ご了承ください。
ちなみにミニ色紙はみゃー森さんでした♪ドーナツを持っているみゃー森さん可愛い( ⸝⸝⸝• ̫ • ⸝⸝⸝ )
〜最初の鬱展開〜
やんわりとしたあらすじ説明があって、中々良かった。まぁ、実は全話見た次の日に映画を見に行ったので、殆ど内容は頭に入ってたんですけどね(^^;
面白おかしく描かれていたので、良かった印象でした。
そして、クレジットが流れて、テレビアニメの第1話を彷彿とさせるように車が2台並んで、「頭文字D展開来たか!」と思わせるけど、どうにも我がムサニの車(見てて相当ボロく感じて胸に来るものがあったなぁ)は発進したは良いものの、すぐに停止してしまう。そのあと、物淋しい曲と共にいつものドリフトが嘘のような安全運転が始まりどこか寂しげな雰囲気を感じさせられる。
そして、ムサニの本社(これもツタがボーボーで歴史を感じる)に到着すると降りたのはみゃー森ではなく新人だった佐藤さん。佐藤さんはそうしてムサニに入るのだが、誰もいなくいるのは寝ているみゃー森さん。
ここで佐藤さんは先に行くと行ってしまい、みゃー森視点に。みゃー森が向かうのはいつもの会議室。
扉を開けると楽しそうないつものみんなの姿が。カレーを作ってくれる社長。仕事が終わったことを称えてくれる平岡(テレビアニメとは見違える程変わってる事に驚きました(^^;))
しかし、急に画面が変わり円さんだったり、荒川さん、そして先程見た佐藤さんぐらいしか居ない。
当然みゃー森の顔に光は無いし悲しそうな表情
あの頃の顔がホント嘘の様で見てて悲しかった
そこで、皆さん何を見てるかと言うと...『第三飛行少女隊2』それもムサニじゃなくて、タイタニックが作ったやつ。
内容はテレビシリーズであった『セーラー服とF3』に勝るとも劣らないエロアニメ...(ホント良くあの野亀さんがO.K.だしたよなぁ〜)
原作アニメ知らない人と来てたんだけど、開幕気まずかった。
と言う余談は置いといて...
何でムサ二『第三飛行少女隊2』の元請けをやらなかったり、昔のメンバーが殆ど居なくなっているかと言うと、タイマス事変と言うのが起きて、こんなムサ二になったそうな...
ここまで思ったのは、開幕から鬱展開だなぁって事。アニメ業界ブラックなのかも知れない、正直に描いても良いけど面白く描かないといけない。だから、その良いラインを攻めたからこそ、テレビシリーズは良かったと思っているんだ。
リアルを追求したシーンだったし、どう挽回して行くかって興味を惹かせる役割も担っていていい最初だと言えますね。
〜みゃー森ミュージカル〜
かなり困惑した。見てて何だこれって気持ちになった。あるぴんが登場したり、懐かしのムサニアニメのキャラがここで登場して(それ以外もいましたけどね)、「アニメを作りましょー」とか言いながら歌う。
これが長いんだよね。恐らくフルで歌ってるんだと思うんだけどこれが退屈。「あ、あのキャラいるじゃん」で終わってしまう。このミュージカルに行くまで、実は他のブラックなシーンもあった(高校生のみんなと会ったけど、やはり様々な理由でやはり良い感じではありません)わけだし、そろそろ挽回シーンが見たいんですよ。そこで、こんな長々やられても困る。全くいらないとは言わないけど、流石にフルでやる必要は無かったよね。みゃー森の決意と言う意味では良かったと思いますが。
〜懐かしのみんなの集結〜
厳しいスケジュールだがアニメを作ることになり、木下監督に始まり、テレビシリーズのみんなが出てきます。あのよく逃げる釣りの人とか、ほんの少しだけですが野亀先生とか...例の事件があった後、みんな各々どんな生活をしているのかとかに触れながら、久しぶりのムサニオリジナルアニメ制作を手伝えないか聞いていきます。まあ、キャラごとの詳しい話は後でやりますが一筋縄でいかないようなまでに事件で傷ついちゃった人だっていたり...
原作ネタもふんだんに盛り込まれているし、テレビシリーズを見ていた人は間違いなく楽しめるシーンで良かったですね(-ω-)
〜2回目の立ち上がり〜
何とこの作品主人公がまた挫折します。最初の挫折は最初のタイマス事変なわけですけども、げーぺーうー会社(ライバルアニメ会社)から権利関係で難癖付けてきたから、みゃー森がタイマス事変の悪夢を思い出して、一度は夜の公園で再び心が折れそうになる。これも良かったね。
挫折→復帰→はい!成功!
じゃありきたりな作品なわけで、人間普通に考えてそんな簡単に復帰して大成するのはおかしくて、出来過ぎた話になってしまう。みゃー森はテレビシリーズの頃から天才っぷりを発揮していたけど、化け物メンタルまで持ち合わせていたらここまで作ってきたリアルな感じもぶち壊しだしね(´・ー・`)
〜レッツ・サムライ・アクション!〜
ここで悪徳会社げ〜ぺ〜う〜に乗り込んで、アクションシーンが始まります。なんかテレビシリーズの『#23 続・ちゃぶだい返し』を思い出せられますね( ̄∀ ̄)
悪く無かったです。SHIROBAKOらしさが出てた感じがして非常に良かったです!見てて本当テンション上がりましたよ(≧∇≦)
〜クライマックス〜
遂に出来たアニメ映画に「物足りない...」って感情をみんな抱くんですよ。
ここがこの劇場版SHIROBAKOの凄い所!
実は先ほど、話したアクションシーンの最後でげ〜ぺ〜う〜を倒して、エンディングロールが流れたんだ。このエンディングロールは制作したアニメ映画のダビングシーンだったんだけど、げ〜ぺ〜う〜を倒した瞬間に流れたから騙されたよね。恐らく、「え、終わり?ここで?微妙...」って感情を抱いたのは私だけじゃないはず....
観客までこの「物足りない」を体験させて来るのがとても凄いと思うんですよね。
これはもう間違いなく出来た作品。観客の感情をここまで鷲掴みにした作品は他に無いだろうと私は思ってます(*¯꒳¯* )
〜作画〜
基本良いんだけど、たまに線が荒い。ホントに粗探しするとですよ。ミュージカルシーンもアクションシーンも満足な作画でしたが、目を凝らして見ると少しだけ作画に柔らかみを感じない。
もう一度言いますけど、じっくり粗探しするように見るとですよ。
〜気になった人達についてかるーく〜
- みゃー森さん(宮森あおい)
いつも通り可愛い。最高でした。アクションシーンも決まってたしね!あと、プロデューサーまで昇格しちゃったのは流石みゃー森さん!って感じ
- えまちゃん(安原絵麻)
さっき言った作画ぐらいですかね。それだけですよ。ちなみに気になったのは調度、予告にあったここら辺のシーンですよ
- ずかちゃん(坂木しずか)
演技が良かった。事務所の人に話して本当にやりたい事について話したり、裏の主人公ですね(^^;
- みーちゃん(藤堂美沙)
この映画史上一番不遇で恵まれないキャラ。他の3Dの人を使う事になって、一度「むー」とするシーンがあるんだけどそこを解消するシーンが一つも無い。他の4人は苦悩しながらも良くなるのだが、それに類するシーンが記憶にある限りない。そのシーンを私が忘れているだけか...?
- りーちゃん(今井みどり)
可愛い。最高です。ありがとうございます。凄腕脚本家にもなってるっぽくて驚き。師匠とほぼ対等に話し合えるようになっているのが泣けて来る( ˊ• ·̭ •̥ )
- 宮井楓
映画の新キャラだったんだけど、あんまり印象に残らなかった。ただ、声優さんがあやねるって事に気付かなかった。あんまり声に気を使わなかったのもあるけど、声優さんって凄いって実感したよね(*゚O゚*)
- 本田豊
万策尽きた!の人。いつも万策尽きたぁぁって言ってたあの人が木下監督を励ますのはもはや感動ですよ。しかし、リバウンドした模様。
- 木下監督
個人的に監督好きです。ヘタレな所があるかも知れないけど、やる時はやる男。絵コンテを完成させるシーンでは見てるこっちが元気にさせられました(^^)
- ナベP(渡辺隼)
テレビシリーズでは、実は頼れる人!って感じだったのにダメダメキャラに変貌していた。見ててなんか悲しかったなぁ( ノД`)
- 丸川正人
テレビシリーズと同じく人としての器が大き過ぎる...みゃー森さんが復帰出来たのもこの人のおかげですし、ムサニが残ったのもこの人のおかげ。ムサニの父と言っても過言ではないでしょう。
- 遠藤亮介
一番のタイマス事変の被害者。妻にバイトさせて自分はゲームセンターでずっと格ゲー。クズ人間に成り下がったと思うかもだけど、遠藤さんってこの作品で一番ってぐらいに仕事にこだわりを持ってやってたんだよね。だからこそのこの堕ちよう。人間らしさもあったし良かったと思う。まぁ、何よりリアルを追求した劇場版の作風に合ってるよね(`・ω・ ;)
- 平岡大輔
ホントにあんた誰よ。人が変わり過ぎてヤバイ。聖人になり過ぎてて。何で平岡があんなクソキャラだったからかと言うと、相談に乗ってくれる上司も居なければ、気に掛けてくれる人だって居なかったからあの平岡になったわけで、ムサニの優しい人々が居たり、テレビラストらへんのあの感じを見ると平岡の聖人への変貌っぷりは説明がつくよね。変化で感動させてくれる隠れた魅力的キャラクター(*´ω`*)
〜最後に〜
いやぁ、最高の一言です!
ここまで長々書いちゃいましたが、こんな拙い文章の感想を最後まで読んで頂き本当にありがとうございます( ˶˙ᵕ˙˶ )
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