昨日、東奥日報・陸奥新報・津軽新報に
幼稚園閉園に関する記事が掲載されました。
長くなりますが、ここで詳しい経緯を書こうと思います。
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夏休みの最後の週に教育委員会から一通の封筒が
在園児の各家庭に届きました。
中には、黒石幼稚園の今後の運営に関わる保護者説明会の開催について
というお知らせのプリントが１枚入っていました。
黒石幼稚園は平成２１年度に民間移譲の話があったようで
その後の再検討にあたる年なので検討内容を説明するとのことでした。
８月２７日、夏休み明けてすぐに説明会がありました。
結果から言うと来年度の新入園児の募集停止、幼稚園の閉園が
黒石市教育委員会で決定したとのことでした。
あまりに突然のことで、保護者はすぐに反応出来ない程だったのです。
５年前に民間移譲の話があったことを知らない保護者がほとんどで
教育委員会の一方的な話にみんな涙が出ました。
黒石幼稚園は全園児３０人に達していません。
今年度の３歳児入園児は２人でした。
２学期から１人増えて３人になりましたが、たった３人です。
確かにごく少数しかいない幼稚園の経営は
財政難の黒石市にとって本当に大変なことかもしれません。
でも黒石幼稚園はなくなって欲しくないんです。
先生が一生懸命教育してくれています。
お金をかけずに廃材やダンボールで思うままに制作をし、
園庭は手作り遊具がいっぱいです。
小学校に行くと黒石幼稚園卒園の子どもたちは
きちんと話を聞ける子に育っていると褒められるそうです。
みんな仲良く上の学年の子は下の学年の子の面倒をよく見てくれるので
自分が進級したときに自然に小さい子に対して上手に接することが
できるようになっています。
そんな幼稚園をなくしたくないという思いから
黒石幼稚園父母の会が中心となり、
『黒石幼稚園の存続を願う会』
を立ち上げる事になりました。
この会の立ち上げに、卒園児の方々や地域の方々、これから
入園させたいと思っている保護者が賛同して下さいました。
父母会でも反対意見が多数出たので、９月１１日市教育委員会に
二度目の説明会の申し入れをしました。
二度目の説明会では
・前回の民間移譲の際「独断的なことはしない、約束する」と前市長が公言したこと
・「独断的なことはせず、必要に応じて情報提供しながら進める」と前教育長が
約束してくれたこと
・来年度以降も入園を希望している方々が沢山いること
・入園者数が減っていることが問題なのであれば、父母会でもっと
協力できる事があった
・父母会や保護者に何の情報も公開されていなかったこと
以上のことから、市教育委員会の決定に納得出来ない事
「幼稚園閉園と来年度の園児募集停止」について、再検討を求めました。
しかし、再検討には応じられないこと。
決定したことなので今さら白紙には戻せないことを言われてしまいました。
議員さん方に教育委員会から幼稚園についての報告会があるとのことで
黒石幼稚園父母会で市役所へ報告会を傍聴しに行きましたが
保護者への説明が足りなかったと教育委員教育長から陳謝されただけで
状況はなにも変わりませんでした。
今私たち父母会に出来ることは
少しでも多くの人にこの状況を知ってもらうこと。
反対活動をしていくこと。
幼稚園存続への署名を集めること。
今の３歳児が３人で卒園しなければならない状況を変えること。
そのために今、父母会は一生懸命頑張っています
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