
4月16日楽しかった記念すべき1日なので、記しておかねばならない。けれども今は酔っぱらいなため寝ることとする。続きは明日。
昨日の感動は冷めやらず、スマートフォンで撮影した写真を見返す。自室から立山連峰を眺めては、あの高山に居たのだと思うと、日帰り圏内で全く違う環境に身をおける立地に贅沢さを感じる。インターネットで立山黒部アルペンルート開通県民割引キャンペーンを知り、即決予約をした。とても自力で登ろうとは思ってもみなかった約2450mの高山に、ケーブルカーにバスや電車を乗り継ぎ、季節ものである雪の大谷を見て散策できるのだからこんな容易なことはないと飛びついた。SNSで発信される除雪作業を見て当日を待つワクワク感も良かった。除雪車の大きさは出かけて実物を見てわかる。美女平からバスに乗り換え、気が付くと雪の谷道を走っている。その雪の壁が徐々に高さを増す。途中、ブナの森や立山杉、称名滝の観光スポットが絵画的だ。電鉄富山駅を出発した時には生憎の天気、視界は悪かった。しかし室堂に近づくにつれ、晴れ間に変わる。そして硫黄臭が強くなる。雲海の広がる景色はかなり幻想的で山の高さを表している。サングラスがなければ目を開けていられないくらいの眩しさ。今年の雪の大谷は18mを記録している。真っ白な雪と青空の対比が美しい。
今回は、日帰りを予定しているため、アルペンルート往復券の終着駅、大観峰駅を先に回ろうと決めた。小腹が空いたため、トロリーバスの時間を待つ間におやきを買って口にした。トイレは大事、ある所で立ち寄る事を意識した。室堂駅から大観峰駅まではトロリーバスでの移動となる。アメリカではバスの分類になるそうだが、日本では電車の扱いになる。トンネル天井から電気ケーブルがバスの後部に繋がっている。大観峰展望台から急斜面を見下ろすと黒部湖があり、背後には雄山が迫っている。ジャンプ台にいるような感覚。ゆっくりもしていられず室堂駅に戻るバスの時間を気にしている。山の天気は変わりやすくこれからは風が出てくるから早目が良いと話す年輩の職員さんに出会う。
室堂平に戻り、さてこの後どうしようかと考える。室堂駅を起点として、登山道が分かれている。まだ雪が踏み固められていない場所もあり、左右に張られているロープと足跡と地図が頼りとなる。池と言っても雪に覆われて、辺りは一面真っ白な世界。温泉♨を目指すことにした。その近くから硫黄臭の元となる地獄谷をエンマ台から見下ろす。
もう1つの楽しみは天然記念物の雷鳥に会うこと。季節によって毛色が変化することを知った。真っ白な冬毛の雷鳥は特に可愛い。ハイマツの近くにいないかと、みくりが池温泉に浸かりながらも探した。残念ながら今回は出会う事ができなかったので、次回の楽しみとしよう。帰り途中、池の周囲にある木板の上に立とうと近くに寄ったところ、左足が膝まですっぽりと雪に埋まってしまった。近くに居た男性が手を引っ張り上げてくれたけれど、微動だにしない。もう一人の男性がかかと部分の雪を除けてから抜くように教えてくれる。かかと周りの雪をかき、上体を前傾して膝を支点として踵を上に上げると楽に抜けた。お知恵拝借。私が目指した木板は、ベンチらしいです。雪がない時を知らないとこんなことになる。良い体験となった。まだまだ知らないことは沢山ありそう!残り時間、ホテル立山の喫茶室でチーズケーキを注文する。甘み控えめな味で美味しかった。なんと充実した1日なんだろう。立山自然保護センターの映像を観て、次回は夏に来たいと思った。立山駅に戻るバスは1630が最終、周りは寝ている人が多かった。立山駅の土産物センターで登山地図を購入した。
下山してもまだ余韻に浸りたくて、お腹は空いたし高所では控えていたアルコールを飲んで1日を締め括ろうと思いいざ居酒屋へ。何年ぶりだろうか、勧められるままに飲み放題を注文する。良い加減に酔っぱらい、心地よく眠りについた。翌日は満月、ピンクムーン。星がよく見えた。山から眺める星空は綺麗なんだろうなと想像する。色々な山の楽しみ方がありそうだ。