米津さんの言葉で定期的に聞きたくなる言葉があります。

それはラジオで
「曲が降りてくる」というのをどう思うかと聞かれた時に答えた言葉。

米津さんを知り始めた時に、
「この曲のこの部分はどうやって出来たの?」って質問された時の答えがかなり考えてからの
「…なんとなく…」
だったんですよね。

だから、ほんとになんとなくでほんわり作れちゃうくらいに神がかった天才なのかと思ったくらいだった。

でも、「降りてくる」っていうのは好きじゃない。
いつも一から這いずり回るようにして地道に音を試して、作っている…って感じのニュアンスで話していて。
そっちの方がめちゃめちゃ好きだなぁって思ったんですよね。
米津さんて、作詞も作曲も桁外れでほんとに天才だと思うし、才能の塊だと思うけど、
それはふんわりしたものじゃなくて、
米津さんが必死に探した言葉だったり、音だったりするんだなぁって思ったら、より歌詞が愛おしくなったし、曲ももっともっとよく聴こうと思うようになったよ。

それからは米津さんの「なんとなく」の本当の意味も、多分全部は分からないかもしれないけど、前よりはわかるようになってきたかも。
米津さんにとって音楽は全部説明するものじゃないんだろうなぁ。
だから音楽なんだもんね♪
それはその曲を聴いて聴く私が感じるもの。
一人一人の感じるものが全部正解って思ってくれるような、
米津さんてそんな方なのかなぁって思えてきました。