★第164回全経簿記上級 受験記録★
くろやぎです。
昨日、全経簿記上級試験を受けてきました。
全経簿記上級試験は、日商簿記1級と同様に、合格後の税理士試験
資格をげっとできるということで、日商簿記とあわせて年4回の
チャンスが用意されているのですね。
それを知ったのは、申し込み期限ギリギリで(マイナーだから気に
してなかった)応募して、4週間あまりで準備しました。勉強時間
は200時間くらいでしょうか。
試験は、地味にうれしい13:00スタートで、商業簿記・会計学
が90分、工業簿記・原価計算が90分の試験です。
難易度は日商簿記1級にやや劣るものの、幅広い範囲からの出題や
理論問題の多く出題される点が、独特の対策を要請していますね。
そして、一番の敵が、やはり「制限時間」・・・知識を持っている
だけではダメで、それをノータイムで正確に使えるようにしなけれ
ばいけないわけです。
試験直前期、なかなか細かい部分の知識を補完できずにいたり、
体調を崩したり、のうちに試験になってしまいました。
そして、試験開始---
■感想
色々な意味で、大変な試験でした。
計算機のイコールボタンを押すのがこれほどに怖いと思ったのは
初めてですよ。基本的に割り切れるように作問してあると考える
とドツボにはまるし、かといって無限小数が正しい答えなのだと、
試験本番で自信を持って書くためには、相当の理解が必要みたい
です。
このギリギリ感を体験したことが今後に生きていくはず。
自分が書いた答えは覚えていないし、計算用紙も回収されて
しまったので、自己採点はどうしようか・・
---------------以下、単なる記録------------------
■商業簿記・会計学(13:00~14:30)
商業簿記の第1問目の仕訳は問題無し、第2問めは損益勘定と
残高勘定の作成。50分ほど時間がかかると判断して会計学へ。
会計学の正誤問題は10問で30点ほどの配点がある見込みなので
9割は取っておきたいところ、しかし解らない問題が2問・・・
時間を掛けるわけにもいかずに、会計学の次の問題へ。
会計学の2問目は純資産の部の理論についての記述問題、3問目は
連結財務諸表についての記述問題。どちらも知っているだけでなく
理解して見識を持っている必要がある問題でした。
ここまで終えて、残り時間55分で損益勘定と残高勘定に突入。
しかし、この損益勘定と残高勘定、、苦手な帳簿組織や過去の
見積もり誤りの遡及処理や現存処理、などなど
・・・時間が足りません。
結局、ギリギリで全てを計算し終わったものの、損益・残高双方の
貸借金額が一致しないという悲しい結果に('A`)
■工業簿記・原価計算(15:00~16:30)
工業簿記は、実際工程別部門別原価計算のようです。仕損品の処理
もあって、時間がかかりそう。なにより、工業簿記の問題文の
漢字の多さにはうんざりします。
工業簿記といいつつ原価計算の問題しか出ないような気が・・・
先に原価計算のほうへ。こちらは前回162回に引き続きCVP~
経営レバレッジ係数の問題。セット販売形式の問題で、1セットの
売上高と変動費計算に手間取って最初の問題を解いた時点で10分。
戦慄が走ります。
上級試験独特の無駄にケタ数の多いごちゃごちゃした数字の連続で
精神力を削られつつも、なんとか割り切れる解等が出ている状況に
希望を託して、、、
これって、計算機の打ち間違いが一番の死因なんじゃないだろうか?
そして第2問目へ、聞いたことの無い単語と新しい観点からの
問いかけ。全く解りません('A`)
問題は正誤問題、全部で4問。。。問題の分量的に配点は30点
程度でしょうか。これはマズイです。
時間を掛けずに解いて工業簿記へ。
出だしの階梯式配賦で配賦基準がうろ覚えな挙句、どうやっても
割り切れないのでまたテンパる・・・
本当に自分の解法に自身を持っていないと、すぐ無限小数が出て
くるので大変です。計算機のイコールボタンを押すのが怖いです。
そんなこんなで、一応全ての解答欄を埋めたものの、全く自信無し。
頼む!正解であっててくれ~~!
以上