2026年サンデーTC全頭評価77~94
【目次】77.ミュージアムヒルの25(シュネルマイスター)78.ドナウブルーの25(シュネルマイスター)79.ラヴズオンリーミーの25(シュネルマイスター)80.ワシントンレガシーの25(グレナディアガーズ)81.ザイラの25(グレナディアガーズ)82.ミスエルテの25(リアルスティール)83.サンタエヴィータの25(オルフェーヴル)84.センティナリーの25(フィエールマン)85.ラプソディーアの25(インディチャンプ)86.サングレアルの25(ウエストオーバー)87.フォンタネットポーの25(ゴールドドリーム)88.モンファボリの25(シルバーステート)89.シャンデリアスピンの25(ブリックスアンドモルタル)90.ジュールポレールの25(ブリックスアンドモルタル)91.ディファイニングパーパスの25(Frightline)92.ワンダーウィールの25(Gun Runner)93.カウンターパーティーリスクの25(No Nay Never)94.ノブレスオブリージュの25(Sioux Nation)【評価基準】★★★★★=重賞★★★★☆=OP~★★★☆☆=2〜3勝★★☆☆☆=1~2勝★☆☆☆☆=~1勝☆☆☆☆☆=未勝利77. ミュージアムヒルの25(シュネルマイスター) ★★★★★現役時は3勝に留まった母でしたが、繁殖としては初仔から3歳で皐月賞と有馬記念を制したミュージアムマイル(リオンディーズ)、ファンタジーSを制しクラシック路線に乗ったフェスティバルヒル(サートゥルナーリア)を輩出。実績のあるキンカメ系から、今回は新種牡馬シュネルマイスターに父が代わっています。早生まれで見栄えする点をっし引いても立派な骨格を持っており、特に筋肉質なトモとそれに負けない深い前躯はパワータイプに見せ名がらもバランスが取れています。飛節も大きく、パーツ単位で見ても母の仔出しの良さはこの仔にも反映されている印象。半兄ミュージアムマイルは歩かせてもあまり見栄えしませんでしたが、この馬は違いますね。踏み込みが力強く、前肢の可動域が非常に広くてストライドの大きなダイナミックな歩き。手先にもクッションがよく聞いており歩きのリズムもよく、非常に見栄えする質の良い動きだと思います。左前が内弧気味な点だけ気になりますが、それを差し引いても素晴らしいと思います。兄と同じくクラシックディスタンスでの活躍に期待がかかりますね。78. ドナウブルーの25(シュネルマイスター) ★★☆☆☆母は重賞2勝を挙げた活躍馬で、三冠牝馬ジェンティルドンナの全姉。産駒からも3頭のOP馬を輩出するなど、繁殖としても活躍を見せています。本馬は17歳時の仔です。フレームサイズは小ぶりで、トモも浅く容積も物足りません。馬体もいまいちメリハリに欠け、高齢出産の影響を感じます。肩の出もよくハキハキと歩けていますが、踏み込みは浅くトモの送りもいまひとつ。体の使い方もそこまでうまい方ではなく、飛節や繋ぎ、トモに緩さを感じるため時間もかかりそうなタイプです。79. ラヴズオンリーミーの25(シュネルマイスター) ★★★☆☆ラヴズオンリーユー、リアルスティールという2頭のGⅠ馬の半妹にあたります。斜尻ではありますがトモの容積はしっかりしており、胸が深く肩も良く発達しています。若干前の勝った作りですが、成長すればバランスは取れてくるでしょう。左膝が若干被り気味な点はきになります。踏み込みが深く、脛骨が良く振れてストライドの広い歩き。もう少しキビキビ歩ける+牝馬らしい柔軟性がある方が好みではありますが、牝馬としては幅もあって雰囲気は悪くありません。成長の中で前進気勢が出てくること、もう少しサイズが大きくなってくれることが望まれますが、サイズの方は450㎏くらいまでで止まりそうな気もします。80. ワシントンレガシーの25(グレナディアガーズ) ★★★☆☆母は3勝ち馬。産駒からは複数勝利馬も2頭出ています。遅生まれですがサイズ感は良く、フレーム自体は少し小ぶりな印象を受けますが、トモは立派で丸みもあって良い雰囲気です。テンポよく歩けており、トモの送りも良いですね。ただっ飛節は伸びず、体暴きには硬さがあって繋ぎの柔軟性などからも、ダート向きに出る可能性はありそうです。コンパクトなフレームながら動きの質は悪くないため、1使てれば両刀気味に長く楽しめそうですね。厩舎がダートに強い新谷厩舎なのも良いと思います。81. ザイラの25(グレナディアガーズ) ★★☆☆☆母は2勝馬。ややメリハリに乏しい馬体ですが、フレームはかなりしっかりしておりトモの容積も十分。短距離馬らしい短めの手脚と詰まった胴はいかにも短距離向きの体付きです。腹袋も立派で、成長余力も見込まれます。伸びやかな歩様で手先にクッションも効いており、肩の出も良くリズムの良い歩き。またトモの送りが素晴らしく、ストライドの広い歩きが出来ています。若干気の強そうなところはありますが、短距離馬として考えると長所でしょう。馬体にも幅があって全体の完成度は高そうです。82. ミスエルテの25(リアルスティール) ★★☆☆☆母はファンタジーSを制し1番人気を背負った朝日杯FSでは4着。産駒からは3勝馬が2頭出ています。スラリと伸びる手脚と薄手な作りのトモは父産駒の特徴。3勝を挙げた全姉の募集時と似た作りです。個人的にどうしても好きになれないのがリアステ産駒のこのトモで、やはり容積は物足りなく映ります。相当極端な立ち繋ぎで、歩かせても全く沈まず。肩の出にも硬さがあって、いかにもなダート馬。トモの送りがイマイチで飛節も伸びきらず、力感に欠けるストライドの狭い歩き。この母の仔ですが、気性面にそこまで心配がなさそうに見えるのはプラスでしょう。83. サンタエヴィータの25(オルフェーヴル) ★★☆☆☆母3勝馬。祖母はアメリカのGⅠ馬です。胸前が広く前が勝った作りで、斜尻でトモの作りは薄手。容積自体は一定のボリュームがあるので、成長してくれば前後のバランスは整ってきそうです。首を使ってハキハキと歩けていて踏み込みもしっかりしていますが、トモの送りはイマイチで可動域も物足りません。クッションは効いていますので、ダート馬だった母とは違い芝でも十分やれそうですが、力感不足で歩きの面では物足りません。84. センティナリーの25(フィエールマン) ★★★☆☆母は1勝ですが、産駒からは複数勝利馬や重賞2着馬も出ています。叔父には天皇賞馬のアドマイヤジュピタ(フレンチデピュティ)を含め複数のブラックタイプが出ている一族です。父は2,000~3,200mで活躍しましたが、本馬は動画詰まり気味で兄弟と同じく1,600~2,000m辺りに適性が出そうな馬体。かなり雄大なフレームの持ち主で手脚も長く、幅があって深い胸前を軸に前肢が勝った構造になっています。トモは若干薄手で後肢の蹴りも若干物足りませんが、前躯手動の推進力ある歩きは出来ており、クッション性も高いです。行使の可動域はやや物足りないので、育成の中でトモが強化されてくれば面白そうです。85. ラプソディーアの25(インディチャンプ) ★★★☆☆3勝馬の母は、シュヴァルグランやヴィヴロスといったGⅠ馬を出したハルーワスウィートの半妹。ファミリーからも複数のブラックタイプが近年出ており、高い活力を維持している牝系ですね。短距離馬としてはもう少しフレームが欲しいところではありますが、骨量豊富で筋肉質な馬体は父譲り。トモの容積も立派で見栄えのする馬体です。踏み込みが力強くトモの送りも良いですね。肩の出に若干硬いところがありますが許容範囲。ストライドの大きな堂々とした歩きが出来ています。背腰に甘いところがあり、背中の使い方はイマイチですが、腹袋も立派でトモ高の馬体からも成長余地は高そうです。管囲が19.5cmと細目なので、あまり大きくなりすぎないで欲しいですね。86. サングレアルの25(ウエストオーバー) ★★★☆☆母はフローラSを制し秋華賞で5着入賞した芝馬でしたが、母としては芝で3勝のエピブランセス(エピファネイア)、ダートOP馬のメルキオル(ナダル)と種牡馬の特性に応じて幅広い適性の仔が出ています。若干コンパクトな作りではありますが、前後のバランスはとれており、ゆとりのある作りからも距離の融通は効きそうです。一方で、トモの容積は若干物足りなく映ります。そこまで手先にクッションが効いているわけではありませんが、動きに柔軟性はあり芝向きの印象。脚捌きには力強さがあって、トモの送りも良く広いストライドで重心の低い歩きが出来ていますね。緩い部分はあるので始動はゆっくりになるでしょう。厩舎は6年目で若いですが、芝長距離路線の活躍馬も目立ちますしこの馬との相性も良さそうです。87. フォンタネットポーの25(ゴールドドリーム) ★★★★☆JpnⅠ2勝のベストウォーリア(マジェスティックウォリアー)の半妹にあたる母は、二刀流の活躍でJRA3勝。全兄も2勝を挙げています。父譲りの厚みのある強靭なトモはもちろん、胸前も良く発達しており、立派な腹袋で立ち姿は非常に見栄えがします。この血統ですが肩の出が非常によく、前後共に非常に力強い脚捌きでストライドも取れています。重心の安定した推進力のある歩きが出来ており、今年のダート募集馬の中では一番よく見えます。父を管理していて、胴産駒の準OP馬を預かっている平田先生というのも良さそうですが・・・単純に平田厩舎が、っていう人は多そう笑。88. モンファボリの25(シルバーステート) ★☆☆☆☆母は芝スプリントで3勝。半弟に世界のフォーエバーヤング(リアルスティール)がいます。初仔故か体高はやや低めに出ていますが、毛ヅヤは良く体質面は問題なさそうです。繋ぎが思ったよりも沈まず、体捌きに硬さを感じることから叔父と同じくダートに向きそうですが、父産駒のダート成績はお察しで、その時点で大幅割引。飛節に全く緩さがなく早くから行けそうなのはメリットですが、踏み込み、トモの送り、ストライドのいずれも物足りません。89. シャンデリアスピンの25(ブリックスアンドモルタル) ★★☆☆☆母は未勝利馬ですが、祖母ダンスインザムードは桜花賞を含むGⅠ2勝を挙げており、その枝葉からも多数のブラックタイプが出ています。皮膚が薄く健康的な体で、前後のバランスも取れています。この血統ですが繋ぎにクッション性があり捌きも柔らかく芝向きの動き。現状フレームが若干小ぶりですので歩き自体は小さくまとまっていますが、脛骨は良く振れています。踏み込みが若干甘い点もあり、推進力の面では若干物足りなさがありますね。90. ジュールポレールの25(ブリックスアンドモルタル) ★★☆☆☆母はヴィクトリアマイルを制したGⅠホース。期待に反して産駒は走っていませんが、今回サンデー&杉山晴厩舎ということで話題になっています。四肢が長く胴詰まり気味の馬体で、適性は母と同じくマイル前後に出そうな印象。動画で見るとトモが薄手で容積も物足りず、フレームサイズもコンパクトに映ります。トモが甘く踏み込みは非力で、前後ともにストライドも物足りず。力が上に抜けるような歩きで手先のクッション性やスナップもいまひとつです。91. ディファイニングパーパスの25(Frightline) ★★★☆☆アメリカのダートG1を制した母の初仔。日本馬っぽくない作りですが、個人的には全体のフレームが小ぶりに映り、その辺りは初仔の影響でしょうか。骨量豊富で筋肉質な馬体は血統どおりのイメージです。一方で歩かせたら柔軟性があってクッションも効いており、初勝利を東京芝で制した父産駒のように芝でもやれそうな柔らかさを感じます。首を使って推進力のある動きが出来ていて、肩の出も非常に良くストライドの広い歩き。運動神経は非常に高そうに見えました。92. ワンダーウィールの25(Gun Runner) ★★☆☆☆母はアメリカのダートGⅠを2勝。祖母もGⅠ2着、4代母のラインからもブラックタイプが出ており、北米方面で繁栄を見せるファミリーです。ダート馬らしく前が勝った作りで、肩回りは良く発達していますね。胴と首の長さにややアンバランスを感じますが、馬体を見る限りはマイラーのイメージ。こちらも一定の柔らかさとクッション性を確保できていますが、牝馬ながら硬さはあってダート向き。低重心でスイスイと歩けていますが、踏み込みが甘くストライドはいまひとつです。93. カウンターパーティーリスクの25(No Nay Never) ★★☆☆☆母はアメリカの芝GⅢ勝馬。欧州血統らしくゴリゴリマッチョの体形で、3月下旬ながら既に473㎏の大型馬。トモ高でまだまだ成長の余地もありそうです。繋ぎが太く欧州馬っぽい作りで、トモの送りはよく一歩一歩雄大な歩きを見せています。ただし硬さはあり、繋ぎのクッション性や手先のスナップを見てもどちらかというと日本の芝というよりはダートや洋芝向きの印象。父父Scat Daddyらしく大型馬ですが始動は速そうで、体質も良さそうなので堅実に数を走ってくれそうなタイプですね。94. ノブレスオブリージュの25(Sioux Nation) ★★☆☆☆母はイタリアGⅢ馬。父、母ともに日本ではあまり見かけないマイナーな血統です。牝馬には見えないゴリマッチョの馬体で、立派な腹袋やトモ高の馬体からも500㎏は超えてきそうな恵体。飛節から後肢の管にかけても非常にガッシリしており、脚元はタフそうです。前肢が若干内向気味ですがそこまで気にならず。トモの送りはまずまずですが飛節が伸びず、硬さがあってクッション性に乏しい歩き。首も太く、ダートに向いた馬体と動きに見えます。推進力に乏しくやや神経質にも見えるので、気性の方もやや心配ですね。