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■1.ストーリー
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おかしい、里に妖怪があふれかえっていると言うのに、誰も異変だと
騒ごうとしない。
しかも里の人間はさも当たり前のように過ごしているらしい。
霊夢は逆にこれは異変だわと人里に調査に向かった。
・・・彼女の勘は働かなかったが。
おかしい、里に妖怪があふれかえっていると言うのに、誰も異変だと
騒ごうとしない。
しかも里の人間はさも当たり前のように過ごしているではないか。
魔理沙は自分だけ仲間はずれにされた気がして、調査へと向かった。
・・・弱い妖怪ばかりだと思ったが気にしなかった。
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■2.キャラ設定
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○楽園の巫女
博麗 霊夢(はくれい れいむ)
Hakurei Reimu
種族:人間
能力:主に空を飛ぶ程度の能力
毎度おなじみの巫女さん。博麗神社の巫女さん。
何者に対しても平等に見る性格である。ただ、仕事は妖怪退治である
為、妖怪に対しては厳しいポーズを取っているが、実際は人間にも妖
怪にもさほど興味はない。
今回は人里に妖怪が溢れすぎているのを見つけて戸惑い気味。
とりあえずただ事ではないと神社を飛び出した。
○普通の魔法使い
霧雨 魔理沙(きりさめ まりさ)
Kirisame Marisa
種族:人間
能力:魔法を使う程度の能力
幻想郷に住む、普通な魔法使い。蒐集癖を持つ。
ひねくれて見えるが、内実は誰よりも真っ直ぐ。いつも黒い服を着て
いるが、それは魔法使いは黒だと思い込んでいるのと、汚れが目立た
ないと言う理由から来ている。真っ直ぐである。
今回は霊夢より先に異変に気付き、独自で調べていたが、やっぱり原因が
分からずに少々戸惑っている。
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◇敵キャラサイド
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○1面ボス ひねくれたちょい悪幼女
海若 天音(かいじゃく あまね)
Amane Kaizyaku
種族:天邪鬼
能力:心を読んで悪戯をする程度の能力
一面でいきなり心を読む敵かと思われるが、彼女の能力はさとりのように
オートで読むわけではなく、悪戯するときにしか心を読まない。無論力も弱い。
性格は種族からも、天邪鬼であり、悪戯好きで、その性格は妖精に近いものが
ある。しかし、根は素直でいい子である。・・・らしい。
山本の手下妖怪の一人であり、彼女の言う事は何でも聞く。
悪戯をするだけで、基本的に無害だが、霊夢たちの調査を邪魔したために退治
された。
○2面ボス 恩返しをする甘えん坊
金瓶 たぬ(きんがめ たぬ)
Kingame Tanu
種族:オッパショ石(妖怪狸)
能力:自分を背負ってくれた者に黄金を与える程度の能力。
おんぶが大好きな甘えっ娘の妖怪狸。道行く人間におんぶをせがむが、おんぶを
してしまったが最後、数十キロと重くなり、押しつぶされてしまう。
が、重さに耐え抜いて、彼女を家まで連れて帰れば、黄金を与えてくれる。
彼女はいつものように、おんぶをせがんだだけだが、頼んだ相手が悪かった。
○3面中ボス 愛すべきドジっ娘犬神
八重橋 走狗(やえばし そうく)
Yaebasi Souku
種族:犬神
能力:呪術を操る程度の能力。
主とはぐれてしまったドジな犬神。
本来犬神は非常に強い霊力だが、まだ子供だからと、術者が近くにいないので、
霊夢たちに一方的にぼこぼこにされてしまった。
○3面ボス 一風変わった犬神使い
八重橋 茜(やえばし あかね)&八重橋 走狗(八重橋 そうく)
Yaebasi Akane&Yaebasi Souku
種族:人間。犬神使い。
能力:犬神を操る程度の能力
本来犬神と呼ばれるものは、たいてい術者のことを恨んでいるが、彼女たちは違う。
生まれたときからずっと一緒にいることから、互いに信頼しあっている。
里を荒らす妖怪を退治していたが、走狗とはぐれてしまい、捜していたところ、ぼろぼろに
なった、走狗を見つけた、こんな姿にした妖怪はどいつだぃと霊夢たちに戦いを挑んだ。
○4面中ボス 豪快な妖怪の総大将
山本 沙織姫(やまもと さおりひめ)
Yamanmoto Saorihime
種族:妖怪の総大将
能力:あらゆる妖怪を従わせる程度の能力
まいったぁ!!ラスボスがこんなところで出ていいのかぁ?とか言って出て来る。
彼女が今回の異変の犯人である。
ついに異変を解決を始めた人間が気になり、見に来た。本当にそれだけの理由で見に来た。
ただし、この戦いで彼女がつかった力は本来の力の1000分の1にも満たない。
ほどよく力を見極めたあと、まいったぁ!!と言って、夜行さんにあとを任せて逃げる。
彼女が異変を起こした理由は下記に。
○4面ボス 偉そうな祟り妖怪
夜行 ゆき(やぎょう ゆき)
Yagyou Yuki
種族:妖怪(夜行さん)
能力:戒めを破り神事を汚したものを祟る程度の能力
彼女は山本の手下で祟り妖怪。
忌み日と呼ばれる妖怪たちが出歩く日に外を出歩く人間をたたる程度の能力である。
人間思いの人間で、妖怪に食われないようにするために自分が襲っているのだという。
今回は、山本の命令でなかなか異変を解決しない巫女に、祟りを与えるために攻撃した。
○5面ボス 豪快な妖怪の総大将
山本 沙織姫(やまもと さよりひめ)
Yamanmoto Saorihime
種族:妖怪の総大将
能力:あらゆる妖怪を従わせる程度の能力
自称物、の怪の世界を二分する魔王である。しかし、魔王を自負するだけ
あってその力は相当強いらしい・・・が、めったに、というかまったく
本気を出して戦わない。
ちなみに本気をだせば、幻想郷だけでなく外の世界をも支配することが出来る
ほどの力がある。
彼女が何故、今回の異変を起こしたのかと言うと、実は今回の異変、全部狂言
だったのである。
しかも聖の。
彼女は聖が封印される前からの知り合いである。
もともと彼女も人間と妖怪が手を取り合って暮らせる世界がいいと思っていた。
また彼女は争いに基本的に加勢しない。
それは人間が妖怪を倒すのは、妖怪が人間を襲うのと一緒だと考えているからである。
いくら人間が悪賢く知恵をつけてもそれは仕方がないことだと思っている。
だから彼女は聖が人間たちに裏切られたときも特に聖につく事をしなかった。
・・・しかし彼女は分かっていた。いつか再び聖と再会できる事を、
人々が妖怪と仲良くできる事を。
普段はちゃらけているが、ちゃんと考えているときは考えているのだ。
そして、聖にとある妖怪が覚醒しつつあると教えられた。渾沌である。
渾沌・・・彼女はその名前に覚えがあった。人々の、不安と無秩序を司る破壊神クラスの
魔獣である。
そんなものが目覚めたら、幻想郷だけでなく外の世界も滅んでしまう。
そうだ、それならば、人々も、妖怪も不安を忘れるくらい大騒ぎをしよう。
そうすれば、渾沌も再び眠りにつくかもしれない・・・。
そう考えた彼女は里の人間や幻想郷の賢者たちに頼んで一時的に里の結界を緩めてもらった。
巫女たち妖怪退治のプロにわざと伝えないように・・・。
○エキストラ中ボス 慈悲あふれる僧侶
聖 白蓮(ひじり びゃくれん)
Hiziri Byakuren
種族:魔法使い
能力:魔法を使う程度の能力(身体能力を上げる魔法を得意とする)
今回の異変の共犯者の一人。
山本とは古くからの知り合いである。
渾沌という妖怪が覚醒直前であることを知り、うまく説得できないかと
一人で渾沌のところに向かった。
霊夢たちに出会って、彼女なら、渾沌を止められるかも知れないわねと思って、
わざと弾幕ごっこに負けた。
○エキストラボス 虚無と無秩序への恐れ
渾沌(渾沌)
Konton
種族:渾沌(伝説級の魔獣)
能力:カオスを司る程度の能力
幻想郷のいや、世界中のカオスを司っている伝説級の魔獣。
実態は普段はないが、世の中の漠然とした不安などが寄り集まると、体現化する。
その能力は世界にまた無秩序を呼ぶ能力。
しかし・・・実際にその能力が使われる事は少ない。
なぜか?それは彼女が生まれてからしばらくはその能力を使えないからと、
その使えない間に世界を品定めして、本当に破壊する必要があるのかどうかを見るからである。
生まれてからの彼女は、何もしない。
目があるのに開けず、足があるのにあるからない。
空を眺めては笑い、自分の尻尾を追いかけてくるくる回ったり、また空を見ては笑うのである。
これは、彼女にとって、空は鏡であるから。尻尾はチャンネルみたいなものであるからである。
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■3.エキストラストーリー
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今日も騒がしい博麗神社。
参拝客は相変わらず一人もいないが、今日は妖怪の総大将が来ていた。
彼女はあれからちょくちょく神社にも顔を出すようになった。
彼女はあの里での異変を自分たちが考えたちょっとした茶番劇だと答えたが、
どうも霊夢たちは釈然としなかったのである。
霊夢 「でさ、何か釈然としないんだけど」
魔理沙「あー、巫女が普段からまともに働かない。
だから異変でも起こして無理に働かせようとした・・・か?」
霊夢 「それはそうよ、私だっていろいろと忙しいんだから。
それに、そんなことくらいで、わざわざ妖怪の総大将が出て来ること?
仮にも巫女の敵じゃない。」
魔理沙「そんなことって・・・(汗
それで、実際のところどうなんだ?」
山本 「まいったぁ!説明したとおりだよ。サボり魔の霊夢をいかに働かせるか
それを考えた結果異変を起こすしかなかったんだぁ!」」
霊夢 「・・・だいたいその喋り方が胡散臭いのよ、これじゃあ紫と同じくらいね」
山本 「まいったぁ!あんなのと一緒にされたくないねぇ!」
魔理沙「なら本当の事を話してくれよ。」
山本 「うーん。何度も言ってるけど、本当に異変の原因はそれだけなんだ。」
霊夢 「異変の原因、は・・・?
ってことは他にも何かあるの?」
魔理沙「やっぱり何か隠してやがったぜ。」
山本 「まいったぁ!!鋭いねぇ!!わかったわかった。白状するよ。
実は少し困った事があってねぇ・・・・」
彼女の話を簡単にまとめると、伝説級の魔獣が覚醒寸前であること、完全に覚醒するのを
阻止する為に異変という大騒ぎをしたと言う事。
魔理沙「覚醒を阻止するならなんで大騒ぎをしたんだ?逆効果じゃないか?」
山本 「まいったぁ、いいとこをつくねぇ。
実はねぇ、彼女覚醒って言ってももう起きているようなもんなんだ。
そんで今は能力を使うかどうかの品定め中でねぇ・・・」
その伝説級の魔獣は人々の不安を体現化した魔獣だと山本はいう。
その能力は世界に混沌を、虚無と無秩序をばら撒く能力らしい。
そして品定めという形で世界を見ていたらしい。
それを察知して、彼女と彼女の古い知り合いは一計考えた。
近くの里で人々が不安の元である妖怪と仲良くばか騒ぎをしていたらどうなるのか・・・
山本 「……それが今回の異変の真相さ。別に隠すつもりとかはなかったんだがな。」
霊夢 「それで…どうするの?」
山本 「実は今日その古い友人がやつの様子を見に行くって言って
てねぇ。多分今頃もう向かっているんじゃないか?」
霊夢 「ちょっと、その場所を教えてくれるかしら?」
山本 「まいったぁ!!聞いてどうするんだぃ?」
結局霊夢たちは魔獣の場所を教えると飛んでいってしまった。
山本 「くくく…まいったぁ!彼女たちなら大丈夫だろうな。私や聖にはない、素晴らしさを
持っているからなぁ。どうなるかが…楽しみだ。
にしても聖もなかなか回りくどいやり方を考えたもんだなぁ。」
彼女はそう言って豪快に笑うと、すっと、消えてしまった。