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Baptiste Nayrand Terre Noire 2021年ヴィンテージ



今日はバティスト・ナイランのテール・ノワールを頂きます

セパージュはピノノワールです

ボジョレーとローヌの間に位置するコトー・デュ・リヨネにドメーヌを設立したバティスト・ナイランは2015年からワイン造りを始め、現在は自然派ワイン愛好家の間でも人気の高い造り手として知られています

メインに栽培するガメイはキュヴェ違いでいくつかの種類のワインがありますが、ガメイの他にもアリゴテ、シャルドネ、ピノノワール、シュナンブランも手掛けています

特筆すべきは、いずれのワインも『トータルSO2』が8mg/l以下の検出限界値であることです

自然派ワインの認証マークであるヴァン・メトード・ナチュールの場合トータルSO2は30mg以下の基準があり、他にも『自然派ワインで推奨されるトータルSO2は22.5mg以下』などをよく耳にしますが、これらと比較しても圧倒的に低い数値です

栽培も醸造も人工的な介入をほとんど行わない造り手で味わいも素晴らしいのですが、このワインはピノノワールをロゼに仕立ててあるというのでどんな味わいなのかとても楽しみです



【香りの強さ】中程度 



【アタック(第一印象)】さわやかな 



【酸味】爽やかな酸 



【甘味】中辛口 



【渋味苦味】なめらかなタンニン 



【フレーバー】チャーミングな果実味 



【ボディ】ミディアムボディ 



【余韻】持続時間は中程度 



色調はかなり淡いですが、写真よりは濃いオレンジの色合いです

香りの強さは中程度でスワリングして広がりますが、キレイでチャーミングな香りがとてもいいです

アタックは爽やかで、酸も同じく爽やかです

タンニンはなめらかです

果実味はチャーミングで、アフター持続時間は中程度です

とても複雑な味わいで素晴らしいの一言ですが、ロゼ仕立てでなければもっと感動すると想像します

バティスト・ナイランはボーペイサージュの岡本英史さんと同じくらい今後も追いかけたい造り手です


総合評価(5点満点)】4.2点

※バティスト・ナイランの過去のワインブログは以下になります