どうも、社会人男性です。



恋愛感情はないけど保護したいっていうのは…

どういう感情なんでしょう?


というお話です。






先日私の部署に新しい方がいらっしゃいました。

その方は私よりも歳が若く、とても可愛らしい方です。


華奢な体型でおおらかな雰囲気を纏っているのに、仕事以外の話をするとなんだかきつい口調になるそんな方でした。



私がいる会社は時間帯でやる仕事が違ので、多様な勤務体制、出勤時間のばらつきなどがあります。


所謂最後のお仕事、締めの仕事を教えなくてはいけなくなり、上司ではなく自分がOJTをすることになりました。



仕事内容はたいして難しくないため、

「あれをこうして…。」

なんて教えてる間世間話をするつもりで趣味や好きな食べ物なんかのお話をしていました。



その方は彼氏さんがいるということは聞いていたのでそれとなくお話を聞いてみると、とてもとても壮大なお話が広がり、自分では体験できないような内容が飛び込んできました。


身近にそういう人がいないわけではないですが、その人と知り合って間もなかったということもあり、“その事”についてその人がどういう意図を持ってどういう感情で“その言葉”を発しているのかを汲み取るのが難しくどこに同意をし、彼女の納得のいく回答ができるのか不安になりながら話をしていました。



話を聞いて欲しいだけなのかもしれない。

同意が欲しいだけなのかもしれない。

理解を示して欲しいのかもしれない。

バカだなぁと笑われたいのかもしれない。

偉いと褒められたいのかもしれない。

反対して欲しいのかもしれない。



どれが当てはまるのか皆目検討がつきませんでした。




ふと出てきた言葉は


「彼氏想いで優しい人ですね。」


という薄っぺらい言葉でした。




ほんの少しだけ精神医学を齧ったことがあり、ど素人の自分が彼女をカウンセリングしようとしていたんだということを理解しました。








もしかしたら、彼女の欲しい言葉をかけられるかもしれない。

でも、それでは何にも解決はしない。

根本が“共依存的”で“独裁的”で“奉仕的”なごちゃ混ぜな感情があるんだ。ということを会話をしながら気づきましたが、彼女にそれを悟らせるのは盲目がついているかのように難しかったです。



「言いたくなかったら全然いいですけど、それでも別れないのは?」



なんて聞いてみれば


「相手の気持ちがわかってしまうから。」



今自分が彼氏を手放したら、きっと彼は酷い目に会ってしまう。それが容易に想像がついてしまうがために私は彼と別れられない。


そういうことなんだろう。思いました。




彼女自身親に話をしていたようですが、彼氏と親の仲は最悪で自分も親に頼ることはできない。と、みるみる孤立へ歩んでいるように見えました。



私ができることなんてたかが知れてますし、話を聞くことやご飯に行くことぐらいしかできないけど、早く彼女から彼氏を取り上げて彼女を楽にしてあげたいな。と片方の意見を聞いて強く思ってしまいました。



『だからと言って後輩に手を出すようなことはしませんが』



というより、彼女に恋愛的な意識を向けることはまず無理だろう。と思ってしまったので、そういうことはないと思います。




孤立している彼女の唯一の逃げ場になれるのであれば異動してしまうまでの間でも止まり木ぐらいにはなれるんじゃないかなぁと…思ってしまいました。




気の利いた言葉すら吐けない自分に、「昨日はお話聞いてくださりありがとうございます。」とチョコを差し入れしてくれるようないい子をできる限り見守りたいなと…



恋愛感情は無いですが、保護してあげたいと思ってしまったこの感情はなんなんでしょう?




偽善なのか、奉仕的なのか、同情なのか、

はたまた別の感情なのか。




自分の不甲斐なさを露見させた上にもやもやができた最近のお話でした。




それではまた、