紅海北部・アカバ湾の各地でビーチダイブが可能。一部はNEOMに含まれ、5月時点では観光開発を理由に国境警備隊がダイビングを認めているポイントは少ないが、サウジダイビング連盟が7月のハッジ休暇後の認可取得を目標にポイント地図の作成やプロカメラマンによる写真撮影等ダイビングスポットの新規開拓を進めている。ジッダやヤンブーと比べ水温は低め(5月で24℃)のため、夏を除いて5mmのウエットが好ましい。
■ダイビングショップ
タブークとドゥバーに店舗を持つDive Time(057 146 3014、WhatsApp・英語可)が現地のガイドと宿泊をアレンジしてくれる。ハクルには現地のダイビング歴20年のガイドTalal氏がおり、英語は不自由だがホスピタリティーを持って可能な限り希望に応えてくれる。最短3日、5日程度でダイブマスターのライセンスを発行できると述べていた。https://goo.gl/maps/mPX8DzFw45rEAeJh8
■ハクル(Haql)
タブーク空港から車で二時間程の位置にあるヨルダン国境の町。内湾の最奥に位置するため海は非常に穏やかでカレントはない。ダイビングショップとビーチを備えた二つ星ホテル「ハヤート・ハクル(Hayat Haql)」があるが、ショップはアラビア語のみ。(ホテル:https://goo.gl/maps/XexnSiH9jwoQZrNZ9)
キング・アブドッラー・リーフ
珊瑚礁の外側に水深50m程度の比較的浅いエリアが広がっており、透明度は30m程。エントリーポイントから北側と南側の二通りの潜り方がある。どちらも無数のキンギョハナダイが美しい。エントリー直後の砂地にはアブドッラー前国王の肖像画とサウジ国旗が沈んでおり、砂地にチンアナゴが生息する。その他、ホソカマス、ハナミノカサゴ、キミオコゼ、
https://goo.gl/maps/GRekQNK2nu9nkiHJ9
ハヤート・ハクル・ホテル前ビーチ
(1)と比較すると透明度は低く(10〜15m)珊瑚礁もないが、点在する珊瑚にGray Morayとカクレクマノミの幼魚が多数生息。他にもアオウミガメ、ハナミノカサゴ、サカタザメ、タコ等が生息。
座礁船Gorgeous G
1958年に英国で建造され1978年に座礁したギリシャの貨物船。NEOMの観光地の一つとして整備中のため、5月現在ダイビング及び遊泳は禁止。陸上からの写真撮影は可能。
https://goo.gl/maps/UkUJDNvLdDau1nCdA
■マグナ(Magna)
タブーク又はハクルから車で二時間程の位置にある町。NEOMの一部。若干風が強く波はあるが、海中は穏やか。天候を理由に国境警備隊がダイビングを認めない日も多い。5月現在ダイビング可能なポイントは以下の一箇所のみ。
ギサーラ(Qusara)
ビーチの側が水深700mのドロップオフになっている。見られる魚はハクルのキング・アブダッラー・ビーチとあまり変わらないが、ガイドによると時折サメやイソマグロ、アジ等の回遊魚も見られる。大型のフグが多数生息する。
https://goo.gl/maps/qtYKyhB47t8MK5KC6
■観光
マガイエル・シュアイブ(Magha’er Shuaib、Madyan)
3000年程前のナバテア人の遺跡で当時の墓が残るほか、ギリシャ・ローマ時代の貨幣も発見されている。名前はモーセの義父にあたる預言者シュアイブにちなみ、モーセが10年程過ごした土地とされる。
https://goo.gl/maps/w1wgzUMLe27v3Dt59
ウユーン・ムーサー(モーセの泉)
モーセが出エジプト後に訪れ水が湧いたとしてコーランにも言及がある土地(エジプトにもある)。
https://goo.gl/maps/Etwm9WbboWbFdbBJ7
タイイブ・イスム(Wadi Tayyib Al Ism)
ファラオの民から逃げ出したモーセとイスラエルの民が紅海を渡った際に割れたとされる谷がある。5月現在整備のため閉鎖中。
https://goo.gl/maps/4tZA9hSedqN8WV548
カタリーナ(Catalina Seaplane Wreckage)
1960年にアメリカ人が放棄した飛行艇。5月現在整備のため閉鎖中。
https://goo.gl/maps/tjzc2CTbR8VR17vh8