227系といえば、Red Wingの愛称を持ち、言わずと知れた広島地区待望のJR型車両であり、これまでの国鉄世代の車両に替わり、同地区で八面六臂の活躍を見せています
ところが、この227系の仕様変更版(1000番台車)が105系の後継車として、和歌山地区へ投入されるとの情報がTwitter上で出回っています

まるで根拠がない上に、京都地区や奈良地区に多数残存する国鉄型の置き換えを差し置いて、和歌山地区へ新車が投入されるなどにわかには信じ難い話です
しかし、和歌山地区で運用されている105系は他車種と併結する運用がなく、同車が走行する和歌山線やきのくに線紀伊田辺~新宮間では最高速度が85㎞に過ぎません

これらの条件に、227系の他車種と併結不可で最高速度110㎞という仕様が適合するわけですが、105系3ドア車は車齢が35年程度で、JR西の基準ならばまだまだ置き換えるほどでもないように思います
翻って、和歌山線で運用されている105系4ドア車は、車齢が半世紀に達しようとしていますが、処遇は決まっていません

いずれにせよ、いまや貴重となったきのくに線の国鉄型車両の動向を注意深く見守っていく必要がありそうです