タンゴエクスプローラーが代走で走る!!そう聞いたらいてもたってもいられなくなって、ふらりと乗りに出かけてきました
京都から山陰本線を東に進めばいいのですが、そこは悲しい鉄ヲタの性で遠回りしたくなったので、「スーパーはくと」と「はまかぜ」を乗り継いで豊岡入りしました

「スーパーはくと」と「はまかぜ」の写真は後日紹介することにします
大阪に姿を見せなくなってから早5年、以前乗車してから15年もの月日が流れ、タンゴエクスプローラーと感動の再開を豊岡駅で果たしました

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登場から四半世紀が経過してなお、その流麗なフォルムは色褪せることなく、独特の存在感を放つタンゴエクスプローラーですが、車体が相当傷んでるようにも見え、その生末が案じられます

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今回ももちろん最前列を確保しましたが、運転席に対して客室がかなり高い位置にあるので、外観から期待するほど前面展望は望めません
ちなみに、豊岡発車時の乗客は1号車指定席に私が1人、2・3号車自由席に2人の合計3人で、しかも全員がタンゴエクスプローラー目当てのカメラを携えた鉄ちゃんでした

1号車の乗客は私1人…つまり鉄ちゃん理想の丸々1両貸し切り状態なわけで、こうなったら車内の写真も撮り放題です
天井まで大きく周り込んだ窓、抜群の開放感、フカフカの座席…どれをとってもバブルの頃だからこそ具現化できたコンセプトなのかもしれません

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特に座席に関しては、横4列であることを除くと、287系のグリーン席をも凌駕する出来栄えです
ちなみに、排気管の部分はご覧のように、座席が設置されておらず、シートピッチがとんでもないことになっています

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客室ドア鴨居部はLED表示板は設置されていません
同時期に登場した651系やキハ85系では設置されているのですが、なぜかタンエクで
は設置が見送られています

また、黒い板で塞がれている右側の部分には、以前ブラウン管のモニタが設置され、オーシャンアローの展望ラウンジのように前面展望を中継していました

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運転席はこのようになっています
どことなく同時期に富士重で製造された2000系と似ているようなそうでもないような…

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終点・福知山に到着しました
これだけ魅力的な内外装を誇る車両が、JR線に乗り入れることもなく、細々と丹後鉄道内だけを行き来しているのは残念というより他ありません

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以前の全検は2009年6月なので、すでに7年が経過しています
気動車の全検は8年周期ですので、来年あたりに後藤へ行くか行かないかで、タンゴエクスプローラーの運命が決まってくるのではないでしょうか

JRのホームからタンエクを撮影してみたものの、1/2.3型センサーのカメラだと夜間の撮影はホームの明かりを借りてもなお厳しいです

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いやぁ、ホント素晴らしい車両ですね~

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223系なんて京都や大阪でも次から次へとやって来ますが、前面貫通構造の5500番代車の並びが見れるのは丹後地方限定ではないでしょうか
183系やキハ181系が姿を消して久しく、つい数年前まで国鉄型車両の楽園と呼ばれ、サンパチ君が走っていた頃の面影は急速に消え失せつつあります