福知山でJR特急から接続を受け、京都・大阪方面から宮津・天橋立方面への旅客輸送を担う特急「たんごリレー」号
かつて、JR線とKTR線にまたがって直通運転を行っていた「タンゴエクスプローラー」・「文殊」が2011年春のダイヤ改正で廃止されたことに伴い、KTR線内のみを運行する連絡特急として、同改正時から「たんごリレー」号の運転が始まりました

車両は主にKTR8000形タンゴディスカバリー車両、及び以前このブログで紹介した丹後の海車両が使用されていますが、極稀に代走等でKTR001形タンゴエクスプローラー車両が充当されることがあります
国鉄色の381系を追い回すついでやら何やらかんやで、双方の車両に乗車する機会がありましたので、その乗車記を認めたいと思います

では、タンゴディスカバリー編の始まり始まり~♪

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丹後の海のエクステリアもかっこいいですが、おでこが目立つタンゴディスカバリーも可愛いですよね
側面を一瞥しただけでは、オーシャンアローと見間違えることがしばしばありますが、エンジン音で識別可能です

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丹後の海の時と同様に、もちろん最前列(鉄ヲタ席)を確保しました
格子状の装飾が無いので、こちらの方がすっきりしていますね

ちなみに、宮福線内を福知山駅から宮津駅へ向けて乗車する場合、「たんごリレー」号で前面展望を楽しめるのは1号車13番A席となります

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車内の様子はというと、座席や天井はJR西の681系とそっくりで、網棚の下には補助照明も設置されていますが、蛍光灯は白熱色ではありません
メンテナンスがなおざりになっているのか、それとも老朽化なのか、乗車してみると、素人目に見てもかなり傷んでいるような気がしました

丹後の海に乗車した時も感じましたが、まず横揺れが酷いです
また、リニューアルを行っていないタンゴディスカバリー車両では、座席がかなりへたり始めており、網棚の飾り布のシミが放置されている始末です

京都縦貫道との競合もありますし、会社の顔ともいえる特急用車両なので、早急に対策を施して欲しいものです

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ディーゼルカーなので、製造元はもちろん富士重工です
先月にはとうとう社名を知名度で勝るSUBARUに変更することが発表されましたね

さて、私の乗車した「たんごリレー」3号は宮津で進行方向を変え宮津線へと歩を進め、天橋立からは快速「丹後路」となって一路豊岡を目指します

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宮津線(宮豊線)に入ると、車窓には田園風景が広がります
単調ですが、どことなく心が落ち着く光景ですね

宮津で進行方向が変わったので、自席を離れて展望スペースへと向かいます

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とても開放感のある空間ですが、こんな椅子とテーブルがあるだけでは居住性が悪く、長居する気には思えません
せめて、サンライズのラウンジみたいに窓側に向かってスツールがあったらカフェ的な利用方法もできるのですが…

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室内と同様に、トイレ・洗面所周りも681系に準じた仕様となっているので、タンゴエクスプローラーの方が独創性に富んでいます

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福知山を発車してからおよそ1時間40分で終点・豊岡に到着しました
ちなみに、この区間を「こうのとり」なら60分未満で走り切ってしまいます

どうやら鉄ヲタという性分のせいか、わざわざ遠回りするのが好きなんです
乗車時間が長くても苦にはなりませんから

宮福線内での前面展望や力強いエンジン音などを動画でまとめておきました
エンジンに関しては、HOT7000系と同系列のコマツ製エンジンを搭載していますが、音はJR西のキハ120に近いです