さて、今年も9月1日に我が太地町ではイルカの追い込み漁(以下、追い込み)が解禁されました
それに合わせて例年通りパフォーマンスが…と思いきや、今年はかなり控えめな活動に留まったようです

太地町役場前で、save japan dolphinsが撮影した写真がインスタグラムに掲載されています
http://instagram.com/p/sYuaLgCsw3/?modal=true

パフォーマンスの事前告知を行わったことから、在特会との衝突もなく、今年はいたって平和でした
▼畠尻湾を訪れたリック=オバリー
イメージ 1

▼緊張感が漂う現場 外国人は浜に降りれるのに、太地町民が立ち入れないとは嘆かわしい
イメージ 2

では、ここで追い込みをめぐる問題点を整理してみましょう
おそらく、これに反対する人は以下の3つに分けられるのではないでしょうか

追い込みという漁の形式に反対
食用にすることに反対
飼育用に捕獲することに反対

追い込みに反対している人たちは、少なくともこれらの理由を1つ、あるいはすべてを掲げて運動しているように見えます
ところが、なぜか捕る・見る・食べることに反対でも、軍用イルカに対する批判はまったくなされていません

イルカが軍事目的で使用されているのは有名な話で、1989年にアメリカ海軍が太地からイルカ2頭を購入していますし、黒海で行われたNATOの軍事演習にも軍用イルカが参加しています
http://blog.livedoor.jp/hakushikidoo/archives/38488102.html

こちらの方が水族館で展示するよりもよっぽど残酷だと思うのですが、例によって環境保護団体はこの問題をスルーしています
ただし、野生のイルカを調教する技術を持っているのが太地町だけと言われるため、軍用イルカも太地で捕獲された個体が多いと推測されます

軍事転用がなされないために何らかの対策を講じる必要があると考えられます
また、マスコミも追い込みに関する報道を行う際に、文化や伝統に焦点を当てすぎていて、販売ビジネスを伝えていないような印象を受けます

より客観的な報道を望みたいですし、それを見た上で客体側が客観的な判断を下せるようになって欲しいです

また、環境保護団体側の論点の移り変わりはどうにかならないのでしょうか
かわいいから捕るなと言っていたと思ったら、今度は水銀が危ない、今度は水族館で飼育するな…と、どんどん主張が入れ替わっているように見受けられます

主張がコロコロ変わると、普通なら支持を無くしてしまうと思うのですが…
こういう人たちに信念はないのでしょうか

調査捕鯨が虫の息になりつつあるので、今後より太地に対する攻勢は強くなることが予想されます
鯨さえ食べられたら、そこまで追い込みという形式にこだわる必要もないと私自身は思います