昼食を摂った後、海自の艦艇を見学すべく北吸桟橋へと向かいます
正門を抜けて、受付で名前を書き、入構証を首からぶらさげて見学に向かいます
 
って、これだけでいいの!?
所持品の検査などは一切行っていません(千葉にある某ランドより甘い)
その気になれば、カバンの中にプラスチック爆弾入れて、甲板で爆破されることだってできそうです
 
日本の危機管理は、隙だらけだとつくづく実感しました
これについては、早急に対策を練るべきです
 
岸壁には何隻かの船が係留されていますが、見学できるのは1隻のみとなっており、この日は「しらね」DDH-143(1980年就役、満載排水量7200トン)の甲板が開放されていました
 
イメージ 1
 
この船は、「はるな」型の拡大改良型であり、海自初のシステム艦です
2014年度末に退役する予定で、代艦として22DDHが来年から建造される予定です
ちなみに、2009年10月に関門海峡で韓国籍のコンテナ船「カリナ・スター」に衝突された「くらま」は本級の2番艦です
 
この湾の反対側、つまりこの岸壁の向かい側ではこんごう型イージス艦の3番艦「みょうこう」DDG-175(1996年3月就役、満載排水量9500トン)が検査中でした
 
イメージ 2
 
同じイージス艦なので「あたご」型と艦容はよく似ていますが、主砲塔にステルスシールドが付いていない点や、マストが塔型ではなくラティス・マストであるといった点から容易に見分けることができます
 
また、護衛艦隊直轄部隊として「みねゆき」・「はまゆき」・「まつゆき」が配属されています
写真は、はつゆき型駆逐艦の5番艦DD-126「はまゆき」(1983年就役、満載排水量4000トン)です
 
イメージ 3
 
このはつゆき型で確立された対艦,対潜,対空のいずれの戦闘シーンにおいても対応できるバランスのとれたスタイルの艦は、これ以降あさぎり型、むらさめ型、たかなみ型、そしてあきづき型へと受け継がれています
 
ただ、一つ気になるのは海自の主要艦艇が搭載している90式艦対艦弾の射程距離がどう頑張っても200kmしか無いということ
確かに射程距離は十分かもしれませんが、水上戦闘をより優位に進める、つまりアウトレンジ攻撃を可能にするにはより長射程の対艦ミサイルを装備すべきです
 
岸壁の一番端っこに第2ミサイル艇隊所属の「うみたか」と「はやぶさ」が2艇並んで仲良く係留されています
 
イメージ 4
 
北朝鮮の諜報船対策として、ガスタービン3基により自衛隊の艦船で最速である44ノット(時速約88km)というとてつもない速力を発揮することができます
 
この近くには、何やら引込線跡のような線路らしきものが残っていました
 
イメージ 5
 
中舞鶴線と繋がっていた引込線かと思いましたが、少しゲージが狭いような気もします