1.大前提

(1)講師の選び方

(ア)生理的な好き嫌いの重要性

 司法試験の講座は400時間~700時間を受けることになります。

オンライン受講でも通学でもこれだけの長時間の講義を受ける訳ですから

生理的に受け付けない」「声が合わない」「顔が嫌い」

などの要素があると講義を受ける事が苦痛になります。

 講座の質よりまず「この講師に1年から2年毎日顔を合わせても大丈夫か」を

確認しましょう。(真面目にやればどの予備校でも合格はできます)

(イ)オンライン(通学の場合は通学で)講師を確認

 各予備校毎に体験講義を実施していますので、「この人についていけるか」を

何度か確認すべきです。

 

・伊藤塾

伊藤塾のHPから体験動画へ飛べます。YOUTUBEにはUPしない方針の模様

伊藤真塾長、呉先生、井関先生、本田先生の四択以外はありえませんので、

この4人の体験講義をみるとよいでしょう(見れば分かるので理由は割愛)。

(未確認情報ですが、井関先生も本田先生も呉先生の講義を受けていたそうです)

 

・アガルート

アガルートは自前のHPでもYOUTUBEでも公開しています。メイン講師の工藤北斗氏

が受け持つ講座(メイン講義ののほぼ全て)から基礎講座と問題演習を除いて他の講師に

任せようかというツイートしていましたので、その点については要チェックです。

(正直なところ工藤先生以外は講師の質としていかがなものかという人もいます)

 

・辰已法律研究所

YOUTUBEに大量に動画UPされています。好きなものを選べばいいと思いますが

オススメは柏谷先生です。早口ですが記憶に残りやすく分かりやすい講義だと思います。

(その他、原先生、西口先生がいますがイマイチぱっとしません。)

 

・LEC

 長年看板講師をつとめている柴田先生か、ツイッターでも情報を発信している

赤城先生がよさそうではあります。

 柴田先生は執筆された書籍が多く有名ですがかなり癖のある先生です。

7~8時間分はYOUTUBEに動画があると思いますのでじっくりみられるとよいと思います。

赤城先生はよくわかりません(YOUTUBEに動画はあります)

 

・TAC

中村4Aという講座一択だけだと思います。(すごく安い・・)

 

・資格スクエア

 こちらもオンライン予備校専門ですが、元伊藤塾講師であった吉野先生と

びょうそく先生こと加藤先生なので質自体はある程度保証されていると

思います。(びょうそく先生はネット上でとても評判がいいです)

 資格スクエアは会員登録をすると100時間分の無料講義が

みられるので(ただし司法試験だけではない)そちらを確認されると

良いでしょう。

 

 

 

(2)オンラインか通学受講か

(ア)1年での短期合格を目指す場合

 2018年春現在、1年合格カリキュラムを組んでいるのはオンラインでの受講のみ

だと思います(伊藤塾の1年速習、アガルートの一年カリキュラムなど)。

よって通学受講はそもそもありえません。

 しかし各講座のカリキュラムを見れば一目瞭然ですが、学生のようにある程度時間が割ける人でもかなりのボリュームを一気に消化しなければなりません。自分の可処分時間を考えて選びましょう。

(大学在学中の合格を目指すなら1年プログラムがオススメでしょうか・・)

(イ)2年以上をかけて目指す場合

通学が可能であれば、伊藤塾、LEC、辰巳の中から選びましょう。

何故通学がよいのかメリット説明は難しいですが、、

 

・ネット受講だと強制的スケジュールを無視できるのでサボりやすい

・生講義を受けてみれば分かりますが、講師の凄さを実感できます。

抑揚、声の大きさ、視線、などなどネットでは伝わらない情報が視覚的、聴覚的に

入って来ます。膨大な暗記すべき内容の定着度がちがいます()

・その場で質問できる!(最大のメリットでしょう)

・受験仲間ができる(未確認・未体験)

・10万円ほど高いですが、資格後を見据えた勉強であることを鑑みれば

安すぎるといっても過言ではありません。

・ネット講義も受講可能なので(伊藤塾の場合)フォローアップもできる

 

→距離的な問題など環境上通学が不可能な場合は、必然的に通信です。

その際は価格を考慮すると良いでしょう。

 

なお、資格スクエア、アガルートもゼミ等で実際の校舎を運営しています(アガルートは

80万円ほど値段があがります)。

 

随時・加筆します。初稿1.1(2018/3/5)