mastermind -2ページ目
重荷?
そんな風に思ったことはなくて
そんなものを背負った覚えもない。
そうやって
強がって
そういう大人になれました
と言っているだけ。
正直者の僕のピエロが
いっている
「他人の死を背負っているじゃないか」
哂うな 哂うなよ
「あなたは一人なんだから
誰へも優しくなんて。
優しすぎるのは 損ですよ。」
そうでしょうか。
僕は もう
損とか得とか よくわからないのですよ
興味がないのですよ。
ただ
以前の僕には
呼吸をすることが 精一杯でした けれど
今の僕は
呼吸をすること と 出来ることがあるのですよ
だから
そうやって
呼吸をするんです。
僕に関わるどんな人であっても
僕は優しくありたい
どんな人 であっても。
何度目のループだろう。
僕が心を文字におこそうと
するのに何ヶ月もかかる。
心があまりに複雑なのに
それをあっさりと
言葉に出来ないのは
しょうがないってことでしょう
きっと。
彼の心の痛みが
針を通して
僕に痛みを与える
それぐらいがちょうどいい
恋は盲目だという
その人は
いろんなことを未だ知らない
僕の盲目の恋は
あるとき
はっ
と気づいたまま
途絶えてしまって
それからというもの
後悔という概念もなければ
幸福だったという記憶さえも
ない。
ない。
何もないんだ。結局
そのことですら
いつかは
忘れる。
彼はいつまでも覚えていると言ったけど
僕は きっといつか忘れている。

