不動産投資にはお金がかかると考える方が多いと思います。
確かに最近の銀行の融資の姿勢は慎重なので
頭金・初期費用はある程度必要です。
ちょっと昔（２００７年くらいまで）は三井住友銀行が積極的で
頭金なし、つまり物件価格全額を融資していました。
下手すると初期費用まで融資していました。
（ちなみに、頭金を含む物件価格全額を融資することを
フルローン、さらに初期費用まで融資することを
オーバーローンといいます）
それが最近では三井住友は不動産投資初心者向けには
融資しなくなりました（新築の場合は別ですが）。
そのため普通のサラリーマンが融資を受けようと思ったら
スルガ銀行かオリックス信託銀行になるのですが、いずれも
頭金１０％分は自己資金で買うよう要求されます。
あ、いちおう基本的なことですが、頭金と初期費用は
一般的に違う意味で使われます。
頭金というのは、物件価格の一部を現金で払う場合に
支払うお金のことです。
例えば、物件価格が３０００万円でそのうち頭金を２０％支払う
場合、頭金は６００万円となり、残りの２４００万円を銀行等から
ローンを組んで購入するということになります。
一方初期費用というのは購入時に支払うお金で
物件価格に含まれないものです。
不動産仲介手数料、登記費用、不動産取得税などが
それにあたります。
初期費用は頭金を除いてだいたい物件価格の７～１０％ほど
かかります。
・・・
ということで、不動産を買おうと思ったら、頭金１０％
初期費用も多めに見て１０％、合計で物件価格の２０％ほどの
自己資金を用意する必要があることになります。
（実際はこれより少なくて済むことが多いです）
物件価格が２０００万円なら自己資金４００万円です。
どうですか？用意できそうですか？
ちなみに物件価格が１０００万円～３０００万円の
アパート１棟ものというのはざらにあります。
不動産投資というと億単位のお金がかかるイメージが
なんとなくありませんか？
たぶんマイホームを買うと場所や広さなどにもよりますが
３０００万円前後くらいはかかるので
例えば１０世帯のアパート１棟を買うとしたら中古であることを
考慮しても億はいくだろう、みたいな計算をするのかな、と思います。
でも実際はちょっと検索すると、３０００万円以下の物件も本当に
たくさんヒットします。
（１０００万円以下でもヒットします）
なので、まずは物件価格１０００万円が買える２００万円の自己資金を
貯めることから始めるのが良いと思います。
２００万円貯めるのはきびしいですか？
意外といけそうな気がしてきませんか？
で、今資金０の人はどうやってお金を貯めたら良いか？
この戦略はまた次回に^^