1028のブログ

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暮らしで感じた空気をつづつます

私がゴルフを始めたのは、社会人一年目のことであった。会社の付き合いで半ば強制的に始めさせられたもので、当時の私にとってゴルフは、休日をつぶしてまで熱中するものではなかった。練習場へ行くのも、ラウンドに出るのも、あくまで会社の人間関係の延長であり、スポーツというよりは、皆で点数を競うゲームのようなものだと思っていた。

 

それでも、漠然と「一度くらいは100を切ってみたい」という気持ちは持っていた。ところが現実には、100という壁は思った以上に高かった。調子よく前半を終えても、後半になると大叩きをする。池やバンカーで崩れ、一つのミスを取り返そうとして、さらに次のミスを重ねる。98や99で惜しく終わることすらなく、せいぜい103か104で終わることが多かった。

 

初めて100を切ったのは、ゴルフを始めて七年後、1997年8月1日のことである。場所は宮崎国際カントリークラブ。その日の私は不思議なほど付いていて、ドライバーもアイアンもまずまずの出来だった。ミスショットがあっても落ちどころがよく、簡単にリカバリーショットが打てた。

ラウンド前半を44で上がった時、「今日はもしかすると100を切れるかもしれない」と思った。しかし、いつものパターンなら後半で大崩れする。私はスコアを意識しないように努め、ただ平常心を保って一打一打に向き合った。

そしてホールアウト後、恐る恐るスコアを計算すると、後半も44だった。

しばらくは、自分の計算違いではないかと思った。だが何度見直しても、88であった。七年間越えられなかった壁を、一気に飛び越えてしまった。その瞬間の驚きと嬉しさは、今でも忘れることができない。

 

あの日を境に、私の中でゴルフは単なるゲームではなくなった。思うようにいかない自分と向き合い、少しずつ積み重ねたものが結果として返ってくる、れっきとしたスポーツなのだと思うようになった。そして私は、それまで付き合い程度だった練習やラウンドに、自分から進んで足を運ぶようになったのである。