ちいみいのチョットよってって -24ページ目

ちいみいのチョットよってって

ちいみいの日々の出来事などを書いてます(*^_^*)

仙台の友達Yからメールが届きました



『津波の時一緒にいたうちの一人が見つかった。 死んでた』






車で逃げようとしたときYと一緒にいた人で

車の中で亡くなっているのが発見されました




遺体安置している場所に見つかった方の両親が確認しにいったことを知り、

Yと避難所で再会した男の人もそこに行き、確認したそうです




亡くなった方は猫が好きで、猫を飼いたいとYに言っていたので

Yの近所の野良猫を引き取ってもらい、その猫を溺愛してたそうです



Yからの話をきいただけですが

こんな良い人が亡くなるなんて・・・




被災地ではYのような出来事がたくさんあるんだと思うと

心が痛みます








アパートで一夜を過ごしたYはここにいてもしょうがないと

避難所へ向かうことにしました



水がまだあるので、おじいさんとおばあさんはアパートに残ることにしました

Yは足を折っているだろう男の人と

腰まである水の中を歩いて避難所へ向かいました



男の人は足を折っているのでおそらくどこかの病院に搬送されたと思います

避難所でYとお別れしました

男の人は、昨夜Yから『まだ若いんだからあきらめるな』と励まされ続け

Yを命の恩人と思い、かなり慕っていたそうです




Yはこの避難所で石巻市に一緒に訪れていた男の人A(車に男女で乗り、先に避難したうちの一人)と再会することができました



Aの話では

車で逃げたものの、水は車の中に入ってきました

同乗していた女の人は水が入ってきたことにパニックになり

車から飛び出しました


そして、近くの電柱か雨どいにしがみつきましたが

そのまま津波にのまれ流されてしまったそうです



Aは足が少し不自由でとっさに車から出ることはできず、

水かさが増す車の中にただいるだけしかできなかったそうですが

近くにいた男の人が泳いで車の元まで行き、Aを助けてくれたのです



YとAは一晩避難所で過ごしました

Yは腰まで水につかったので服が濡れていて

とても寒かったと言っていました




次の日にAは自分の実家は高台にあるから家は流されていないはずだから

実家に行くと言いました

Aは足が不自由なので一人で行かせるのは危険だと思い

YはAと一緒に歩いて実家に行きました




Aの実家は津波の被害はあわなかったので

そこには避難所のように大勢の人がいました



偶然お風呂のお湯を流さず残してあったので

何回か溜めてですが、トイレを流すのにその水を使うことができたそうです



YはAの実家に2・3日お世話になりました




仙台市太白区にあるYのアパートには2匹の猫がいます

Yは猫が心配なので家に歩いて帰ることにしました



(電車の距離で調べたら、仙台-石巻は約50Kmでした)



Aの母は危険だからやめなさいと泣いて言ってきました

Yは猫のために帰ると泣いてAの家をでました



Aの母はYに白いコートをくれました





Yが仙台に向けて3時間ほど歩いたころ

一台の車が止まってくれました




運転手のおじさんはYが仙台まで歩いて向かっていることを聞き

近くまで送ってくれることになりました




車にはおじさん、助手席におばさん、後ろにおばあさんがの3人が乗っていました





3人の話をきくと、この3人は家族ではなく、知らない人たちの集まりでした

みんな家を流されたそうです




仙台方面へ向かう前に避難所へ寄ることになりました



避難所では食料など十分ではないのに

避難所の人たちは握ったばかりのおにぎりをくれたり

焚火をすすめてくれたり、みんな優しくてYはここでも泣いたそうです




おじさんは親切にもYを家の前まで送ってくれました

地震から5日目にしてYはようやく自宅に戻れました



被災した人たちはみんな自分も辛いけど助け合っていることを

Yは教えてくれました




Yのアパートは外観はなんともないように見えるのですが

部屋の壁には何箇所か亀裂があります


部屋の中は倒れたものなどで足の踏み場もありません


でも、猫2匹は無事でした




以上の話を16日に自宅に着いた早々に私に電話をして話してくれました


自宅に着いたばかりだったので

『水はでるの?ガスは?火は使えるの?』と聞く私に

『わかんない』と答えるY



これから片付けや流された友達の家族への連絡など

なにから手をつければいいのかわからず、疲れでボーっとしている様子




仙台市内のコンビニやスーパーは買いだめの人で行列で

買い物は困難らしいです





Yの話をききながら私は一つとあることをききました

『あなた、今たばこ吸ってるね?』

『うん。津波の被害にあったコンビニの商品がドロドロになっててもう売り物にならない状態だったんだ

食べ物はなかったんだけど、タバコはけっこうちらばってたからもらってきちゃった』



なんてたくましい女なの



そのたくましさでこの困難な状況を助け合って乗り越えて欲しいです




私にできることは協力するからね








この前、仙台の友達が被災した出来事を簡単に書きましたが

それを読んだ妹のみいにいが私の友達に起きたことや

被災地の人のことが全然伝わらないといわれたので

友達が私に話してくれたことをもう少し細かくお伝えしたいと思います





私の友達Y(女)は仙台の太白区に住んでいます

被害の大きかった若林区と隣の区と知ったときは驚きましたが

地震が起きて1時間後ぐらいに安否のメールを送ったところ

『やばい』と一言だけですが返信があったので、命は助かったんだと思いました

しかし、その後は16日まで連絡はとれませんでした





Yは11日の地震が起きたとき

自宅がある太白区ではなく、石巻市にいました

石巻市は津波の被害が大きかった地区の1つです



Yは知り合い3人と石巻市を車2台で訪れていました



地震が起きたとき、彼女たちは海岸近くにいたわけではなかったそうです

地震の揺れがおさまった後は、まさか津波がくるとは思っていなく

大きな地震だったから炊き出しとかあるかもね~と軽く話したりしていました


Yの記憶では地震後20分ぐらいに

おじいさんとおばあさんが

『みず、みず!!』と叫びながら走ってきました



すると道路に水がせまっているのが見えたので

あわてて4人は車に乗って逃げようとしました


1台の車に乗った男女2人は先に逃げました


Yと知り合い2人も車で逃げようと一度は車に乗ったのですが

あまりの水の勢いと水かさに、Yは車にこのまま乗っているのは危険と判断

とっさに運転席側の知りあいに

『車を降りて逃げよう!!』と告げ

車を降りて近くの2階建てのアパートに走りました



このときにYは持っていた2つの荷物のうち1つ(通帳・現金入り)を水に流され

水の勢いで中指を骨折しました




でも、運転席の知り合いは車を降りなかったのです

そして、そのまま車ごと流されてしまいました




とっさの判断や行動力がこんなにも運命を分けてしまうんだと

話しを聞いてて思いました




アパートの2階にはYと、津波がくることを知らせてくれた

おじいさん、おばあさんの3人が避難しました

幸運にもそこは水は2階まであがってくることはなく

家屋が流されるということもなかったそうです



アパートの前の電柱に若い男の人(22歳)がしがみついていました

この人は妻も子供も流されたと言っていました




Yはこの人にあきらめずにこっちへ泳いでこいと言い

彼をアパートへ引き上げたのです

彼はどうやら足を骨折しているようでした



4人はアパートの空き室に入り、そこで一夜を過ごしました

プロパンガスがシューシューいってガス漏れをしているようで怖かったとYは言っていました



つづく