クロネコ1号の浦和レッズ観戦記

クロネコ1号の浦和レッズ観戦記

このブログはサッカー(浦和レッズ中心)やマンガ、日々の戯言について投稿していきます。よろしければ閲覧なさってください。また浦和レッズだけでなくJリーグ全般、海外サッカーについても取り上げることがあると思います。

Amebaでブログを始めよう!


◆最初に


 ということで、約2カ月遅れている更新第2弾。ACLを総括していこうと思います。本来であれば1試合1試合を分析していきたいのですが、残念ながらテレビで振り返ることが出来なかったため、軽い振り返りとさせていただきます。    


◆5節 シドニー戦

 この試合は引き分け以上でGL突破が決まる試合でもあり、両チームとも静かな立ち上がりでした。1節とは違い本気メンバーであるシドニーとの対戦は苦戦を予想されましたが、その通りの試合となりました。


 シドニーは前回と同じ5バックからのカウンター作戦。浦和の5トップに合わせて数的有利を無くし、フィジカルとパスワークで前に運ぶシドニーに対し、浦和はシドニーのSBさらに外を使って攻め立てます。前への意識が強いシドニーに対しSBの裏というのは有効活用できていて、梅崎などが上手くスぺースを使えていました。


 そして後半の興梠のチャンス。うーん、あなたなら決められたでしょ興梠。このシドニー戦か浦項戦で勝ち点3を積み上げられたらきっと・・・


◆6節 浦項戦

 さて、GL最終節。いろいろ遺恨が残った試合ではありますが、ここで書きたいのは主に2点。スタメンの選び方と3枚替えについて


 スタメンは以上のとおり。まー、分かりますよ? この試合の5日後にはさいたまダービー控えていたし、そういった意味ではあまり選手に疲れを残したくないという考えは。でも、GL1位通過を賭けた試合で「勝利」と「ターンオーバー」という二兎追う必要があったのでしょうか?


 たしかに浦項はGL敗退が決まってメンバーを大幅に変えてこの試合に臨んできました。それに対しこちらは直近の名古屋戦から8人変え、6人が今季初先発。私が言いたいのは「勝つ気があったのか?」というところです。さいたまダービーで負けてリーグ戦で調子を落としたくなかったのは理解できます。すでに突破の決まったACLでメンバーを変更したいというのも分かります。ですが、明らかにこのメンバーを見て「勝ちに行こう」という姿勢が見えませんでした。勝てばラッキーとしか見えません。


 そもそもミシャサッカーというのは順応にとても時間がかかるのは分かり切ったことです。スタメンだからこそ上手く機能するのに、メンバーを大幅に変えて「勝ってこい」というのは無茶があります。これは3枚替えも同じです。「勝負を投げた?」と言われても文句は言えません。


 試合としては連携が出来ないままミスが目立ってしまいました。そして訳の分からないPKを取られてしまい浦和としては厳しい状況に。中々点が取れないでいると、相手がPA内でハンドをし、それで得たPKで同点。けれどそのまま試合終了。2位通過になってしまいました。1位通過であればソウルと試合をする必要がなかったんですが・・・。


◆R16 ソウル戦 1st.leg

 はい、ということでメンバーはいつも通りで臨んだソウル戦。GL6試合を通して爆発的な攻撃力を見せたソウルは、少なくともこの時期まで東アジア最強でした(その後は知らん)。東アジア最強と目されるソウル相手に、どうやって浦和が対抗するのかというところが注目されました。


 試合としてはサイドチェンジを上手く使えた浦和相手に、前から3-5-2の形ではめてくるソウルとの激しい攻防に。前線にキープ力のあるソウルのFWに苦しめられた浦和ですが、森脇のサイドチェンジから宇賀神のミスクロススーパーボーレーが炸裂して先制。北側から見ていた私としては「?」というような先制弾でした。が、良しとしましょう(笑)。


  その後はソウルの2トップを中心としたフィジカル×パスワークの強いサッカーに押し込まれますが、浦和も関根や途中交代の駒井などのドリブラーなどがカウンターで対抗しました。追加点は取れないまま試合は終了。ソウルでの2nd.legに勝負は持ち越しとなりました。そして・・・


◆R16 ソウル戦 2nd.leg

 さて、運命のアウェイ・ソウル戦。この試合、私は最初の90分までしか見ることが出来ませんでした。感想としてはソウルに抑え込まれしまったといったところです。


 こういっては何ですが、実力的には相手のほうが上だったことは認めなければいけません。ACLでの経験値が浦和とは明らかに違いましたし、運動量とパス精度も浦和を上回っていたでしょう。


 そんな中で、西川と遠藤の連携ミスから先制点を入れられたことは浦和にとっては非常に痛かったです。その後も中々効果的に攻めることが出来ないまま90分が終了。


 延長に入った両チーム。延長前半にまたも失点をしてしまいトータルスコア1-2の絶望的な状況に。おそらくゴールキックからのミスだとは思いますが、ソウルのWBに誰もついていけなかったのは致命的すぎました。恐らく疲れていたからこうなってしまったんでしょうが・・・。ですが、浦和にとってラッキーだったのは相手に退場者が出ていたことでしょう。


 延長後半。数的有利である浦和はWBを使ったサイドを使った攻撃から李の2得点で逆転に成功。2点目を取った瞬間、普段は喜ばない興梠が手を広げて満面の笑みを浮かべていたのが印象に残ります。


 そして残り5分に失点しなければベスト8へ進むことが出来ましたが、相手選手の無回転ミドルが無情にも浦和のゴールネットを許し失点。これでトータルスコアは3-3。

 これより前のシーンがないので何とも言えませんが、本来であればここはボランチがいなければいけない場面であり、柏木が意地でも戻って対処すべきでした。また、遠藤航が前に出てプレッシャーをかけるべきでした。


 西川の位置からは味方・敵選手が入り乱れていて視界が悪かった&ブレ球だったから取れなかったんだと思います。止めて欲しかったですが・・・。


 そしてPK戦へ。キッカーの順番は


1・阿部 2・遠藤 3・ズラタン 4・森脇 5・西川 

6・梅崎 7・李  8・駒井 

蹴ってない人 柏木、槙野、興梠


 西川、駒井が外して負けたPK戦です。ただ、彼らは責められないかなと。PK戦は3人目まではすんなり決まったらしいですが、その後は中々決まらなかったらしいです。そこで西川が立候補。駒井に関しても、6番目以降はその場で選手が出て立候補するような形を取ったらしいです。


 GKが何故そんなに早く蹴ることになったのか。柏木、槙野、興梠が先に蹴るべきだったのではないかという意見は出ます。彼らが西川よりPKが下手であれば文句はありません。興梠に関しては新潟戦で外しているため自信がなかった、かつ彼は足を攣っていたため蹴らなかったとも考えられます。


 サポーターの中でも妙な批判が出てしまう、かつ蹴りたがらない選手が出てくるのであれば、監督が責任もってキッカーを決めるべきだったと思います。選手任せにしすぎではないでしょうか。PKは運とも言えます。けれど、このキッカーの順番を見ると浦和の敗退の理由は別のところにあるのではないでしょうか。


「大一番」で負けるというのは、もちろんメンタルの問題もありますが、それよりも他の部分で浦和は欠けているものが多いです。


◆最後に


 浦和は現在ACL出場圏内にいます。興梠と遠藤が五輪でいない中、よく頑張っていると思います。しかし、本当に優勝出来るのか。それは優勝がかかった試合でないと分からないでしょう。いくら選手を補強しようが、細部が甘すぎると勝てない。これはミシャ体制になってから改善されていません。4年繰り返し、今年も繰り返すかもしれません。こればっかりは今の段階では分かりません。ただ、今の段階で優勝できるほど浦和は強くないでしょう。


 12月、クラブワールドカップがあります。Jリーグからは開催国枠でしか出場する権利がありません。私たちはそれに向かって戦っていかなければいけません。そしてそのために今年のJリーグを制覇する必要があります。


 今年のACLの悔しさを忘れてはいけません。私も思い出しました。この悔しさだけは絶対に忘れてしまってはダメです。過ぎたことだからと水に流しているようではきっと欲しいものを何1つ得ることが出来ないでしょう。


◆お願い


 私も出来るだけ多くの試合に参戦するよう努力します。ホーム試合はもちろんのこと、アウェイの試合も行きます。今年こそ選手たちを優勝させてあげたいです。多くのサポーターと共に浦和レッズを応援出来たら嬉しいです。


 さて、ようやくACLのグループステージ突破をかけた大一番の記事に移りたいと思います。ようやく出来ました。お待たせしてすいませんでした。


 浦和のスタメンは1トップにズラタン、シャドーに梅崎が入った以外はベストメンバーでした。ミシャの采配から本気度が窺えましたね。


 広州は4-2-3-1で対抗。「実はしょぼくね?」と言われたジャクソン・マルティネスが1トップ。トップ下グラル、ボランチにパウリーニョという布陣。前節笑いを取った猫パンチGKもスタメン。


◆真っ向勝負を選んだ浦和


 この試合でのキーワードは「1対1」だったのではないでしょうか。局面局面で1対1を仕掛ける、仕掛けられることが大分多かったように思えます。特に関根と相手のSBとのバトルは見ていて見ごたえがありました。


 去年のACLはホームの北京と水原戦を生で観戦しましたが、やはりWBで1対1で勝てなかったことが敗因だと感じました。梅崎、平川の突破力ではサイドでの攻防で勝つのは難しかったです。フィジカル勝負で4対6くらいの勝率だったと思いますが、やはり5分以上で勝てないとアジアの舞台では話にならないなと改めて痛感しました。


 フィジカル勝負で負けなければボールを簡単に取られることもありません。そうなれば浦和のパス回しが冴えます。特に遠藤と阿部ちゃんの高精度なフィードは、相手4バックの大外に構える宇賀神と関根が1対1を仕掛けさせる状況を作らせてくれましたし、そうなると広州はラインを下げて対応しなければなりません。ラインを下げれば柏木や槙野森脇といった選手が高い位置を取れます。フィジカル勝負で優位に立てるだけで、ここまで変わるのかと去年からの進歩に感心させられました。


 守備時は4-5-1だった広州は、4-4-2へ変化。マルティネスとグラルの2トップ。簡単にいえば2トップを前に張らせて8人で守るサッカーに変えてきました。マルティネスが孤立してしまったのが一番の要因だったと思います。


 広州が中盤の枚数を減らしたことで、浦和はさらに前線からのプレスを激しくさせました。数的有利に立てますから、パスコースも減らせて阿部ちゃんなどがインターセプトしやすそうでしたね。


 ただピンチがなかったわけではありません。前半37分の広州のチャンスを見てましょう。

  まず、攻守はマルティネスにボールを入れてきます。そうなると浦和は遠藤がマルティネスをつぶしに行きますが、パウリーニョとスイッチ。

 パウリーニョに森脇がつきますが、こぼれ球は相手のSBへ。浦和のシャドーが前への意識が強すぎてしまったために、サイドはフリーになってしまいました。

 そこから放り込まれ、浦和は競らなくてはいけなくなりましたが、ここで槙野と関根がかぶってしまい、しかも浦和の右サイドをフリーにさせてしまいました。ここでグラルにシュートを打たれてしまいましたが、こうやって見ると失点しても仕方ないような守備の杜撰さが目立ちます。


◆勝負は後半戦へ

 さて、このまま浦和が広州を押し込めるかと思いきやいきなり広州が決定機を迎えます。相手の左SBが上がったところを、何と槙野と宇賀神がダブルスライディング。2人やっても意味ないのでグラルにボールが普通にわたり、ヒールで流されてパウリーニョのシュート。ポストに当たりましたが、これも失点してもおかしくなかったです。


 けれど、この試合唯一の得点をしたのは浦和でした。では振り返っていましょう。

 阿部ちゃんが関根へとフィードを出すシーン。ここではまだ相手は浦和に対して対処出来ていますが、

 関根がドリブルで仕掛けたことで広州のラインが下がり、さらに4バックなのでボールとは逆サイドの宇賀神がフリーになりました。ここからシュート折り返しを武藤が押し込んで得点。待望の先制点を取りました。


 こちらとしては、相手の4バックとの相性を上手く行かせたおかげで点が取れましたね。とはいっても阿部ちゃんのフィードと関根のクロスは良かったですし、武藤の反応も素晴らしかったです。宇賀神のシュートは、現地で見てて思わず「ふざけんな!」と叫んでしまいました。なので武藤のシュートが入ったときはびっくり(笑)。


 このあとは死に物狂いで守り切った後半…といいたところですが、にパウリーニョのえげつないミドルシュートに脅かされるなど、「いつになったら試合が終わるんだ!」と思わされるシーンがありました。

 前半32分のパウリーニョのミドルのシーンはこんな感じ。いやー、よくこれ失点しなかったと思うくらい浦和の守備が凄いことになってますね。負けていてもおかしくなかったなと改めて感じさせられました。


 この後浦和は宇賀神のすばらしい珍しいクロスから関根のシュート、李のGKへのパスなど追加点を取ってもおかしくないようなシーンが何度もありましたが得点出来ず。関根のシュートシーンは興梠と被ってしまったからなのか、外してしまった理由があまり分からず。李のシュートはパスコースが若干変わったせいなのか……。


 そのあとも一進一退のシーンが続きますが、関根が90分間ずっと走りとおしたり、DF陣がずっと守ってくれたおかげでなんとか勝てました。いえい。


◆最後に


 更新が3週間遅れで申し訳ありません。次はマリノス戦ですね。がんばって今週中にはあげたいですね。


 ともかく、ACLもJリーグも調子がいいですし! このまま突っ走っていきましょう! We are Reds!


 


 ということで1週間前に行われたアウェイ広州戦のレビューをやっていこうと思います。


 この試合での最低限の結果は「引き分け」でした。最悪勝ち点1を取らなければGLで最下位になってしまい、浦和レッズの今後の士気も難しいものになってしまったでしょう。


 私としては浦項戦同様、ミシャは4-3-3で前半を耐え、後半は4-1-5を解禁かなと思ったらまさかの最初から4-1-5。いきなり真っ向勝負とはさすがに驚かされました。

 広州はマルティネスの1トップ、トップ下グラルといった4-2-3-1。守備時はグラルが前に出て4-4-2。まさかのマンマークで守ってきました。


◆広州≒ザックジャパン?


 広州の外国人の役割はザックジャパンに似ているような気がします。マルティネスとグラルは中央で起点を作る役割を持っていて、ザック全盛期の前田と本田の関係みたいです。

 

 特にグラルがボールを持つとマルティネスと広州の両SHが高い位置に上がり、たとえDFが寄せてもボールを繋いでしまうグラルは調子のいい本田そのものでした。


 浦和のサッカーは中央で起点を作られることを前提としていません。作られるとしても最終ラインの誰かならボールを取れる、もしくは攻撃を遅らせることが出来るという考えで成り立っています。だからこそ中盤は柏木1枚で構成されています。


 しかし、強靭なフィジカルを持った外国人相手だとそれも成り立ちません。阿部が寄せてもグラルからボールを奪えないシーンがありましたが、ああいうシーンを作られると浦和としては厳しかったです。特にこういったチームはJリーグにありませんし、浦和としては相性の悪い相手だったのではないでしょうか。


 また、前半はシャドーがパウリーニョにつかまってしまい、ボールを送ってもカットされてカウンターということが繰り返されました。森脇のボールも酷かったですけどね……。


◆正直にサッカーをやりすぎた浦和


 さて、広州は守備時4-4-2と紹介しましたが、実質は6-2-2という布陣で守っていました。


 4-4-2という布陣で浦和に対処するチームが最近出てきまして、それがミシャサッカーに対して成功していることがあります。たとえばガンバ、磐田、浦項といったチームです。間違っているかと思いますが、私の考えでは「最終ラインを同数」ではなく「サイドにおいて同数」を作ることによって浦和を攻略しているのではないでしょうか。


 フィジカルの強い広州相手にこの守備をやられていたらおそらく浦和は攻め手を無くしたことでしょう。ですが広州は「最終ラインを数的有利」とすることを選びました。

 2013年のナビスコ決勝でネルシーニョ監督も6バックを敷いてきましたが、広州の場合はボランチ2人で浦和のシャドーを守れると判断したのだと思います。実際、浦和は2列目の脇を上手く突くことが出来ませんでした。後半の森脇のクロスから興梠のクロスくらいが有効に使えたシーンでした。


 浦和は途中から最終ラインを阿部、遠藤、青木の3ボランチが形成してパスを出していましたが、相手が6-2-2で来てくれるなら普段の4-1-5で戦っても良かったかなとは思います。最終ラインを止めようとしてくる相手には、がんばってこちらの3列目から圧力を加えていかなければいきませんから。


 そういった意味で、変則的なシステムを使ってきた広州相手に、もう少し工夫があってもよかったのかなと思いました。リスクはありますが青木や阿部が森脇や槙野にもう少し近づくとか、シャドーが下がり目でパスの中継地点を作るだとか。せっかく相手の2列目は2人しかいないんですから、数的有利を作ろうとしてもよかったはずです。


◆最後に


 2点目については日テレで都並さんが解説してくれた通り、駒井が下がってそれにより空いたスペースを槙野が走り込んでクロス→ズラタンの落としを興梠、という今シーズンからものすごく取り組んで暮れているポジションチェンジの成果。


 決まったときは叫びましたがまだまだACLは続きます。ホームで勝ち点3を取りたいですね。