２０１４年１２月２０日(日)

今朝の気温　　６℃　　湿度　　７２％
今日の天気予報　　

　　風強し

　〇　今日の体調　　３６．４℃　血圧　Ｈ１７６－Ｈ９８
　　　・久しぶりに都会の雑踏に紛れて疲れが出たのか
　　　　血圧が急上昇　気を付けなければ

　　　・　抗がん剤治療　１７クール　第１週の３日目　
　　　　　　副作用と思われる声枯れ状態が続く
　　　　　　時々、しゃっくりが出る

　　　　　

昨日は、
　
がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン
　連携４大学合同市民公開シンポジウム
　　
　　がんを知り、がんと生きる
　　　～大都市圏における都市型がん診療とは～

　　日時　平成２６年１２月２０日(土)　１３：００～１６：３０

　　会場　帝京大学板橋キャンパス臨床大講堂

という催しに参加してきました。

１１：００
　自宅をマイカーで出発

１１：２０
　栗橋駅到着　２４分発の赤羽経由板橋行きに乗車

１２：２２
　板橋駅到着

　　３月以来、８ヶ月ぶりでお降り立った駅前広場
　　　　　　前には風変わりな提灯

１３：００
帝京大学付属病院　到着
　　
　　２０１３年１２月初頭から１ヶ月間、手術を受けるため
　　に入院したが、主治医から紹介のあった術前の「重粒
　　子センター」(千葉市稲毛区)での臨床試験に参加。

　　そこでの事前の最終チェックのＰＥＴ検査で、腰椎、肋
　　骨に転移が見つかり　１０日間の予定だった照射は１
　　回も受けずに出戻りとなり、おまけに手術不可の宣告
　　もされて抗がん剤治療をすることになった因縁付きの
　　病院。
　　
　　派遣まえに転移を見つけてくれなかったことへの不満
　　があって抗議をしたが受け入れられず、３か月間は引
　　き続き通院して抗がん剤治療を受けた。

　　その後、「埼玉県立がんセンター」の受け入れが認め
　　られたので転院することになった。
　

　

１３：３０分開始だというのに、大講堂を使った割には最
　　　　　後まで客席はまばらで、１５０人程度しか集まら
　　　　　なかった。(雨が降っていたことも影響した)　

　　　　(　開始時には、この倍ぐらい集まった感じ　)

１３：３０
定刻開始　
オープニングリマークは、冲中　佳史帝京大学学長。

　　　　途中省略　　　　

いよいよ、期待の
杏林大学医学部腫瘍内科教授　古瀬　純司先生が登壇。
　

　
主な内容は、次のようなものでした。
　　
　　スライドを暗視カメラにセットして撮ってきたので、それを
　　読み取って、そのまま書き写します。

①　消化器がん化学療法のトピックス
　　　
　　ゲムシタビン＋ナブパクリタキセル併用療法が２０１４年　　
　　１２月１８日、適応承認となる。

② 転移を伴う膵癌に対して推奨される一次化学療法は
　　何か

　　推奨される治療　(膵癌診療ガイドライン２０１３年改訂版)
　　　　・ゲムシタビン単独
　　　　・ゲムシタビン＋エルロチ二ブ(タルセバ…筆者注)　　
　　　　・Ｓ－１単独(ＴＳ－１…筆者注)
　　　　・ＦＯＬＦＩＲＩＮＯＸ
　　　
　　　　　　　以上を、適切に使い分ける。

③　これに、２０１４年改訂版で①の治療が加わると思う。

④　膵癌化学療法の進歩　ー　日本人でのデータ

　　Ⅰ．腫瘍縮小率
　　　　　
A ゲムシタビン　　　　　　　　　　１８％
　　　　 B　ＦＯＬＦＩＲＩＮＯＸ　　　　　　　　　３９％
　　　 C　新たに加わる①の併用療法　　４４％

　
　Ⅱ．腫瘍進行の安定効果
　　　　　　
A ５５％
　　　　　Ｂ　　　　　　　　６９％
　　　　　Ｃ　　　　　　　９４％

　　　Ⅲ．生存期間中央値

　　　Ａ　　　　　　６．３ヶ月
　　　Ｂ　　　　　１０．７ヶ月
　　　Ｃ　　　　　１３，５ヶ月

Ⅳ．最後に…まとめ
　
　　　　　・　がん治療専門医と緩和ケア、在宅診療、
　　　　　　　在宅療養支援の医療機関との連携が
　　　　　　　極めて大切
　　　　
　　　　　・　１５年前、有効な化学療法が皆無だった
　　　　　　　膵がんでも、次々に有効な治療法が確
　　　　　　　立してきた

　　　　　・　進行度や患者さん個々の状況に応じた
　　　　　　　適切な治療選択が重要

　　　　　・　遠隔転移をコントロールできる時代　?

以上が、我々膵癌患者に関連した講義の主な内容です。

以降、
　アグネスチャンさんの特別講演とパネルデスカッション
　がありましたが、長くなりますので明日にします。

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