2015年11月6日(金)
○ 今日の体調 体温 36.7℃
血圧 113-69
・ やや不調 しゃっくり頻発 倦怠感
抗がん剤治療 12クール目 第1週の2日目
昨日に引き続き「温熱療法(ハイパーサーミア)」についての記事です。
なぜ今回、ハイパーサーミアを次の抗がん剤治療までの「中継ぎの一手」として選択したかということですが、それは以下の理由からです。
「腰椎および肋骨に転移がある手術不能の膵がん」でステージ4bとの確定診断を受けた時から、経済的に余裕がないので、治療費は保険診療の範囲内のみで行うことに決めていました。この治療は、1クール4~8回程度までは(病院によって違いがあるそうです)保険診療として扱われること。また、これまで有害事象の発現がほとんどないこと。これが、第1の理由です。
治療の効果については、これまで何度か記事の中で採り上げさせて頂いた尊敬する梅澤充医師(ブログ「現在のがん治療の功罪~抗がん剤治療と免疫治療」の著者)の読ませて頂いた記事の中でハイパーサーミアのことを数回に亘って記事にされ、「一度は試すに値する、保険診療で認められた、有効性を報告している論文がある」期待できる治療として推奨されています。これが第2の理由です。(許可なく転記・転載を禁止とありますので以下に列記します。)
○ 参考ブログなど
「ハイパーサーミア・温熱療法」(2010.6.14)
「温熱療法」(2010.12.3)
「ガン温熱療法」(2011.2.23)
「有効性を報告している論文」の一つは次のものと思われます。
「切除不能膵胆管に温熱化学放射線療法が有効」
現在の病状は、腫瘍マーカーの急上昇、腫瘍の増大とかなり厳しいものですが、年明け早々ぐらいまでは何とかこのまま継続したいと思っていたところ、「有効に作用する可能性のある治療」として現治療のGS療法と併用出来るということ。これが第3の理由です。
もちろん、この治療に否定的な見解を持つ医療者がいることも知っています。私も欠かさず読ませて頂いているブログ「がん治療の虚実」の著者の腫瘍内科医でニックネームSho先生もそのお一人です。
ブログ「温熱療法99.9%癌が治せます?」で、コメントへの回答形式で、民間のまやかし温熱療法を含めて否定的に述べられています。
しかし、今回は前記3点の理由からハイパーサーミヤを選択することにしました。日程が決定し治療が開始された時には、その詳細を報告します。
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