2014年12月 9日(火)

今朝の気温  2℃  湿度 94%  少し寒さが緩んだ
今日の天気予報   たり たり

  〇 今日の体調  体温 36.5℃  血圧 136-75
     ・ 好調

    ・ 抗がん剤治療 16クール 2週目の5日目 
         副作用 なし

                     
     
「新米」という言葉には2つの使われ方がある。

一つは、
仕事や芸事を始めてからまだ日が浅くそれに慣れて
いないことの意で、テレビなどで見る「新米刑事(デカ)」
「新米社長」などがそれである。

もともとは江戸の頃、商店などで新入りの店員が
新しい前掛けを着けていたのを「新前(しんまえ)掛け
と呼び、これを省略して「新前(しんまえ)」さらに訛って、
新米(しんまい)」に変化したという説が有力だそうだ。

なので、新しい米を意味する「新米」とは直接は関係
ないとされる。

さて、もう一つの使われ方、
文字通り新しくその年に収穫されのことだが、
案外この言葉の意味するところを知らない人が多い。

何故なら、誰しもが納得できるような明確な定義が
定まっていないからとも言える。

少し堅い話になるが、
「JAS法」に基ずく「玄米および精米品質表示基準」に
よれば、新米と表示できるのは、収穫年の年末までに
精白・包装された精米に限るとなっている。
つまり今月末まで。

しかし
これはいわゆる融通の利かない「お役所的」区分の
仕方によるものであって実情にはそぐわない。

我が家のように、田植えが4月中旬、秋の収穫が
8月下旬であるところはまあ良いとして、地域によって
は収穫が10月にずれ込むところがあり、「新米」と
呼べる期間はわずか3ヶ月しかない。

だが、
温暖化の影響もあって年々収穫時期が早まっている
ので、店頭で新米と表示された米が売られるのは、
若干地域によって違い
はあるが、翌年の年初か、
せいぜい春まで
と言われている。

そうは言っても、私はこれまで店頭で米を購入した
ことがないので、自分の目で確かめたことがない。

これを契機に、年が明けたらスーパーや、今や何でも
扱っているホームセンターにでも出向いて実際に見て
みようと思っている。


ただし、

言うまでもないが「新米」と表示が出来なくなった
からといって「古米」なるわけではなく、
最近は「低温倉庫」などが普及して長期に渡って
品質が保たれるようになっている。

それ故、
言葉上の「新米」や「古米」に拘らずに自分の
味覚に自信をもって「美味しい米」を選択する
ようにしたら良いと思う。





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