【蒸溜所を訪ねて】


〜 神戸蒸溜所 〜

神戸市北区の道の駅
「神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」内にある、
「神戸蒸溜所」に見学に行ってきました。




ワイナリーだった 遊休施設を活用して、
神戸の貿易会社「グロースターズ」が
2022年10月に 新しく立ち上げた蒸溜所です。




1993年に神戸市の外郭団体
「神戸みのりの公社」が 神戸産の葡萄を
100%使用した ブランデー造りを始めましたが、
1995年に起きた 阪神淡路大震災の影響で製造を停止。



樽に残って 熟成が続いた「神戸ブランデー」は
海外で 高い評価を受けたこともあり、
神戸市は 当時の蒸溜器を活用する 事業者を募集して、
約30年ぶりに 蒸溜所が再開されることになりました。




コニャックの製造でも使用される
『アランビック・シャラント』(単式蒸溜器)と
呼ばれる フランス直輸入の ブランデー蒸溜器と、



ウイスキー造りのために
新たに 銅製の単式蒸溜器をニ基 導入しました。










現在は 高品質の 海外産モルトを使用して、
ウイスキー造りを 進めておられますが、
今後は 名水百選にも選ばれた 布引渓流の水や
地元農家と協力して生産した 国産モルトを使った
商品の開発も 検討されているそうです。




ウイスキーは熟成中ですが、
神戸の「山」と「海」をイメージした
KOBE GIN   YAMA  と   UMI  や、
梅酒、ブランデーの他に、国際空港免税店限定の
「NEW POT 空港オリジナルラベル あじさい」
などを販売されています。(オンラインショップ有り)



地元神戸のウイスキー蒸溜所として
注目していきたいですね。