私は普通の家庭に産まれた。
お母さんは毎朝私よりも早く起き、朝食を作り、学校に行っている間に家事や洗濯を済ませる専業主婦。
ご飯を作り忘れたことも、寝坊したこともない。
お金に関しても、必要以上の贅沢はさせず、必要さえあればなんでもしてくれる。
学校で忘れ物をすれば、電話一本ですぐに届けてくれて、熱が出た時もすぐに駆けつけてくれた。

お父さんは自宅で働いている。
一人で自営業で、しかもお父さんが開業したので、最初の準備から現在に至るまでの全ての責任全てを請け負っている。
なのに小さい頃から、お姉ちゃんに付きっきりのお母さんがいない分、いつも一緒にいてくれて、仕事場にずっといても文句を言われたことがなかった。
それでも躾は十分にしてくれて、ご飯のときにテレビをみるのはもってのほか。
ひじをついてり、茶碗を左手で持たなかったり、箸の持ち方や鉛筆の持ち方が違っても、ゲンコツをくれる人。
たばこは吸わない。お酒は週に一回。外に飲みに行くのなんて、年に1~2回。
年末、父の実家に帰る時ですらPCを持って行って仕事をしている。
年の丸一日の休みは0。

もちろん、家庭訪問、運動会、その他学校の行事は両親来てくれなかったことは一度もない。

お姉ちゃんは姉らしくしっかり者。
ドジな私をいつもサポートしてくれた。
お姉ちゃんがいなかったら、事故死していたなんて状況もあった。
年は一つしか違わないので、私の学生時代はほぼ共有した。
成績、習い事に関しても、私よりも常に上位をいっていた。
とても自分を持ってる人で、お姉ちゃんが好きといったものは私も好きになり、嫌いといったものは嫌いになるくらい。それくらい憧れていた。

そんな私は恵まれた環境にのびのび生きてきた。
友達は多いわけではないが、それなりに親しい人がいる。
成績は普通より上。真面目な外見で、通知表はとてもいい。
部活ではいい賞もとった。
希望の学校に行かせてもらえた。
体重、身長共に平均。
際立ってグロ面というわけではない。
友達のいざこざは周りにはなく、いじめとも無縁。




「こんな私でも悩みがあるのです。」

「何をいってるの。あなたみたいな恵まれた人が!世界には明日の食べ物さえなくて死にそうな人がいるのよ。」






「ソウデスヨネ。私は恵まれてる。」

「そうよ。貴方は恵まれてるのよ!辛いのは貴方だけじゃないのよ。」





そんなの分かってた。
人より劣る部分がないから
私だけはしっかりしないといけないことくらい。


分かってたから今まで誰にも言わなかった。


そんな自分の中に革命を起こしてみたかった。
敢えて思いを口に出してみた。



「人それぞれだからね。
その人にとっては重要な悩みだから、どうでもいいってことはないんだよ。」

「だから、自分のこと傷つけたり、死ぬなんて言わないでね。
悲しむ人がいるから。」


私はその人が悲しむことは辞めようとその時は思った。




何人かの人はそう言ってくれた。







それでいいと錯覚してしまった。



弱音を吐いてしまった。


弱音を吐いたら、
それが数倍の重荷になって返ってくることはわかっていたのに。


でも、
その重荷が来て身を持ってわかった。



私の中で私を慰めてあげれば、なにも重くない。



私は私が一番理解している。




それは、
高校生のときに感じた考えだった。


私は原点に戻った。

革命も体験した。



もう。
迷わないで済む気がします。





これからは
普通の日記を書きます。


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