私なら
〇月〇日に辞めさせてください
ではなく、
後任が決まって引継ぎが終わったら、
辞めさせてください
と言います。
世間一般では、1カ月前までに退職を申し出ればいいことになってるのかもしれないけど、
社員10人にも満たないちいさな会社で、
経理も一人しかいなくて、
人員配置も潤沢でなく、
みんないっぱいいっぱいのところで頑張ってるってことくらい、
一緒に仕事してるんだからわかってて当然で。
1カ月前に言ったんだから辞めてもいいですよね。
っていう思考には到底ならない。
象さんとの引継ぎは想像以上に困難の連続でした。
まず、話が通じない。
聞いても、正しい答えがかえってこない。
自分の言いたいことを言いたいときに言う。
「やらせる」のではなく「やってみせ」て教えた気になってる。
こっちの都合に関係なく、自分が思いついたときに呼ばれて、五月雨式に説明する、
などなど。
だいぶ経って気づいたのですが、
聞かれたことにまともに答えないのは、
答えないんじゃなくて、答えがわからないから自分の知ってることに話をすり替えて、さも知ってるようにごまかしてただけなんだな、と。
それじゃあ伝わるわけがありません。
例えば、公共料金を払ったのを仕訳けるのに、
片方は「売掛金」もう一方は「買掛金」
どちらもお客さんの代わりに立て替えて支払ったものなのに、です。
象さんに聞くと
象「こっちは税金みたいなもんじゃん」
K「こっちも公共料金だから、同じですよね?」
答えにつまった象さん
「そんな細かいことまでいちいち気にしなくてもいいじゃん、理由とか関係なく、そのまま覚えればいいじゃん。
そんなに気になるんだったら、簿記勉強したら?」
相当失礼極まりない発言だけど、
いちいち反論したところで水掛け論になるだけで、象さんも納得しないだろうし、そんなことにつきあってあげるほど暇じゃないので、そこはスルーですけど、
言わせていただければ、簿記を知ってるからこそ、なんでそんな科目を使ってるのか気になるわけで、
今まで何十年もそんなことも説明出来ない状態で仕事してたかと思うと驚愕です。
そこの疑問はたまたま会社に来ていた顧問税理士事務所の方にきちんと説明していただき、解決しました。
