今日、とあるきっかけでふと思い出したことがあったので、したためておこうと思います。
あくまで自分のために。
自分が高校生のときに、同じ部活で1つ下のとある後輩くんがいました。
吹奏楽部だったんですけど、よく音楽の話なんかして、みんなで一緒に遊んでいたものです。
後輩くんはBUMPとか宇多田が大好きで、私と意気投合し、部室で会うたびに、何度も語り合った仲でした。
みんなが高校卒業して、社会人になって数年。
仕事中に、仲良しの先輩から突然電話がかかってくる。
「後輩くんが難病で入院してて、もう危ない。今夜が山らしい。」
職場の駐車場で泣きまくってた。すぐ病院に行こうとしたけど、家族の邪魔になるから行くなって、先輩にとめられた。
家族に会ったところで、どんな言葉かけるの?って。
信じられなくって、放心状態だった。
次の日の朝方、とりあえず手術が一段落して、容態が安定したと連絡をもらった。
でも、気づいたら仕事終わりに病院に着いてた。
家族の人に差し入れでも届けられたらと思ったけど、受付で名前を聞いたら、面会謝絶で、家族の人にも会わせてもらえなかった。
やっぱり先輩が言ってたことが正しかった。自分が行ったところで何にもできる訳じゃないのに、考えずに行動してしまったと、後悔した。
それでエレベーターに乗って帰ろうしたとき、本当に何が起こったか全く覚えてないんだけど、なぜか「4」のボタンを押していた。
帰る玄関は「1」階なのに。
「4」階に、なにがあるかも知らないのに。
そして、なんのためらいもなく、迷うこともなく、4階でエレベーターを降りて、廊下を歩いていった。
薄暗くて、とっても静かなフロアだった。
そしたら、大きな自動ドアがあるところへやってきた。
看板には「ICU」と書いてあった。
ここで初めて、あれ、私はいったいどこへ歩いて来たんだ?と焦りはじめた。
何も知らずに、なんとなく歩いてたどり着いたのがICU。
直感で、このドア向こうに後輩くんがいるんだって思えた。
後輩くんに、一番近づけるところまで連れてきてくれたんだなと、頭で思った。
ドアの前で、精一杯後輩くんが助かるようにお願いをしてきた。
それから誰にも会うことなく、一人で家に帰った。
それから数日たって、仕事中に先輩からメール。
後輩くんが亡くなったこと。
お通夜とお葬式の日程のこと。
お通夜に行くと、懐かしい部活のメンバーがいっぱい集まっていた。
みんなまだ信じられないみたい。
後輩くんの同級生たちが、受付をしたり、香典返しを配ったり、てきぱきと動いていた。
みんな変わってないのに、その中に後輩くんがいなくて、とっても不思議な感じがした。
家族の人が話していた。
とても長い間、闘病生活をしていたこと。
家族みんなでささえあってきたこと。
後輩くんは、やっぱり音楽が大好きだったこと。
会場にはBUMPが流れていた。
「supernova」は反則だ。
もうこの曲聴くたびに、後輩くんのことしか思い出せなくなったよ。
一回だけ、ライブで「Dear」を歌ったことがあるけど、これは後輩くんに向けて。
歌詞はちょっと変えて(著作権的に問題あったんだろうけど)後輩くんに。
もうすぐお盆だからか。
急に思い出して、なぜか文字に残さなきゃという気持ちになった。
まるでICUのドアの前に立った時と同じような気持ちです。
実は今までご挨拶に行けていなかった。
今年の夏こそは、後輩くんのところへご挨拶に行ってこようと思います。
まずは誰かに場所を教えてもらわなきゃ。
先輩に聞いてみよう。
あ…なんかスッキリしました。
自分への日記。
でも、誰かに聞いて欲しかったのかもしれません。
一方的で申し訳ありませんが…。
長い話をそっと読んでくださった方、ありがとうございましたm(__)m
