このシリーズは、前作『空の名前』が大ヒットした事であまりにも有名ですね。
僕が気に入ったのは、この夜空バージョンです。
今更説明するまでもないと思うのですが、日本古来の名称とカラー写真がとても魅力的な本です。
僕は写真集やイラスト集等のビジュアル面に特化した本は滅多に手にしないのですが、この本は"宙"の名前の美しさ名前の説明としての写真に惹かれて買いました。
この本では、数々の美しい宙の写真はあくまでも脇役なのです。
また名前の解説でも単に学説的な事だけではなく、万葉集や柳田国男等、様々な文献から関連する一節を引用してくれているのが良いです。

良い本や綺麗な言葉に出会う度に、僕はいつも心から日本に生まれた事を感謝します。