へちま
へちまである。
あかすりを作るのではない。もちろん食用である。
食べられると知らない人はびっくりするかもしれない。
ヘチマを食用にするのは、日本では、沖縄と南西諸島、南九州だけらしい。
ご他聞にもれず、その南九州に属する当家では、今からは、毎日のように食卓に登る。
たいていは、味噌汁の具であるが、たまには、炒め物にもなる。
沖縄では、へちまの味噌炒めを「なあべえらあぬぶし」 というらしい。
もちろん父の故郷、台湾でも常食である。
ちょっとにがみがあり、ゼリーのような触感なので、好き嫌いはあるかも・・
しかし、サポニンが大量に含まれ、繊維質たっぷりなので、ダイエットにはとてもよろしい。
そのうちブームになるかもね。
昔(江戸時代)は、関東でも食していたそうな。
ヘチマの語源は、いろは文字のへとちの間のとだそうで、
江戸名物の行商で、とうり(糸瓜)うり~と呼び声をしていたのが、判りにくい上、言い方ががめんどうで、
ヘチマ売り~となったそうで、
じつに、江戸っ子洒落の利いた話ではある。
毎日10センチくらいは伸びるし、つぎつぎと実をつける。
もう、ヘチマには飽きたよ~母さん!という頃には
出水平野に鶴がやってくる。
季節は巡る。
写真
この年まで、写真というものに勤しんだことがなく、また、芸術的センスもないほうなので、
会社の人たちに携帯で撮った写真を見せると、彼らに、黒麹氏の写真はいつも直球ストライクだなと笑われる。
たいてい、仕事の現場の状況写真などが、撮影の目的なので、
被写体をど真ん中において、背景など構わないからだろう。
写真の撮り方のうまい娘にでも指南を受けて、いつか友人たちを見直させたいという願望はあるのだが・・・・
さて先日、某自称プロカメラマン氏に、講釈願ったところ、黒麹氏はなめないからだめなのだとプロ氏がのたまわった。
ん?なめる?もちろんなめちゃおらんですよ?写真はなめんといかんのですか?
と?????があたまの中をめぐったが、
直接の被写体の前に、印象物体を写しこんで、被写体を際立たせるのだと、専門的なことをのたまわる。
まあ、氏の言うことは理解できた。
そこで、撮ってみた。
長島からの風景
やしの木なめの天草諸島
ははは