2024/4/19




アカデミー賞を受賞した

「オッペンハイマー」を観てきた




原爆を開発した

米国の物理学者を描いた作品である。









初めから終わりまで

映像と共に重く沈んだ

音楽が流れていた。




そのことからも

主人公の苦悩と葛藤が伝わってきた。










また主人公は人類上の歴史に残る

優れた知性を持つ人々と

多く関わっていた。




それなのに、

誰も「正しい道」を

導き出すことができなかったくらい

その当時世界は混乱していた















作品には登場人物多く

展開早く


白黒とカラーと映像が

細かく切り替わるため


理解するのに頭の中が

とんでもないことになっていた。







普段は映画の途中で

トイレに立つことがあるのだが


今回は一度も席を立つことなく

集中していないといけなかった










わかりにくいという点から言えば


登場人物が多く、

聞きなれない言葉も頻繁に出てくる

大河ドラマ「光る君へ」


似たような感覚あった








その点、朝ドラの「虎に翼」は

何と分かりやすく描かれているのだ

と思う













実はもうすでに「子」に

ハマってしまっている。




 この作品で描きたかったものは

反戦なのだろう

物理学者の葛藤なのだろうか。








いずれにしても

なぜあの時敵対するナチス・ドイツが

敗北したにもかかわらず

大気への引火により

世界が破滅してしまう危険性あった

原爆開発をやめられなかったのか。








さらに既に空襲で

壊滅状態の日本に

原爆を投下する必要があったのか。




という強い疑問とわだかまりは

拭い去ることはできなかった














今、世界には約1万発の核ミサイルが

あると言われている。




プーチン大統領は核兵器使用に度々言及し

ウクライナを脅し、

北朝鮮も核ミサイルによる

威嚇を続けている。














映画の帰り道、

郊外にある桜の名所に立ち寄った。





見事な桜の風景が心を癒してくれた。




このような美しい風景を、

これから生まれてくる

すべての子どもたちへ

引き継いでいく為にも、






二度と広島や長崎のような

悲劇を繰り返してはならない。